MotoGP 第16戦 マレーシアGP 予選コメント
■開催日:2009年10月24日(土)予選
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温34度
■路面温度51度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/2'00.518)
REPORT
V・ロッシが、今季6度目のポールポジションを獲得。
J・ロレンソも2番グリッドを獲得し、チームメイトのふたりが揃ってフロントロウに並ぶのは今季12回目。
ロッシは、セッション序盤からトップタイムを記録。
中盤には一時、C・ストーナーにトップを譲ったものの残り25分でまた逆転し、その後は他をまったく寄せつけなかった。
終盤はさらにタイムを更新し、2006年に自身が記録したポールポジションレコードを塗り替えた。
決勝4位以内でチャンピオンが決定する。
COMMENT
YAMAHA
V・ロッシ選手(予選1位/ 2分00秒518/21周)
「最終ラップがすごく良かったからうれしいよ!
ピットボードを見て、自分でも信じられないくらいだったんだ。
速かったとは思っていたけれど、まさかあれほどとはね!
チームのみんなと一緒に懸命に仕事に取り組み、ブリヂストン・タイヤについては手応えをつかむことができた。
これがスムースに運んだおかげで時間に余裕ができて、終盤にはポールポジションを狙っていくこともできたんだ。
このコースではフロントロウに並ぶことがとても重要だから、本当に良かったと思う。
しかも決勝用のセッティングのほうも非常にうまくいっていて、ペースも十分だよ。
つまり絶好のコンディションというわけさ!
ここの暑さは過酷だから、明日は相当、厳しい戦いになるだろう。
でも僕らには十分なアドバンテージがあるから、きっといいレースができると思う。
明日をお楽しみに!」
D・ブリビオ、チーム監督
「何という素晴らしいラップタイムなんだ!
バレンティーノはラップレコードを更新し、何としても欲しかったポールポジションをもぎとった。
チームも本当によくがんばってくれたので、その成果が、最高の場所からのスタートという形になった。
我々は今、万全の状態にあり、明日をとても楽しみにしている。
いい日になるよう、祈るばかり。」
J・ロレンソ選手(予選2位/2分01秒087/23周)
「あまりいい状態ではない。
ちょっと厳しい状況と言ってもいいかな。
コンディションは昨日とほとんど同じだが、とにかく昨日のようなグリップが感じられない。
しかもその理由が見つからないんだ。
そういうわけで期待していたような前進ができなくて、ライバルたちのペースについていくことができなかった。
これからデータを分析して、明日のウォームアップで何ができるか考えなければならない。
でもフロントロウに並べたことはとても良かったと思う。
決勝でもっと良い走りができるように、ベストを尽くすよ。」
D・ロマニョーリ、チーム監督
「最後の最後にホルヘは好タイムを記録し、フロントロウを獲得することができた。
このことがとても重要なのだ。
しかし、決勝に向けてはまだ課題があって、依然としてリアグリップの不足に悩まされている。
今はまだパーフェクトの状態とは言えず、ここを何とか改善しなければならないんだ。
チームも全力でがんばってきたが、やるべきことはまだたくさん残っている。
今晩、データを分析して何らかの改善策を見つけ、それから明日のウォームアップで試してみるつもり。」
C・エドワーズ選手(予選9位/2分02秒195/23周)
「今日のマシンの様子からすれば、その中での最速を引き出すことができたと思う。
今日は実はちょっと厳しい状況で、どうやらここまで方向性を間違っていたようだ。
いつも同じところで同じだけ遅れてしまうので、セッティングを変えてみると、ある部分が良くなるけれども他の部分を犠牲にしてしまう。
とくにマシンの切り返しがどうしてもうまくいかないんだ。
僕は本来、そこは上手くいったはずなんだけど。
このコースでは、とくに第3コーナーでいつも遅れてしまうんだよ。
でも僕の前のライダーたちも、ラップタイムではそんなに離されているわけではないから、あとはスタートが重要になる。
序盤でできるだけ前へ出て、フィリップアイランドのときみたいに引き離して行きたい。
少なくともグリッドではドビツィオーゾの前にいるから、彼より少しでもたくさんのポイントを獲れるように頑張りたい。
そうすれば最終戦のバレンシアでランキング5位を決める可能性も出てくるはず。」
J・トーズランド選手(予選16位/2分03秒528/22周)
「今回は本当に厳しい状況。
