アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

米国、中国に北朝鮮への外交・経済圧力強めるよう要請 (ロイター)

2017年06月22日 | 米中貿易摩擦と東アジア
米国、中国に北朝鮮への外交・経済圧力強めるよう要請 
ロイター2017年 06月 22日 09:28 JST)

 
[ワシントン 21日 ロイター]

  ティラーソン米国務長官は21日、中国との外交・安全保障対話後に記者会見し、北朝鮮の核・ミサイル開発を抑止するために経済的、外交的圧力を一段と強めるよう中国側に迫ったことを明らかにした。

  ティラーソン氏は「われわれは中国に対し、一段の緊張の高まりの回避に向け、北朝鮮に対し経済的、外交的な圧力を強める責任があると強調した」と述べた。

  一緒に会見したマティス国防長官は「米国や同盟国を(北朝鮮から)守るために必要なあらゆる措置を今後も講じる」と表明。

  トランプ大統領は20日、北朝鮮問題での中国の対応について結果が見えていないと不満を表明したばかりで、米国の北朝鮮政策について不透明感が高まっていた。

  ティラーソン長官によると、トランプ大統領は年内に訪中する。マティス長官は米中双方は両軍同士の協力を拡大することで合意したと述べ、トランプ政権が北朝鮮問題を巡り中国に不満を抱きながらも、米中関係の改善を引き続き目指す意向であることを示唆した。

  ティラーソン長官によると、米側が中国に対し北朝鮮の核・ミサイル開発を支える不法活動の摘発に向け協力を呼び掛けたことに対し、中国側は同国企業が制裁対象なっている北朝鮮の企業などとの取引を回避すべきだと確認。


  ティラーソン氏はマネーロンダリング(資金洗浄)や労働力の輸出、コンピューター・ハッキングを含む資金源を断ち切る必要性を強調した。

 「世界や国連安全保障理事会の各国はこの取り組みを行っており、中国にもその責任を果たすことを期待している」と語った。

 
 今回の対話では北朝鮮問題のほか、南シナ海の領有権問題や世界的な反テロリズム対策などについても意見を交換。

 対話には米側からティラーソン、マティス両長官、中国側からは楊国務委員と人民解放軍の房峰輝・連合参謀部参謀長が出席した。

南北関係「最悪の状態」 韓国大統領の対話提案拒否 北朝鮮 (時事通信)

2017年06月22日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
南北関係「最悪の状態」 韓国大統領の対話提案拒否 北朝鮮
時事通信2017/06/22-09:41)

 【ソウル時事】

 北朝鮮の祖国平和統一委員会報道官は21日、談話を発表し、韓国の文在寅大統領について名指しを避けつつ、「われわれの核戦力強化措置に言い掛かりをつけている」と非難、「北南関係は、対座しても(問題を)解決できるのか憂慮せざるを得ない最悪の状態に陥っている」と主張した。朝鮮中央通信が21日深夜、伝えた。
 
 文大統領は15日、「北朝鮮が核・ミサイルの追加挑発を中断すれば、北朝鮮と条件なしに対話を行うことができる」と呼び掛けたが、対話提案をはねつけた形だ。
 
 談話は「対話を行うと言いながら、相手を『挑発者』とののしり、『国際的制裁圧力』を叫ぶことは、事実上、対話をしないというのと同じだ」と批判した。


米、対北朝鮮で圧力強化要請 外交・安保対話で中国に 南シナ海は平行線 (時事通信)

2017年06月22日 | 米中紛争と東アジア
米、対北朝鮮で圧力強化要請 外交・安保対話で中国に 南シナ海は平行線
時事通信 2017/06/22-08:15) 

 【ワシントン時事】

 米中閣僚級による外交・安全保障対話の初会合が21日、ワシントンで開かれ、ティラーソン米国務長官は終了後の記者会見で、「中国はより強い経済的、外交的圧力を北朝鮮にかける責任を負っている」と強調した。米側は、北朝鮮の核・ミサイル計画の放棄に向けた中国の取り組みは「結果が出ていない」(トランプ大統領)と見なしており、中国側に圧力強化を求めた形だ。
 
