ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

学力

2013-02-16 07:41:38 | Weblog
指導力を向上させるための教師の取り組み。教師が教師に講義し、内容が分かりやすいかを確認しているとニュースでやっていた。

なかなかいい試みだと思って見ていたが、結果に唖然。講義で出した数学の問題が難しすぎると意見が出たのだ。
問題は三角形の面積を求めよ、というもの。三辺の長さは分かっているが、高さは分からない。つまり面積を求めるために高さを導き出すのが主題である。

パッと見れば、上から垂線を下ろして三平方の定理。あとは連立方程式を解くだけの簡単な問題だ。何が難しいのか。ああ、そうか、小学生の問題か。方程式を使わずに、となると難しいゾ。どうやるんだ?

そして、解答。
垂線を下ろして、三平方の定理で連立方程式……
ん? 中学3年生? え? それじゃあ難しくないじゃん。

それを他教科の教師等が「問題が難しすぎる」「こんなのが正解できるのは学年に一人」と言い出したのである。また、数学の教師は、彼等に理解させることができずにタイムアップになった。

ヤバすぎる。
中3でこの問題が難しすぎるとか、どれだけ学力が低下しているのか。「垂線が引けるところまでできれば十分ではないか?」という意見を出した教師、小学生を教えているんじゃないんだぞ。

数学の教師が「一つの問題に教えることを詰め込みすぎた」と反省していたが、反省の必要など全くない。これで垂線を引けたら正解、なんてやっていたら馬鹿が出来上がってしまうゾ。

ホント、子供の脳の発育が心配になってくるよ。脳の神経回路を複雑にするには、深い思考が重要なんだぜ。
コメント
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