この結果は予想していなかった。
このコースはもともと、あまり相性が良いほうではないから、楽な戦いにならないことは分かっていた。
でもそれにしても、こんな結果とは思っていなかった。とくにリアタイヤのサイドグリップ不足に悩んでいて、このため自信を持ってプッシュすることができない。セッションの間にいろいろなセッティングを試し、何とかいい方向へもっていきたいと思っていたけれども結局は効果が見られなかった。
とくにコーナリング中と、スロットルの開けはじめが問題だ。
明日は暑さも敵になるだろうけれど、セッティングの面ではギャンブルも仕方がない。
グリッドがこんなに後方では難しいけれど、僕は決してあきらめない。
そしてモンスター・ヤマハ・テック3チームのために、明日もまた全力で走る。」
HONDA
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「どのレースもそうだが、今回もフロントローに並べてよかった。
決勝に向けてバイクの状態はいいが、できることなら、もう少しセッティングを進めたい。
今日はレースタイヤのアベレージはよかったが、ソフトタイヤでのアタックがうまくいかなかった。
ミスをしたし、渋滞にぶつかっていくらか集中力も失った。
明日は厳しいレースになると思うが、勝利を目指してベストを尽くしたい。」
トニー・エリアス(MotoGP 6番手)
「今回はリズムよく走れたし、2列目に並ぶことができた。
しかし、トップグループに加わるにはもう少しペースを改善したい。
今回はリアのトラクションをよくするために全力を尽くした。
まだ完全ではないし、改善しなければいけない部分もある。
明日のウオームアップでさらにセットアップに集中したい。」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 8番手)
「昨日から今日にかけて、バイクのセットアップに全力を尽くした。
今年になって最も難しいレースウイークだった。
午後の予選になって、やっとペースを上げることができたが、今回はこのグリッドが精一杯だった。
路面温度が高くリアのグリップ不足を感じた。
ハイスピード区間からの減速もうまくいかなかった。
徐々によくなってきたが、ウオームアップでさらにいい状態を見つけたい。」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 10番手)
「今日の結果には満足している。
というのも、昨日は予想もしていなかったほど、タイムで遅れを取ってしまっていたが、今日はそれを大きく縮めることができた。
今回はすごい接戦だったし、2列目に並んだチームメートとわずか0.2秒しか離れていない。
明日のレースは、総合7位をキープするために全力を尽くしたい。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 11番手)
「フリー走行は5番手だったのに、今回は4列目からのスタートになってしまった。
予選の結果には本当にがっかりしている。
しかし、レースタイヤでのペースは悪くないし、午後の予選でもラップタイムを改善することができた。
しかし、ソフトタイヤでのアタックがうまくいかず、ポジションを落としてしまった。
明日は厳しいレースになることは間違いないが、レースタイヤではリズムよく走れているし、あきらめずに全力を尽くしたい。」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 17番手)
「コース中盤のT3で大きくタイムをロス。
それを最後まで解決できなかった。
データを分析して決勝までにセッティングを見い出し、ベストを尽くしたい。」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「ダニは、フロントローに並ぶという目標は果たしたが、決して、順調なセッションではなかった。
もし、クリアラップが取れていたら、今日はPPを取れていたと思う。
もう少し、レースペースも上げる必要はあるが、優勝争いに加われる状態はできたと思う。
ドヴィツィオーゾは、順調にセットアップが進んでいたが、アタックがうまくいかず、4列目からレースに挑むことになった。
しいグリッドからのレースになるが、ペースは悪くないし、追い上げのレースに期待したい。」
250cc
青山博一(250cc ポールポジション)
「バイクの状態はまずまずだと思う。
今日も決勝に向けてセットアップを続けたが、最終的にかなりよくなった。
明日のレースはすごく大事な戦いになるが、気合を入れすぎないよう、今日と同じような感じで走りたい。
