ストロベリーアイスという名前のバラです。
花言葉は 「初恋の感動」・・らしい。
姿を見るだけでいいのです。
姿が見えないと回り道がしたくなるのです。
姿が見えないと 下駄箱に名前を確かめに行くのです。
名前を見つけてそれだけで嬉しくなるのです
そっとなぞってみるのです。
湧永庭園のバラたちの写真です。
隣の親父さん撮影 (クリックしてください。)
******
一年ほど前 ある男性が木馬に来られた。
「お久しぶりです。お変わりありませんか?覚えておられますか?」
「覚えていますとも、お元気そうで・・」
「このたび、定年を迎えました。暇になりましたら、またこちらにも時々寄せてもらいます。」
Kさんとは、40年ぶり、全然お変わりなく益々渋く綺麗に年を取っておられた。
Kさんは、青年時代 私の親友の初恋の相手だったのだ。
二人は学生時代からお付き合いをしていて、一年先輩だったKさんと同じ職場に就職した彼女。
たまたま同じ金融関係の支店に配属になり、大喜びをしていた。
2年間くらいたった頃。
彼女が私にこういった。「同じ職場は、よくないね。上司にいつも怒こられている彼を見るのが忍びない。」
美人だった彼女は、当時 時々色々なイベントの写真などに引っ張りだこだった。
ある時 同じ職場の仲間のアマチュアカメラマンが撮影した彼女の写真が、アサヒカメラの一席になり、仲間内で評判になったことがあった。
その時の評が、『彼女に思いを寄せる作者の気持ちがひしひしと伝わる写真です。』と言うような審査員の評だったように覚えている。
この辺りから、この初恋は崩れていった。
元々 このお付き合いに彼女のご両親の反対もあり、親の進めるお見合いでさっさと結婚してしまって東京に行ってしまった。
私が結婚する一年前の6月の事だった。
風の噂では、Kさんはショックで相当立ち直るのに時間がかかったと聞いていた。
「子供さんはもう手が離れたんですか?」
Kさんのお顔を見ていたら、そんな昔の思いが頭を過ぎった。
「まだ、下が学生なんです。大変ですが、もう少し働かなくてはならないので、頑張ります。」
そして今日は初恋の話になった。
トンボが言った。
「イリコはカド(イリコさんの旦那)一筋じゃないよね。腰の辺りの肉付きをみると、男なら誰でもいいという感じ。」
イリコさん曰く「見たんかね、この助平ェ親父が・・」
「えっちゃんは変なところで、変に堅物なところがあって、心はは乱れたいのに、気持ちが許さないから、可哀想に喜びを知らん!」
「じゃトンボは?」二人して聞いた。
「俺は もう大変だったよ、町内を歩くと女の子が10人ぐらい付いてきて困ったものよ。」
イリコさんが言った。「ブッコラ、ブッコラ音出して歩いて どこの女が付いて来るのよ。」
「若い時からしまりがなかったらどうするんだ。俺のはチョコレートの香りがするんよ。」
イリコさんに無理やり聞き出したところによると、中学1年の時3年生の先輩が好きで顔見ただけで胸キュンとなり、陸上部の練習をのぞきに言ったらしい。
因みに私は 小学校4年生の時、紅孔雀を見て以来中村錦之介だったと言ったら、袋叩きに会った。
本当なんだってば、大きくなったら東京に行ってお嫁にもらってもらおうと決めていたんだから・・
晴れ 時々曇り 梅雨の晴れ間。朝21℃ 午後28℃
花言葉は 「初恋の感動」・・らしい。
姿を見るだけでいいのです。
姿が見えないと回り道がしたくなるのです。
姿が見えないと 下駄箱に名前を確かめに行くのです。
名前を見つけてそれだけで嬉しくなるのです
そっとなぞってみるのです。
湧永庭園のバラたちの写真です。
隣の親父さん撮影 (クリックしてください。)
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一年ほど前 ある男性が木馬に来られた。
「お久しぶりです。お変わりありませんか?覚えておられますか?」
「覚えていますとも、お元気そうで・・」
「このたび、定年を迎えました。暇になりましたら、またこちらにも時々寄せてもらいます。」
Kさんとは、40年ぶり、全然お変わりなく益々渋く綺麗に年を取っておられた。
Kさんは、青年時代 私の親友の初恋の相手だったのだ。
二人は学生時代からお付き合いをしていて、一年先輩だったKさんと同じ職場に就職した彼女。
たまたま同じ金融関係の支店に配属になり、大喜びをしていた。
2年間くらいたった頃。
彼女が私にこういった。「同じ職場は、よくないね。上司にいつも怒こられている彼を見るのが忍びない。」
美人だった彼女は、当時 時々色々なイベントの写真などに引っ張りだこだった。
ある時 同じ職場の仲間のアマチュアカメラマンが撮影した彼女の写真が、アサヒカメラの一席になり、仲間内で評判になったことがあった。
その時の評が、『彼女に思いを寄せる作者の気持ちがひしひしと伝わる写真です。』と言うような審査員の評だったように覚えている。
この辺りから、この初恋は崩れていった。
元々 このお付き合いに彼女のご両親の反対もあり、親の進めるお見合いでさっさと結婚してしまって東京に行ってしまった。
私が結婚する一年前の6月の事だった。
風の噂では、Kさんはショックで相当立ち直るのに時間がかかったと聞いていた。
「子供さんはもう手が離れたんですか?」
Kさんのお顔を見ていたら、そんな昔の思いが頭を過ぎった。
「まだ、下が学生なんです。大変ですが、もう少し働かなくてはならないので、頑張ります。」
そして今日は初恋の話になった。
トンボが言った。
「イリコはカド(イリコさんの旦那)一筋じゃないよね。腰の辺りの肉付きをみると、男なら誰でもいいという感じ。」
イリコさん曰く「見たんかね、この助平ェ親父が・・」
「えっちゃんは変なところで、変に堅物なところがあって、心はは乱れたいのに、気持ちが許さないから、可哀想に喜びを知らん!」
「じゃトンボは?」二人して聞いた。
「俺は もう大変だったよ、町内を歩くと女の子が10人ぐらい付いてきて困ったものよ。」
イリコさんが言った。「ブッコラ、ブッコラ音出して歩いて どこの女が付いて来るのよ。」
「若い時からしまりがなかったらどうするんだ。俺のはチョコレートの香りがするんよ。」
イリコさんに無理やり聞き出したところによると、中学1年の時3年生の先輩が好きで顔見ただけで胸キュンとなり、陸上部の練習をのぞきに言ったらしい。
因みに私は 小学校4年生の時、紅孔雀を見て以来中村錦之介だったと言ったら、袋叩きに会った。
本当なんだってば、大きくなったら東京に行ってお嫁にもらってもらおうと決めていたんだから・・
晴れ 時々曇り 梅雨の晴れ間。朝21℃ 午後28℃