 ティラーソン氏は、米中の企業が国連安保理決議の制裁対象となっている北朝鮮企業などと取引を行わないことで一致したと明らかにした。米側は北朝鮮と取引を続ける中国企業の取り締まりを中国側に求めており、対応が不十分な場合には米国が独自制裁を科すと警告した可能性もある。
 
 南シナ海問題をめぐっては、米側は中国による軍事拠点化に反対し、中国の拠点近海に艦艇を派遣する「航行の自由作戦」を今後も継続する方針を確認した。マティス国防長官は会見で「われわれは認識の隔たりを埋めるために取り組み続ける」と述べており、南シナ海問題をめぐる議論は平行線をたどったもようだ。 
 
 ティラーソン氏はまた、「トランプ大統領は年内の訪中を楽しみにしている」と述べたが、時期については明らかにしなかった。
 会合には米側からティラーソン氏とマティス氏、中国側から外交を統括する楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)国務委員と人民解放軍の房峰輝・連合参謀部参謀長が出席した。外交・安保対話は4月の米中首脳会談で設置が決まった。



北朝鮮問題で「重要な役割」 米大統領に反論 中国外務省 (時事通信)

2017年06月22日 | 米中紛争と東アジア
北朝鮮問題で「重要な役割」 米大統領に反論 中国外務省
時事通信 2017/06/21-18:26)

 【北京時事】中国外務省の耿爽・副報道局長は21日の記者会見で、トランプ米大統領が北朝鮮の核問題に関する中国の取り組みについて「結果が出ていない」と指摘したことに対し、「中国はたゆまない努力を続け、重要で建設的な役割を果たしてきた」と反論した。
 耿氏は、交渉再開に向けて中国は関係国に働き掛けてきたと述べ、「中国の貢献は誰の目にも明らかで、不可欠だ」と強調。各国がそれぞれの責任を果たすよう呼び掛けた。 


韓日外相が電話会談 慰安婦問題で平行線も対北協力では一致 (聯合ニュース)

2017年06月22日 | 日韓紛争
韓日外相が電話会談 慰安婦問題で平行線も対北協力では一致
聯合ニュース2017/06/21 16:52


 【東京、ソウル聯合ニュース】

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と日本の岸田文雄外相が21日、電話会談を行った。19日の康氏の就任後、初の会談となる。両氏は旧日本軍の慰安婦問題を巡る韓日合意については立場の違いを改めて浮き彫りにした一方、対北朝鮮での協力では一致した。

 電話会談は日本からの要請で20分ほど行われた。外交部によると、康氏は慰安婦合意について「韓国国民の大多数と被害者たちが受け入れられずにいるのが現実だ」とし、「こうした点を直視し、双方が共に努力して賢く解決していくべきだ」と述べたという。合意の履行や破棄については立場を明示せず、文在寅(ムン・ジェイン)政権の基本的立場を改めて示した格好だ。

 これに対し岸田氏は、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をうたった合意の「着実な履行が必要だ」と述べた。

 一方、北朝鮮がミサイル発射などの挑発を繰り返していることに対し、両氏は深刻な懸念を共有した。制裁や対話などあらゆる手段を用いて北朝鮮の完全な核廃棄という目標を達成するため、韓日、韓米日が緊密に協力することで一致した。

 また、康氏は「日本は基本的価値と戦略的利益を共有する近しい隣国であり、両国の関係が未来志向的な成熟した協力パートナーに発展するよう希望する」と述べた。岸田氏はこれに対し、「戦略的利益を共有する重要な隣国である韓国と、国民同士の交流を含む未来志向的な関係を発展させるため、共に努力したい」と応じた。

 両氏は、今年日本で開催予定の韓日中首脳会談を早期に開くために協力することで一致したほか、早い時期に顔を合わせ、両国の懸案を協議することにした。

 また、日本の文部科学省がこの日、独島は日本固有の領土で韓国が不法占拠していると明記した小中学校の学習指導要領解説書を公表したことと関連し、康氏は強い遺憾の意を示したという。

韓国大統領「慰安婦問題、日本は謝罪すべき」 (聯合ニュース)

2017年06月22日 | 日韓紛争
韓国大統領「慰安婦問題、日本は謝罪すべき」
聯合ニュース 2017/06/21 08:47

【ワシントン聯合ニュース】

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日付の米ワシントン・ポスト紙のインタビューで、旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の日本との合意について、「前政権で行われた日本との慰安婦合意は韓国人、とりわけ被害者に受け入れられていない」と述べた。

