乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

遊歩道の草刈り   7月20日(土)

2024年07月20日 | ボランティア作業
 信じられますか? 草刈り作業の準備のために8:20ころ乙女高原に着いたのですが、しばらく外にいると、寒いくらいでした。さすが乙女高原と思いました。草原からは草刈り機のエンジン音が聞こえます。「涼しいうちに作業を始めてもいい」ということになっていたので、早く来られた方が、すでに作業を始められていたのです。

 今回の草刈りには13人が集まりました。刈払い機が十分集まりましたので、手刈りの方には草原内に侵入してきた外来種の駆除をしていただきました。

 現在、乙女高原の草原で気になる外来種といえば、ヒメジョオンとメマツヨイグサ。いずれも草原環境が大好きです。長野の霧が峰ではヒメジョオンの駆除をしていると聞いたことがあります。ヒメジョオンは北アメリカ原産で、ヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)などの名で観賞用に江戸時代末(1865年ごろ)に渡来し,明治初年には雑草化したそうです。外来生物法の要注意外来生物、日本の侵略的外来種ワースト100 指定種に指定されています。

メマツヨイグサも北アメリカ原産で、観賞用として1920年代に導入されたそうです。外来生物法で要注意外来生物に指定されています。


今回は、真夏の草原の中、この2種を駆除していただき、駆除の総重量は20.8kgになりました。

 そのほかにも、気になる外来種として、いずれも外来の牧草であるチモシーとオーチャードグラス、背の低いオオバコ、シロツメクサ、セイヨウタンポポがあります。オオバコは最近になって多く見かけるようになりました。あっという間に増えている気がします。オオバコは人が歩くようなところに多く生えています。オオバコは背が低い反面、踏みつけに強いので、人が歩いてくれるような場所のほうがかえって都合がいいのです。遊歩道なんて、大大好きな環境だと思います(オオバコの生きざまについて語り始めたら、1時間でも終わらないと思います・・・笑)。

 さて、刈り払い隊の作業が終わったようです。遊歩道地図で確認したところ、刈り残した遊歩道はないので、残りの時間は林道沿いの草刈りをお願いしました。





 涼しい乙女高原とはいえ日差しは強いので11時半すぎには全作業を終え、お昼にしました。
 午後は、バイオトイレのホーローの洗面台のひび割れをパテで直したり、来週末の案内人養成講座に備えて、トイレやロッジのそうじといった作業を行いました。
 ロッジ内に風を通そうと、窓を開けたら、ものすごい数のアブが入ってきて、そのまま出られなくなってしまいました。角田さんが昨日7/24にロッジを開け、床に落ちたたくさんのアブの死体を掃除してくださいました。
 山梨市で設置してくださったシカ柵のおかげでたくさんの花が戻ってきましたが、その結果、チョウやハチだけでなく、アブもものすごく増えたようです。中には不快昆虫の仲間であるアブもいますので、気になる方は虫よけスプレーなどの対策をしてください。ここ2、3年、ちょうちょが減っているような気がして心配していましたが、今年はたくさんのチョウを見かけます。これもシカ柵設置の「遅れた効果」なのでしょうか。


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