ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

カレーの話。

2006年06月25日 | 四方山話
               
                        ある日の日本海の夕日(和木海岸。)

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  たまたま週刊誌を読んでいたら、東海林さだおの「あれも食いたい、これも食いたい」という連載に面白い事が書いてあった。(週刊朝日の今週号)

 いつか木馬でも話題になったが、カレー屋の汁が足りないと思っているおじさんにうってつけの店がある。それはJR御徒町の駅から歩いて二、三分のところにある「カレーボウヤ」というお店らしい。
 入り口のドアーの右側に、ドアーと同じくらいの大きさで「セルフ式、1g=¥1」と書いてあるらしい。
店内に入ったら、まず自分で好きなだけご飯をお皿に盛り、好きなだけカレールーをかけて、お店の人に秤で1g1円で計算してもらうと書いてあった。
 これなら、お茶づけのようにかけると言っていた電工のМさんも大丈夫だね。

 昨日読んだ、「僕の双子の妹たち」のもカレーのことが書いてあった。
じいちゃんの話で、シチューは3時間後、カレーは3日後に食べるのが美味しい。
それは、シチューはそれ以上たつと、野菜から水分が出てまずくなる。カレーはその反対にその野菜の水分がうまみにどんどん変わっていく。そう書いてあった。

 またまたプチアルツ特有の過去にタイムスリップ。(最近はこれ専門)
我が家でカレー食べたのはいつ頃だろか?
考えてみた。市販のカレールーがない頃からだから、小学校の高学年頃だろうか?

 母がメリケン粉をバターで炒めカレー粉を入れたルーを作り、大鍋にたっぷりと作ってくれた。
野菜や、お肉も入っていたんだろうが覚えてない。
ただ、食べてると解け切れてないうどん粉が塊のようになっていて、これお肉の脂身かな?と思うと、妙にざらざらして、口の中で粉臭い奇妙な味がしてた。

粉が多いと、ご飯の上にかけたカレーに皮膜がすぐ出来てつや消しになったカレー。
 だからといっても、子供の頃はバラ寿司と並んで、大好きなメニューで、少なくとも3日は大鍋カレーは食べさせられたが、楽しみだったし嫌じゃなかった。

 今のようにスープから凝ったり、色々な香辛料を入れたりしていなかったから、多分 舌が肥えてる今食べたら、一味物足りないような、砂糖屋の角を急いで駆け抜けた間の抜けたお汁粉のようなものかもしれないが、当時は玄関を開けてこの(バターとメリケン粉とカレー粉のこげる)匂いがプーンとするとたちまち嬉しかった。

 その後 カレーが簡単に作れるようになって、ソーセージ(お肉の代わり)入りとか、野菜だけとか、よく作ったが、どこでどう私の記憶に入り込んでいるのか、それとも、インスタントカレールーが一般に普及した時が同じ時期だったのか、全く見当がつかないが、少女その の思い出のカレーには、

♪誰もいないと思っていても どこかでどこかで エンジェルが、いつでもどこでも眺めてる、ちゃんとちゃんとちゃんとちゃんと、ちゃちゃーんと眺めてる♪

 この歌がカレーに添えてある福神漬けのようについているのだ。
何でだろうね、自分でわからないのに他人がわかる筈がないか・・すいません。

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