ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

今週の頂き物。121,122,123、124,125,126,127番目。

2006年06月24日 | 頂き物

  

今週もたくさん頂きまして、有難うございます。

左からレタス、サヤインゲン、赤玉葱、大根、サラダ菜、キュウリ。

 

 頂いた野菜で冷シャブを作ってみました。

この季節、冷たくした黒豚に野菜の胡麻ダレ、とても美味しかったです。

 

頂いたインゲン豆とコンニャクと、人参をお豆腐の白和えにしてみました。

 

 インゲン豆と、豚肉のピリから炒め煮。

これはとても美味しくてお薦めですから、レシピを書きます。

材料

 インゲン豆、豚肉、ネギ、生姜ひとかけら。

作りかた。

 ①生姜、ネギをみじん切りにする。

 ②インゲン豆、豚肉(細切り)

ごま油で①を炒める。香りが出てきたら②を入れて一緒に炒める。

出汁、すき焼きのタレ、半々で煎り煮して、豆板醤、唐辛子を入れる。

簡単、ピリから、とても美味しい一品です。お酒のお肴によし、ご飯のおかずによし。

晴れ 26℃


[僕の双子の妹たち]を読む。

2006年06月24日 | 本の事
「僕の双子の妹たち」白石公子著・・集英社

この本を読むきっかけは、いつも楽しみに覗かせてもらっているまっしろな気持ちというブログに紹介されていたから・・

『僕の双子の妹たち』・・これまで何度このフレーズを心の中でつぶやいてきただろう。実のり、穂のか、僕、そしてじいちゃん、
四人の生活が始まった。・・・帯より。

 とても読みやすく、本当は作者は詩人らしく、全体に流れる文章がとても抒情詩的で、優しいのだ。

物語は、突然の事故で両親を亡くした僕(直毅)と双子の妹(実のりと、穂のか)そしてじいちゃんが、それぞれその事実を受け止めて健気に助け合いながら生きていくという物、ただそれだけなんだけど、一つの家の中で、様々な父母の生前の事実にも直面して、乗り越えていくという物。

父が5年もの間、母に隠れて交際していた女性。
それは、僕より7歳年上の女性だった。
『安藤さんと呼ばれていた親父、親父と呼ばれていた安藤さん。僕らはいつの間にかお互いの知らない父の姿を断片的に提供しあっていた。それは二人だけの秘密の共有であり、一人では耐えられなっかった喪失感を埋めあっているようでもあった。』・・
家族に内緒で、心を引かれていく僕。

このくだりは少し悲しい。

それより何より、私がこの小説で一番言いたいのはじいちゃんの毎晩の料理。
ものすごく美味しそうで、今度作ってみたいと読むたびに思わせるのだ。
たとえば、
◎ナスの忘れ煮。
 ナスに茶せん包丁を入れて、軽く素あげをして、熱湯をかけて油抜きをする。それを干しえびのだし汁で煮る。
火のかけているのを忘れるくらい、長時間弱火で煮る。・・美味しそう。

◎大根と油揚げの味噌汁。
 油揚げに焼き色がついている。焦げ目を入れてある。・・これも美味しそう。

◎黒豚とほうれん草と、大根の鍋。
 土鍋に日本酒と水を半々に入れる。
潰しニンニクを入れてひと煮立ちさせる。それに豚肉、ほうれん草、スライスした大根を好みで入れてさっと食べるシンプル鍋。・・これも美味しそう。

このように、毎晩じいちゃんの家計料理が登場する。これだけでもこの本を読むだけの価値ありていうところ。

ほのぼのとした、優しい気持ちになること請け合いの一冊でした。