ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

卵の思い出。

2006年06月17日 | 私ごと
花菖蒲。この花も水無月に似合う花・・

以前読んだ向田邦子の作品の中に「花の名前」というのがあったような・・
なんだかこの花を眺めていたらこの話を思い出してしまった。花の名前を付けられている女の人がいるよね、たとえば「あやめ」ちゃん。

主人公が結婚した相手が花の名前をほとんど知らなくて、妻に教えてもらった花の名前を手帳に書きとめて覚えていた。

忘れかけた物語だけど。浮気をした相手が花の名前の女だったとか何とか・・
そのように記憶しているが(曖昧でごめんなさい。)

この花の花言葉は、忍耐、あなたを信じます、らしい。

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 いくら売り出し商品だといっても、買い物袋を抱えたまま、ずっこけかけて、卵が4個も割れてしまった。

 まともな卵をパックから出し、もったいないからパックにこぼれた透明な白身も一緒に玉子焼きを作って食べた。

 卵を見ながら考えた。(少々しつこい?)

 昔は卵は本当に貴重品だった。
子供の頃 運動会の朝、祖母が必ず「卵を飲んで行きなさい。精が付くから、一等賞になれる。」と、自宅で飼っていた鶏が産んだ卵を、着物の袖でちょこちょこと拭いただけで、卵のとんぎったほうに針で穴を開けて、「ほら、吸って、」と差し出してくれた。

子供が一人で一個食べられるのは、この時だけだったが、私はどうも殻に付いた、糞が気になって、あまり好きではなかった。

あの夏目漱石も、「坊ちゃん」の小説の中で、芋ばかり食べさせられたので、栄養補給のため、生卵を、茶碗の縁でたたき割ってようやくしのいだと書いてあったし、とにかく卵は、ポパイのほうれん草の如く、栄養補給食品だったのである。

下府に住んでいた時 縁側の下に網を張って飼っていた鶏が一日3~4個卵を産むようになって、父親は卵が一つ、私達は、3姉妹で1個の卵を丼にいれて、お箸でかき混ぜながら、お醤油で量を増やし、お茶碗を並べて順番にかけて食べた。すると どうしても順番から行って私の中に、ずるずるした白身がすべり込む。
「わぁ~!」声になる。
その時の思いが今も残っているのだろう、フライに衣をつけるときなど、全卵を混ぜる時にフォークで親の仇打ちでもするような顔つきで混ぜるので、イリコさんに笑われる。

 だからといって卵は大好物で、子供の時早く大きくなって、一人で、黄身の一杯の卵かけご飯が食べたいと、本気で思っていたのだから・・


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