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13年の経常黒字、最小の3兆3061億円 貿易赤字は最大  ( 日本経済新聞 )

2014年02月10日 | 日本経済とイノベーション
13年の経常黒字、最小の3兆3061億円 貿易赤字は最大
日本経済新聞 2014/2/10 10:14

 財務省が10日発表した2013年の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は3兆3061億円の黒字だった。黒字幅は前年に比べ31.5%縮小し、現行基準で比較可能な1985年以降では12年(4兆8237億円の黒字)を下回り最小だった。円安を背景に海外投資の見返りである所得収支の黒字幅は過去最大となったが、原粗油など燃料輸入が高水準で貿易赤字が過去最大となったことが影響した。

 貿易・サービス収支は12兆2349億円の赤字で、過去最大を更新した。貿易収支は輸送の保険料や運賃を含まない国際収支ベースで10兆6399億円の赤字。3年連続の赤字で、赤字幅は12年(5兆8141億円)を上回り過去最大だった。円安を背景に輸出額は前年比9.0%増の66兆9694億円で3年ぶりに増えた。米国向けの自動車や中国向けペットボトル原料などの有機化合物が増えた。一方で輸入額は15.4%増の77兆6093億円。4年連続で増え、過去最大となった。燃料に加え光電池など半導体等電子部品やスマートフォンなど通信機輸入が増えた。旅行や輸送動向を示すサービス収支は1兆5950億円の赤字だった。

 所得収支は16兆5318億円の黒字で、前年より黒字幅は15.8%拡大した。3年連続の拡大で、黒字幅は07年(16兆4670億円)を上回り過去最大だった。企業の海外事業投資の見返りである直接投資収益と、配当金や利子など証券投資収益がともに増えた。

 円相場は1ドル=97.71円で、前年比22.5%の円安(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)だった。

 併せて発表した13年12月の経常収支は過去最大となる6386億円の赤字だった。赤字は3カ月連続。赤字が3カ月連続となるのは12年11月~13年1月以来となる。貿易・サービス収支は1兆4450億円の赤字で、12月としては過去最大だった。赤字は21カ月連続で、赤字幅は前年同月に比べ6244億円拡大した。うち貿易収支は1兆2126億円の赤字で、12月としては過去最大。輸入額は7兆726億円で過去最大だった。サービス収支は2324億円の赤字だった。

 所得収支の黒字は前年同月比24.1%増の8843億円で、4カ月連続で増えた。直接投資収益、証券投資収益ともに増加した。季節調整済みの経常収支は1967億円の赤字で、4カ月連続の赤字だった。

円安ショック 韓国航空会社が相次いで日本線運航中止へ (聯合ニュース)

2014年02月10日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
円安ショック 韓国航空会社が相次いで日本線運航中止へ
聯合ニュース 2014/02/09 10:39


【ソウル聯合ニュース】韓国のアシアナ航空と大韓航空が円安による収益悪化を理由に一部日本路線の運航を中止する。
 航空業界によると、21日からアシアナ航空が釜山-大阪線(1日2往復)の運航を中止する。既に国土交通部から運航中止を承認されたという。
 アシアナ航空の関係者は「日本路線は全般的に収益が減少している。路線の再編過程で運航中止を決めた」と話している。
 一方、大韓航空は来月30日から仁川-静岡線(週3往復)の運航を中止する。同社関係者は「完全に運航をやめるわけではない。今後、需要が回復すれば再開する」と説明する。
 両社は昨年、円安による日本人観光客の減少や韓国人の放射能に対する懸念、韓日関係の悪化などで一部路線の運航を中止したり減便したりしている。
 大韓航空は昨年3月に仁川-長崎線の運航を中止。10月からは岡山、新潟、小松線の運航回数を減らした。アシアナ航空も仁川発の仙台線、静岡線を減便している。

 両社は昨年、中国や東南アジアなど大部分の路線で乗客を増やしているが、日本路線については減少した。
 大韓航空の日本路線の乗客は昨年、前年比15.4%減の約391万6000人。アシアナ航空も日本路線の乗客が前年比で5.5%減った。乗客の減少や格安航空会社(LCC)との激しい競争で両社の収益性は大幅に悪化している。大韓航空とアシアナ航空は昨年、それぞれ176億ウォン(16億7200万円)、112億ウォン(10億6400万円)の営業損失を出している。
 収益改善の一環として、大韓航空は5月から米ヒューストンに新規就航する。またニューヨーク線に超大型旅客機エアバスA380を投入して1日1往復から2往復に増便するなど米国路線のてこ入れを図る