土曜の夜、突然ヒサシが現れた。
釣りの帰りにハーフスピンを買いに来たのだというが、そんなのは口実に過ぎず、どうせ自慢に来たのに決まっている。あるいは嫌がらせか。
案の定、部屋に入って来るなり、得意げに今日の釣りを語り始めた。
横利根でボコボコに釣ってやったとか、50アップをバラしたとか、その時に傷付いた手のひらをかざしたりとか、散々である。
「いや~、釣りに行けない時に、こういう自慢話を聞くと、凄ぉく嫌な気分になりますよね。だから来ました」
ヒサシはそう言ってニヤニヤしている。
さらに、次週も僕は日曜日の出撃だが、僕が行きそうなポイントを、「土曜日の夕方可能な限り遅い時間に、出来る限り荒らしておきます」と、宣言して、「ひーひひひ」と不気味に笑う。
「さて、ラーメン食って、ブログを更新するかな」
そう言って、ヒサシは帰って行った。
腹黒い。
釣りの帰りにハーフスピンを買いに来たのだというが、そんなのは口実に過ぎず、どうせ自慢に来たのに決まっている。あるいは嫌がらせか。
案の定、部屋に入って来るなり、得意げに今日の釣りを語り始めた。
横利根でボコボコに釣ってやったとか、50アップをバラしたとか、その時に傷付いた手のひらをかざしたりとか、散々である。
「いや~、釣りに行けない時に、こういう自慢話を聞くと、凄ぉく嫌な気分になりますよね。だから来ました」
ヒサシはそう言ってニヤニヤしている。
さらに、次週も僕は日曜日の出撃だが、僕が行きそうなポイントを、「土曜日の夕方可能な限り遅い時間に、出来る限り荒らしておきます」と、宣言して、「ひーひひひ」と不気味に笑う。
「さて、ラーメン食って、ブログを更新するかな」
そう言って、ヒサシは帰って行った。
腹黒い。