 また、問題を解決するポイントは「日本政府がその行為について法的な責任を負い、公式に謝罪すること」と話した。ただ、この一つの問題で韓日関係の進展が妨げられてはならないと強調した。

 文大統領の発言は慰安婦合意の再交渉に乗り出す考えを示す一方、同問題とは別に冷え込んだ韓日関係の改善を図る姿勢を示したものと受け止められる。




ロ戦闘機、米軍機に異常接近 バルト海の国際空域 (時事通信)

2017年06月21日 | ロシアのニュース
ロ戦闘機、米軍機に異常接近 バルト海の国際空域
時事通信 2017/06/21-05:58)


 【ワシントン時事】米国防総省は20日、バルト海の国際空域で、米偵察機RC135にロシア軍戦闘機が異常接近したと発表した。ロイター通信によると、ロシア国防省はこれに対し、米偵察機が戦闘機に接近したと反論した。

 米国防総省によると、ロシア戦闘機SU27が19日、通常任務に就いていたRC135に接近。米紙ワシントン・ポストによれば、SU27は数メートルの距離まで接近し、両翼を揺らすなどしながら数分間並走した。
 同省のデービス報道部長は「深刻な事故を招きかねない危険な行為で、ロシア軍には国際安全基準を順守するよう求める」と批判した。


中国の努力、結果出ず 北朝鮮問題でけん制 米大統領 (時事通信)

2017年06月21日 | 米中紛争と東アジア
中国の努力、結果出ず 北朝鮮問題でけん制 米大統領 
時事通信 2017/06/21-07:43)

 【ワシントン時事】

 トランプ米大統領は20日、ツイッターで「習近平・中国国家主席と中国の北朝鮮問題への取り組みに、非常に感謝するが、結果が出ていない」と指摘した。トランプ政権は中国に対し、北朝鮮の核・ミサイル計画放棄に向けて影響力を行使するよう求めている。21日にワシントンで行われる米中の閣僚級による外交・安全保障対話を前に中国をけん制した形だ。
 
 トランプ政権は、北朝鮮と取引のある中国企業を取り締まるよう中国に働き掛けている。中国の対応が不十分な場合はこれらの企業に米国独自の制裁を科すと示唆してきた。北朝鮮は核計画を放棄する意思を示しておらず、米側は外交・安保対話でも、中国に北朝鮮への圧力をさらに強めるよう迫るとみられる。


北朝鮮問題での中国の対応は失敗、結果見えず トランプ米大統領 (ロイター)

2017年06月21日 | 米中紛争と東アジア
北朝鮮問題での中国の対応は失敗、結果見えず トランプ米大統領
(ロイター 2017年 06月 21日 06:55 JST )


[ワシントン 20日 ロイター]

  トランプ米大統領は20日、中国は北朝鮮に核開発を放棄させるため、働きかけを行っているものの、これまでのところ失敗に終わっているとの見方を示した。

 大統領はツイッター上で「北朝鮮問題で習近平国家主席と中国の取り組みを高く評価するが、結果は見えていない。少なくとも努力は認めよう」と述べた。同発言が対北朝鮮政策における方針転換を示すものかどうかは不明。

中ロ、日本海で合同演習へ 日米けん制か (時事通信)

2017年06月19日 | 東アジアニュース
中ロ、日本海で合同演習へ=日米けん制か
時事通信 2017/06/18-23:56)

【北京時事】

  中国国防省は18日、9月中下旬に日本海とオホーツク海で中ロ両国が合同軍事演習を行うと発表した。両国は軍事的連携を誇示することで、同盟関係を強化する米国と日本をけん制する狙いがありそうだ。

  また、これに先立つ7月下旬にはバルト海でも合同演習を実施する。中国国防省は、今回の合同演習について「中ロの全面的戦略パートナー関係の強化」が目的で、海上での救援活動などに重点を置いて行うと説明。その上で「定例の演習であり、第三国に向けたものではない」としている。
 中ロの海軍は2012年から大規模な合同軍事演習を毎年実施。昨年9月に初めて南シナ海で演習を行った。