ICI石井スポーツでニクワックスを買ってきた。効果を試す相手がラッドステップのレインパンツで、裏地がメッシュ素材だったりするので、表地に吹き付けるタイプのニクワックスを選んでみた。これで撥水性能は回復するだろうが、レインパンツとしての機能はどうだろうか。
ラッドステップのレインにはドライシールドXTという素材が使われている。ゴアテックスと同様に防水透湿性が謳われているが、それがどういう理屈なのかは説明がない。ウェアのタグを見ると、「ナイロン(防水透湿加工)」となっているので、ナイロンの生地に何らかの処理を施しているようだが、それが何なのか。
一度でもクリーニングに出すと、防水性は明らかに劣化する。防水性が無くなると言っていいくらいに。単に強力な撥水剤をかけてあっただけなのか。
というのは、ラッドステップにはデタッチャブルパンツ(撥水)と、デタッチャブルレインパンツ(防水)の2種類があって、クリーニングした防水パンツはクリーニングしない撥水パンツとあまり違いがないからだ。
撥水と防水の違いは生地の厚みと、それに染み込ませてある撥水剤の量の違いなのではないかと勘ぐる次第である。
もし愚考の通りだとすれば、ニクワックスの処理で新品同様の性能に復活するし、何か別な防水加工がしてあったのならば、単なる撥水パンツの出来上がりだ。
しかし、撥水パンツができるのならば、それでもいいのである。このデタッチャブルレインパンツ、実は雨具としてより、普段のフィッシングパンツとして購入したものだからだ。
霞ヶ浦でオカッパリをしていると、土手の雑草が夜露に濡れていたり、ヤブコギをしたりしなければいけない場面がある。その際に、より快適に釣りができるように撥水、または防水のパンツを使っているのだ。このラッドステップのパンツはカーゴポケットなどが充実しているため、フィッシングパンツとして使い勝手が良い。だから防水性が復活しなくても、晴れた日にも出番が多いパンツなのだ。
まあ、でも、神のレインパンツのように夜露だけでベシャベシャになるのも何だからね。ニクワックスの効果に期待しようか。