アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

韓国と対話の機会探る 官房長官 (ロイター)

2014年02月16日 | 日韓紛争
インタビュー 中国の対日批判に反論、韓国と対話の機会探る 官房長官 (抜粋記事)
ロイター 2014年 02月 16日 08:58 JST
[東京 15日 ロイター] (久保信博、リンダ・シーグ :編集 石田仁志)

 前文省略 

<日韓関係、改善の時期は明言せず>

中国同様に悪化した韓国との関係については、地域の安定を求める米国が、改善に向けた働きかけを強めている。日本は外務省の伊原純一アジア大洋州局長が2月18─19日に訪韓し、韓国政府の関係者と会談することを決めた

菅官房長官は「(韓国とは)近いがゆえにさまざまな問題があるが、そういったことを乗り越えて、話し合いをすることが大事。日本の考え方を外交ルートを通じて真摯に説明して、粘り強く理解を求めたい」と語り、対話の機会を探る考えを示した。

ただ、オバマ米大領領がアジアを歴訪する4月までに関係を改善できるかどうかについては明言を避けた。3月にオランダのハーグで開かれる核安全保障サミットで、安倍首相と朴槿恵大統領が会談する可能性が取りざたされているが、菅官房長官は「国会会期中なので、まだ(ハーグに)行けるかどうかということも決まっていない」と語った。

日韓関係の改善は従軍慰安婦問題が障壁となっているが、菅官房長官は「(1965年に締結した)日韓基本条約のなかですべて解決済みというのが日本の立場」と説明。「そうしたことも含め、粘り強く説明していきたい」と述べた。

2月22日に島根県が主催する「竹島の日」の式典に政務官を派遣する方針については「変わらない」と語った。

中国の対日批判に反論 官房長官 (ロイター)

2014年02月16日 | 米中紛争と東アジア
インタビュー 中国の対日批判に反論、韓国と対話の機会探る 官房長官 (抜粋記事)

ロイター 2014年 02月 16日 08:58 JST
[東京 15日 ロイター] (久保信博、リンダ・シーグ :編集 石田仁志)

菅義偉官房長官は15日、ロイターのインタビューに応じ、中国が世界中で強化している対日批判の宣伝戦略について、日本が軍国主義という指摘は当たらないと反論した。

ただ、日本側の広報に問題があることは認めた。米国が強く改善を求める日韓関係については、対話の機会を探る考えを示した。

昨年末に安倍晋三首相が靖国神社に参拝して以降、中国は世界各国で日本批判を展開。今年に入り、69のメディアを使って日本の軍国主義が復活したなどと宣伝している。

これに対し菅官房長官は「中国は20年間(軍事費を)毎年10%以上増やし続けている」と指摘。東シナ海に防空識別圏を設定したことにも言及し、「そうした国から軍国主義と言われても、まったく当たらない」と語った。

中国の批判に日本側はこれまで67件で反論、残り2件にも反論を検討しているが、専門家からは安倍政権の宣伝外交の拙さを指摘する声が出ている。「(参拝は)中国に対し、日本を攻撃し、中国は良いやつ、日本は悪者というメッセージを送るきっかけを与えた」と、広報戦略のコンサルティング会社、フライシュマン・ヒラードの田中愼一社長は言う。

菅官房長官もその点は認め、「日本は広報戦略に欠けていた」と語った。その上で、「日本はダメなものはダメだと毅然と主張しながら、しかし冷静に対応していく」と述べた。

 以下省略