開幕前にも言ったけれど、とにかく、明日はチャンピオン争いを意識せず、思い切り走りたい。
日本から大勢のファンが来てくれているので、表彰台に立って、よかったと言ってもらえるようなレースにしたい。」
ラタパーク・ウィライロー(250cc 6番手)
「午前中のフリー走行では、昨日のタイムを更新できず、6番手にポジションを落としてしまったが、予選では6番手をキープすることができてよかった。
明日の決勝では、いいスタートを切ってトップグループで戦いたい。
タイから応援に来てくれるファンのためにもいいレースをしたい。
6番手は今年のベストグリッド。
今日の結果はとてもうれしい。」
ヘクトル・ファウベル(250cc 7番手)
「フリー走行でニュータイヤを2セット使ってみたが、リアサスペンションを硬くしたことでセッティングがとてもよくなったことを感じた。
しかし、セッション終盤に高速の右コーナーで転び、右腕を痛めてしまった。
バイクのダメージも大きかったが、予選に向けてスタッフが懸命に働いてくれたおかげで、とてもいいフィーリングで予選を走ることができた。
2列目に並べて、まずは目標達成。
決勝ではベストを尽くしたい。」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 10番手)
「アタックがうまくいかず、10番手に終わってしまったが、バイクの状態はよく、タイヤの選択も決まった。
前回オーストラリアで表彰台に立ったときに、マレーシアもうまくいくだろうかと不安になったが、明日はいいレースができるという自信ができた。」
富沢祥也(250cc 16番手)
「中盤までは順調だったのだが、アブラハムを抜こうとしたときに接触しそうになり、それを避けるためにラインを変えたことでフロントが巻き込んでしまった。
転ぶまでは10番手前後だったのだと思うのだが、最終的に16番手までポジションを落とした。
区間ベストをつなげれば8番手タイムだったので悔しい。
しかし、初めてのサーキットとしてはいい走りができた。
転倒しなければもっとよかったと思う。
チームに申し訳ない気持ちだが、明日の決勝でいい結果を残したい。」
青山周平(250cc 19番手)
「昨日から抱えているリアのトラクション不足が今日も解決せず、そのセッティングで一日が終わった感じがする。
とにかくリアの接地感が上がらず、コーナーの立ち上がりでアクセルが開けにくかった。
おまけに、キャブレターのセッティングも決まらず乗りにくかった。
原因はフィリップアイランドで使ったショートスイングアームにあるのかも知れないので、明日のウオームアップはスタンダードに戻して走ってみたい。
グリッドが悪いけれど、追い上げのレースにしたい。」
■開催日:2009年10月24日(土)予選
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温34度
■路面温度51度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/2'00.518)
REPORT
V・ロッシが、今季6度目のポールポジションを獲得。
J・ロレンソも2番グリッドを獲得し、チームメイトのふたりが揃ってフロントロウに並ぶのは今季12回目。
ロッシは、セッション序盤からトップタイムを記録。
中盤には一時、C・ストーナーにトップを譲ったものの残り25分でまた逆転し、その後は他をまったく寄せつけなかった。
終盤はさらにタイムを更新し、2006年に自身が記録したポールポジションレコードを塗り替えた。
決勝4位以内でチャンピオンが決定する。
COMMENT
YAMAHA
V・ロッシ選手(予選1位/ 2分00秒518/21周)
「最終ラップがすごく良かったからうれしいよ!
ピットボードを見て、自分でも信じられないくらいだったんだ。
速かったとは思っていたけれど、まさかあれほどとはね!
チームのみんなと一緒に懸命に仕事に取り組み、ブリヂストン・タイヤについては手応えをつかむことができた。
これがスムースに運んだおかげで時間に余裕ができて、終盤にはポールポジションを狙っていくこともできたんだ。
このコースではフロントロウに並ぶことがとても重要だから、本当に良かったと思う。
しかも決勝用のセッティングのほうも非常にうまくいっていて、ペースも十分だよ。
つまり絶好のコンディションというわけさ!
ここの暑さは過酷だから、明日は相当、厳しい戦いになるだろう。
でも僕らには十分なアドバンテージがあるから、きっといいレースができると思う。
明日をお楽しみに!」
D・ブリビオ、チーム監督
「何という素晴らしいラップタイムなんだ!
