ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

すわ!火事だ!

2006年06月29日 | 木馬の事
                

           共同通信社より早い配信。昨夜の江津警察署長官舎の火災現場。
           
*****
 
 閉めようとしたら鍵がない。
昨夜 9時半ごろ消防車のピーポーピーポーが聞こえる。どこだろうね火事は?と呑気にお客さんと話していた。
とは言うものの なんだか表が騒がしい。隣のFさんが、「火事よ、そこそこ、ほら、火の粉が見えるでしょう?」
表に出てみた。警察の後ろの方で赤々と煙と共になにやらきな臭い匂いが・・
「いざ 出陣!」と思って、お客さん共々出かけようと思った矢先、鍵がない。
鍵の束には店の鍵2ヶ、家の鍵2ヶ、車の鍵、が引っ付けてある。

 火事現場には行きたいし、かといって開けっ放しにしていて、泥棒にでも入られたらどうしょう、別に重要文化財があるわけでなく、大して入ってないレジは、泥棒さんも落語じゃないけど、「かわいそうにこの店はなんて暇なんだろう」と、置いて行ってくれるかもしれない、それはないか?そう思いながらも、とにかく出かける。
よくこんなに人がいるというくらいの野次馬(私も含めて)だ。

野次馬の話。
 警察の署長宅で9時位までバーベキューをしていたらしいから、その火の不始末じゃない?
今度の署長さんも可哀想に、ついてないね。赴任早々、済生会病院の殺人事件、(いまだ未解決、お宮入りの噂もちらほら・・)今度は官舎の火事。

 全焼だった。隣の親父さんがカメラを抱えていたので、写真をお借りしよう、そう思っていたら、なんでも共同通信社も写真をお願いしていたらしい。
私のブログの方の写真の方が、共同通信社より、早いよきっと。

 いつまでいてもどうしようもないので店に帰り、仕方なしに合鍵の束で帰宅。どこへ置いたのか?最近プチアルツの症状が進行しているような気がするのだが・・ボケたら、子供たち困るだろうね。どうせ姨捨山に捨てられるんだろうね、何もわからないからどうでもいいか・・(一抹の不安は隠せない)帰ってみたら、携帯も店に置き忘れているし・・最悪。

 寝ながらボケについて考える私。
ボケは、心理的要因が多い。自分で私はボケるとか、ボケているんじゃないかとか、常日頃思い続けると本当にボケになる。
 ヒッチコックの映画にあった、そうそう、あった、あった。
悪い下心のある男が、美しい若妻の(こういう時は必ず私が美しい若妻になっている。)財産を狙って、少しずつノイローゼにしていくという話。
鍵を隠しておいて、「また君は 鍵をなくしたのか?」と責めたてて「きっと君は病気なんだ。」と暗示をかけていく。健気な美しい私は次第に自信をなくしていき頭がおかしくなったと思いはじめる。あぁ かわいそうな私・・・
アホらしくなって寝返りをうつ。
 
 そういえば、遠藤周作のエッセイで読んだことがある。
男性がボケた場合、最後まで忘れない言葉は、妻と娘の名前だそうだ。一方女性がボケて最初に忘れる言葉は亭主の名前らしい。
 
 狐狸庵先生らしいといえばらしいが、男性はいつまでも妻に未練たらたら、女性は一時も早く亭主から解放されたいんだね。ま 私は一人だから関係ないけど・・

 で、鍵の束は?といえば、朝出勤して、トイレに電気をつけようと、スイッチの所に手をやったら、隣の本箱の(目の高さ)漫画本の上にちゃんといらっしゃいました。
「なーんだ こんな所にいたの?呼んだ時返事をしてよね、返事を・・」

ひとり言もボケの始まりと何かの本で読んだような・・

晴れ 30℃