ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

歴史街道

2013-02-20 12:48:45 | Weblog
エルトゥールル号の文字を見て、雑誌歴史街道を買った。通勤電車内で読もうと思ったのだが、とても読んではいられなかった。

ダメだ、このエピソードは。いつ読んでも涙が止まらない。

これは日本とトルコの友好の歴史物語である。明治時代に和歌山沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の乗員を日本人が命懸けで救助し、本国へ送り届けた。トルコはその恩を決して忘れないと誓い、イラン・イラク戦争時にテヘランに取り残された日本人を命懸けで救出してくれた。

恥ずかしながら、このトルコとの絆を、ボクも戦争の時まで知らなかった。トルコでは教科書にまで載せて、日本への感謝を伝え続けてくれたのに。

この話を知って以来、トルコは大好きな国になった。2002年のワールドカップで、日本代表はトルコに敗れて16強までで大会を終えるが、相手が親日のトルコだったから悪い気はしなかった。当時、トルコの人も「日本に負けるならばいいんじゃないか」と言っていて、正々堂々と試合ができたのは本当に良かったと思う。

エルトゥールル号から始まるトルコとの友好を、初耳だという人や、聞いたことはあるけどよく知らないという人は、この雑誌を読んでみてほしい。日本人ならば是非とも知ってほしいエピソードだ。強力に推薦する。

こういう友好関係は、この先いつまでも続けていきたいものである。


ところで、ネトウヨの人には、この雑誌の最初のページが面白いだろう。黒鉄ヒロシのエッセイが掲載されている。

日本とトルコに結ばれた友好のようなプラスの歴史を、世界中に散らばるそういうプラスの話を集めて、国際教科書として出版できないか、と彼は問う。そして、誇る話のひとつだに無き国は、大慌てで善行に勤しんだりして…と結ぶのだ。

なるほど、誇る話が全く無い国もある。それも日本のすぐ近くにね。
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原発

2013-02-20 07:33:48 | Weblog
原発に関した報道を見ていると、内容のレベルの低さに呆れる。山本太郎のキ○ガイぶりは論外としても、原発を核と捉えて、核兵器と同列に扱う馬鹿までいる。花火は火薬を使うが、地雷問題とは関係がない。

いま、原発の再稼働で、規制委員会が活断層を問題にしている。しかし、活断層に何か問題があるのだろうか? 地震が起きても原発は壊れない。だいたい地震で壊れるのならば、稼働していようが停止していようが同じことだ。

ボクも原発の推進には反対だが、それはコスト的な面での反対だ。原発はコストがかかりすぎで、少なくとも50年以上稼働させないとペイしない。ところが炉の耐用年数はそれ以下だ。つまりペイしないから反対だ。
逆に、だからこそ造ってしまったら使えよと思う。

停止してようが稼働してようが危険は同じ。しかも地震では壊れない。東日本大震災でも、原発はちゃんと自動停止している。津波による電源喪失がなければ大事故にはいたらなかった。活断層による地震では津波は起こらないのだから、原発を再稼働するのに障害はない。

また、事故は一番古い福島第1原発で最も被害が大きく、新しくなるほど被害が小さくなっている。技術の進歩により安全性が高まっているわけだ。

ボクは国内の原発はさっさと全稼働させて、エネルギー問題を解決してしまえば良いと思っている。

ところで、原発の代替として、再生可能エネルギーを推す人が多いが、意見を聞いていると、まるで再生可能エネルギーに環境問題が無いかのように思っているようだ。とんでもない勘違いである。

太陽光パネルは生産に莫大なエネルギーを必要とする割に発電効率が悪いし、寿命がきたパネルの処理の問題もある。メガソーラーを設置すれば、その地面には日光が当たらなくなり、生態系は破壊される。
風力発電はプロペラから発生する唸りで健康被害が続出しているし、そもそも発電効率が悪すぎる。ベルトの風車で変身できるライダーのような、ショッカー並みの科学力があれば話は別だが。

そんなわけで、ボクは原発再稼働には賛成だ。また、大推進には反対だが、世界における核制御技術をリードする意味でも、原発を続ける必要はあると思う。
四国電力が、電気料金値上げの申請をしようとしている。これなども、伊方原発を再稼働すれば避けられるのではないか。危険性は変わらないのに、停止させているだけで安心している原発反対派の見識の無さには呆れるばかりだ。
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