バレンティーノはラップレコードを更新し、何としても欲しかったポールポジションをもぎとった。
チームも本当によくがんばってくれたので、その成果が、最高の場所からのスタートという形になった。
我々は今、万全の状態にあり、明日をとても楽しみにしている。
いい日になるよう、祈るばかり。」
J・ロレンソ選手(予選2位/2分01秒087/23周)
「あまりいい状態ではない。
ちょっと厳しい状況と言ってもいいかな。
コンディションは昨日とほとんど同じだが、とにかく昨日のようなグリップが感じられない。
しかもその理由が見つからないんだ。
そういうわけで期待していたような前進ができなくて、ライバルたちのペースについていくことができなかった。
これからデータを分析して、明日のウォームアップで何ができるか考えなければならない。
でもフロントロウに並べたことはとても良かったと思う。
決勝でもっと良い走りができるように、ベストを尽くすよ。」
D・ロマニョーリ、チーム監督
「最後の最後にホルヘは好タイムを記録し、フロントロウを獲得することができた。
このことがとても重要なのだ。
しかし、決勝に向けてはまだ課題があって、依然としてリアグリップの不足に悩まされている。
今はまだパーフェクトの状態とは言えず、ここを何とか改善しなければならないんだ。
チームも全力でがんばってきたが、やるべきことはまだたくさん残っている。
今晩、データを分析して何らかの改善策を見つけ、それから明日のウォームアップで試してみるつもり。」
C・エドワーズ選手(予選9位/2分02秒195/23周)
「今日のマシンの様子からすれば、その中での最速を引き出すことができたと思う。
今日は実はちょっと厳しい状況で、どうやらここまで方向性を間違っていたようだ。
いつも同じところで同じだけ遅れてしまうので、セッティングを変えてみると、ある部分が良くなるけれども他の部分を犠牲にしてしまう。
とくにマシンの切り返しがどうしてもうまくいかないんだ。
僕は本来、そこは上手くいったはずなんだけど。
このコースでは、とくに第3コーナーでいつも遅れてしまうんだよ。
でも僕の前のライダーたちも、ラップタイムではそんなに離されているわけではないから、あとはスタートが重要になる。
序盤でできるだけ前へ出て、フィリップアイランドのときみたいに引き離して行きたい。
少なくともグリッドではドビツィオーゾの前にいるから、彼より少しでもたくさんのポイントを獲れるように頑張りたい。
そうすれば最終戦のバレンシアでランキング5位を決める可能性も出てくるはず。」
J・トーズランド選手(予選16位/2分03秒528/22周)
「今回は本当に厳しい状況。
この結果は予想していなかった。
このコースはもともと、あまり相性が良いほうではないから、楽な戦いにならないことは分かっていた。
でもそれにしても、こんな結果とは思っていなかった。とくにリアタイヤのサイドグリップ不足に悩んでいて、このため自信を持ってプッシュすることができない。セッションの間にいろいろなセッティングを試し、何とかいい方向へもっていきたいと思っていたけれども結局は効果が見られなかった。
とくにコーナリング中と、スロットルの開けはじめが問題だ。
明日は暑さも敵になるだろうけれど、セッティングの面ではギャンブルも仕方がない。
グリッドがこんなに後方では難しいけれど、僕は決してあきらめない。
そしてモンスター・ヤマハ・テック3チームのために、明日もまた全力で走る。」
HONDA
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「どのレースもそうだが、今回もフロントローに並べてよかった。
決勝に向けてバイクの状態はいいが、できることなら、もう少しセッティングを進めたい。
今日はレースタイヤのアベレージはよかったが、ソフトタイヤでのアタックがうまくいかなかった。
ミスをしたし、渋滞にぶつかっていくらか集中力も失った。
明日は厳しいレースになると思うが、勝利を目指してベストを尽くしたい。」
トニー・エリアス(MotoGP 6番手)
「今回はリズムよく走れたし、2列目に並ぶことができた。
しかし、トップグループに加わるにはもう少しペースを改善したい。
今回はリアのトラクションをよくするために全力を尽くした。
まだ完全ではないし、改善しなければいけない部分もある。
明日のウオームアップでさらにセットアップに集中したい。」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 8番手)
「昨日から今日にかけて、バイクのセットアップに全力を尽くした。
今年になって最も難しいレースウイークだった。
午後の予選になって、やっとペースを上げることができたが、今回はこのグリッドが精一杯だった。
路面温度が高くリアのグリップ不足を感じた。
ハイスピード区間からの減速もうまくいかなかった。
徐々によくなってきたが、ウオームアップでさらにいい状態を見つけたい。」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 10番手)
