昨日に引き続き今日も検査である。心電図、超音波と調べていく。
その超音波検査の際に、嫌な出来事があった。
撮影の最中、検査員が手を止めて、しばらく待てと出ていった。やがて、帰ってきた検査員はカーテンの向こうで誰かと相談を始めた。ボソボソと話す声が聞こえる。「前はこんなのなかったんですよ」。
カーテンを開けて、二人の男が入ってきた。一人は検査員、もう一人は、おぉ、さっき診断をしていた先生ではないか。
そして二人で超音波の映像をチェックし、また奥へ行って何か話している。看護婦が来て、「心配することはないんですよ」と励ましの言葉をかけてきた。
な、なんか、かえって不安になるんですけど…
しばらくすると検査員が帰ってきて、ホルターを着けるから、と言う。ホルター? それは24時間心電図検査の機器であった。
いま、体からはコードがいくつも出ている。ドラマ版のターミネーターではクロマティの首の後ろからコードが伸びていたが、まぁ、あんな感じだ。ウィン、ウィーンとモーターが動いて、不死身の男になった気がする。
「はい、このノートをつけて」
先生の声に幻想は破れた。手渡されたのは小さなノート、血圧手帳。
糖尿病手帳、血圧手帳、行動記録簿、う~む、次々と宿題が出てきやがる。夏休み前に、夏の生活を配られた時みたいに気持ちが萎えてきた。
その超音波検査の際に、嫌な出来事があった。
撮影の最中、検査員が手を止めて、しばらく待てと出ていった。やがて、帰ってきた検査員はカーテンの向こうで誰かと相談を始めた。ボソボソと話す声が聞こえる。「前はこんなのなかったんですよ」。
カーテンを開けて、二人の男が入ってきた。一人は検査員、もう一人は、おぉ、さっき診断をしていた先生ではないか。
そして二人で超音波の映像をチェックし、また奥へ行って何か話している。看護婦が来て、「心配することはないんですよ」と励ましの言葉をかけてきた。
な、なんか、かえって不安になるんですけど…
しばらくすると検査員が帰ってきて、ホルターを着けるから、と言う。ホルター? それは24時間心電図検査の機器であった。
いま、体からはコードがいくつも出ている。ドラマ版のターミネーターではクロマティの首の後ろからコードが伸びていたが、まぁ、あんな感じだ。ウィン、ウィーンとモーターが動いて、不死身の男になった気がする。
「はい、このノートをつけて」
先生の声に幻想は破れた。手渡されたのは小さなノート、血圧手帳。
糖尿病手帳、血圧手帳、行動記録簿、う~む、次々と宿題が出てきやがる。夏休み前に、夏の生活を配られた時みたいに気持ちが萎えてきた。