乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

スミレ観察会①(スミレ・ハイキング)

2016年05月07日 | 観察会
※依田さんがレポートを書いてくださいました。

 午前9時、鼓川温泉駐車場に集合。今回は毎月第一土曜日に行っている乙女高原観察交流会と兼ねての観察会となりました。今回は26年に順位では一番新しく見つかった《25》フモトスミレ《26》フイリフモトスミレがあり、さらに今年新たに《27》エゾアオイスミレが見つかった自然観察路登山口周辺を見て観察路を高原まで登る2時間のコースを設定しました。山梨CATVがスミレハイキングに同行取材として加わることになりました。



 8時30分頃になると、参加者の車が続々と到着してきました。私の予想参加者は乙女高原関係者と合わせても12~3名と考えていたので、20名近い参加者、10台近い車、駐車場に置いておくわけにもいかず、時間も迫り、開会の挨拶も、山梨CATVの方の紹介もそこそこ、山本さんに車の采配をお願いして、観察路入口まで移動、同乗者を残し四季の森の所に車を置き、2台に運転手を乗せ観察路まで戻り、全員でスミレを見ながら登り始めました。

 いくつかのマルバスミレ、フモトスミレ、タチツボスミレは登山口周辺に見られれましたが観察路ではフモトスミレがポツリと顔を出すだけでした。



今年というよりここ2~3年スミレだけではなく山野草の花咲く時期がだいぶ早くなっています、



箱根も3月にスミレが咲き始めます、1カ月近く早く咲くものも出てきています。昨年今頃は、アケボノスミレやエイザンスミレがフモトスミレと一緒にたくさん咲いていたのですが、スミレの他は、ネコノメソウ、コンロンソウ、マムシグサ、コミヤマカタバミが見られました。



 母母峠の岩山から富士山を見て、岩場に咲くヒカゲツツジに見とれました。高原に出る山道はサンリンソウがいっぱい咲いていました。ほぼ時間通りの12時10分ぐらいにグリーンロッジに到着、この時の温度23度でした。



 ここで山梨CATVのインタビューを何人かの方が受けられ、1時間弱の休憩、昼食をとりました。この時間出来たら参加者の皆さんとスミレ談義もしたかったのですが、なぜか余裕が無く、休憩が終わってしまいました。

 私の予定ではヨモギ頭は今日は外してあったのですが、午前中あまりスミレが見つからなかった事もあり、日当りの好いヨモギ頭は次の観察会では終わっているのではないかと思い、登る事にしました。今年は、いつもあるエイザンスミレが森のコースに一株も咲いていません、これも観察会には付いてくる自然のいじわるなのか、ヨモギ頭では薄くかすんだ富士山とカラマツのパイナップルの花が迎えてくれました。アケボノスミレは最終章、ヒナスミレ、エイザンスミレは姿なく、アカネスミレが少し咲いているだけでした。でもまさかと思う事もありました。1輪だけでしたがヒゴスミレの素晴らしい姿が見られました。素晴らしい香りを久し振りに嗅ぎました。



高原の中は足の踏む場もないくらいフデリンドウの花がいっぱい咲いていました。ヤマナシの白い花が満開でした。
 場所を湿原に向かう山道に移しました。井上さんが下見で探しておいてくれたサクラスミレを観察。以前なら5月後半でなければ見られなかったものが、少し小型ながら数十株見ることができました。2回目の観察会が楽しみになりました。



湿原で山本さんがヒメゴヨウイチゴを教えてくれました、白い可愛い花が5葉の上に乗っていました。四季の森では、可愛いミヤマスミレ、ヒメイチゲをみました。
 15時、閉会、解散となりました。




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