「今日の結果には満足している。
というのも、昨日は予想もしていなかったほど、タイムで遅れを取ってしまっていたが、今日はそれを大きく縮めることができた。
今回はすごい接戦だったし、2列目に並んだチームメートとわずか0.2秒しか離れていない。
明日のレースは、総合7位をキープするために全力を尽くしたい。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 11番手)
「フリー走行は5番手だったのに、今回は4列目からのスタートになってしまった。
予選の結果には本当にがっかりしている。
しかし、レースタイヤでのペースは悪くないし、午後の予選でもラップタイムを改善することができた。
しかし、ソフトタイヤでのアタックがうまくいかず、ポジションを落としてしまった。
明日は厳しいレースになることは間違いないが、レースタイヤではリズムよく走れているし、あきらめずに全力を尽くしたい。」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 17番手)
「コース中盤のT3で大きくタイムをロス。
それを最後まで解決できなかった。
データを分析して決勝までにセッティングを見い出し、ベストを尽くしたい。」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「ダニは、フロントローに並ぶという目標は果たしたが、決して、順調なセッションではなかった。
もし、クリアラップが取れていたら、今日はPPを取れていたと思う。
もう少し、レースペースも上げる必要はあるが、優勝争いに加われる状態はできたと思う。
ドヴィツィオーゾは、順調にセットアップが進んでいたが、アタックがうまくいかず、4列目からレースに挑むことになった。
しいグリッドからのレースになるが、ペースは悪くないし、追い上げのレースに期待したい。」
250cc
青山博一(250cc ポールポジション)
「バイクの状態はまずまずだと思う。
今日も決勝に向けてセットアップを続けたが、最終的にかなりよくなった。
明日のレースはすごく大事な戦いになるが、気合を入れすぎないよう、今日と同じような感じで走りたい。
開幕前にも言ったけれど、とにかく、明日はチャンピオン争いを意識せず、思い切り走りたい。
日本から大勢のファンが来てくれているので、表彰台に立って、よかったと言ってもらえるようなレースにしたい。」
ラタパーク・ウィライロー(250cc 6番手)
「午前中のフリー走行では、昨日のタイムを更新できず、6番手にポジションを落としてしまったが、予選では6番手をキープすることができてよかった。
明日の決勝では、いいスタートを切ってトップグループで戦いたい。
タイから応援に来てくれるファンのためにもいいレースをしたい。
6番手は今年のベストグリッド。
今日の結果はとてもうれしい。」
ヘクトル・ファウベル(250cc 7番手)
「フリー走行でニュータイヤを2セット使ってみたが、リアサスペンションを硬くしたことでセッティングがとてもよくなったことを感じた。
しかし、セッション終盤に高速の右コーナーで転び、右腕を痛めてしまった。
バイクのダメージも大きかったが、予選に向けてスタッフが懸命に働いてくれたおかげで、とてもいいフィーリングで予選を走ることができた。
2列目に並べて、まずは目標達成。
決勝ではベストを尽くしたい。」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 10番手)
「アタックがうまくいかず、10番手に終わってしまったが、バイクの状態はよく、タイヤの選択も決まった。
前回オーストラリアで表彰台に立ったときに、マレーシアもうまくいくだろうかと不安になったが、明日はいいレースができるという自信ができた。」
富沢祥也(250cc 16番手)
「中盤までは順調だったのだが、アブラハムを抜こうとしたときに接触しそうになり、それを避けるためにラインを変えたことでフロントが巻き込んでしまった。
転ぶまでは10番手前後だったのだと思うのだが、最終的に16番手までポジションを落とした。
区間ベストをつなげれば8番手タイムだったので悔しい。
しかし、初めてのサーキットとしてはいい走りができた。
転倒しなければもっとよかったと思う。
チームに申し訳ない気持ちだが、明日の決勝でいい結果を残したい。」
青山周平(250cc 19番手)
「昨日から抱えているリアのトラクション不足が今日も解決せず、そのセッティングで一日が終わった感じがする。
とにかくリアの接地感が上がらず、コーナーの立ち上がりでアクセルが開けにくかった。
おまけに、キャブレターのセッティングも決まらず乗りにくかった。
原因はフィリップアイランドで使ったショートスイングアームにあるのかも知れないので、明日のウオームアップはスタンダードに戻して走ってみたい。
グリッドが悪いけれど、追い上げのレースにしたい。」