ガンプラ秘密工場(仮)

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HGUCユニコーン版ドライセン(その1)

2011年05月21日 | Z・ZZ・センチネル・逆シャア・UC
 今回からHGUCドライセンの製作記事を始めます(HGUCギラ・ズールの製作記事を期待していた皆様、ごめんなさい!)。ドライセンについては半年ほど前に「発売されたらいいなぁ…」という記事を書いたのですが、ついに実現しました♪

 キットの方はユニコーン版の新設定を元に立体化されたもので、非常に格好良いと思います。重厚感がありつつも引き締まった感じで、実に男前です。
 しかし、気になる点もあります。HGUCリックドムⅡではモノアイシールドが透明パーツに、HGUCヅダやHGUCドムでは透明モノアイシールドに加えモノアイが可動式に、と着実に進化してきたツィマット(ツィマッド)系モビルスーツの顔面が、このドライセンでは「黒っぽいパーツにシールを貼る」方式に逆戻りしています。
 理由については定かではありませんが、デザイン的またはサイズ的に難しかったのでしょう。中央にほぼ90度の折れ角度が付いたモノアイシールドを透明パーツにすると、パーツの肉厚の関係でレンズ状になってしまい、内部にモノアイを再現したとしても妙な見え方になってしまうのだろうと思います(HGUCデルタプラスの記事参照)。進化してきた十字可動式モノアイをシールに戻したのは、バンダイさんとしても苦渋の選択だったのかもしれません。

 さて、当ブログの製作記事に登場したHGクラスのモノアイMSには、ほとんど全て「透明モノアイシールド・Hアイズによるモノアイレンズ・可動式モノアイ」という仕様にするための加工を施してきました。当然、このHGUCドライセンも同様の仕様に加工する予定です。
 一方、キットの頭部の構造は、赤い十字形モノアイスリットを上下に分割し、間にモノアイシールドのパーツ(A11)を挟み込むようになっています。一見、モノアイ可動化は簡単そうに見えますが、意外と加工しにくいです(汗)。 
 
 当初の予定では、A11のパーツをくりぬいてモノアイレールを再現し、内部に可動式モノアイを設置してからA11の表面に透明塩ビシートを貼るつもりでした(下図のような感じです)。

しかし、A11パーツの裏側には固定用の突起が設けられています。この突起を削り落としたり、パーツをくりぬいたりするのは失敗の危険性があるように思われました。パーツの加工も面倒くさそうです(笑)。

 いろいろ考えているうちに、「ひょっとしたらA11パーツ裏側の突起は、パーツの固定に絶対必要なものではないのかも…」という気がしてきて、ためしに頭部上半分のパーツ(A10)にA11をはめ込んでみると、意外とピッタリはまります。
 さらに、「A11の代わりに透明なシート状のものを挟み込んでも、案外しっかりと固定できるかも…」という気がしてきました。

 最初はやや固めの透明塩ビシート(書類を挟むクリアホルダーのような材質。筆者はお菓子の包装に使われているものを使用しました)をA11の外形に切り抜きました。A11の表面にマスキングテープを貼り、パーツの外形を写し取ると精度を確保できます。
 しかし、A11の折れ角度と同じぐらいに塩ビシートを曲げると、曲げた部分が白くなってしまいました。塩ビシートを使う場合、ヒートプレスやバキュームフォームといった熱加工を施す必要がありそうです(プラ板や塩ビシートを熱加工する場合は、火事やヤケドに注意しましょう)。

 そこで、いつも筆者が使っている「キットのランナーを包んでいるビニール袋」を使ってみることにしました。
 
 使用したのは端の部分がギザギザになった、透明度が高くてパリパリした感触のものです。試しにA11パーツを見ながら、目分量でビニール袋を切り抜いてみました。

 
 適当に切り抜いた、ビニール袋の切れ端を頭部にセットしてみました。思ったよりしっかりと固定されます。マスキングテープでA11を採寸して、正確にビニール袋を切りぬくと、さらに精度は向上するはずです。
 強度はあまりありませんが、触らなければ問題は無いと思います。 


 緑色の斜線で囲んだ部分まで延長するようにビニール袋を切りぬくのも良いかもしれません。

 肝心の可動式モノアイですが…
  
 写真はHGUCリックドムⅡを改造したものです。
 写真左:頭部底面のパーツに穴を開け、可動軸(矢印で示した部分)を通した簡単な構造です。実はこの可動軸、HGUCジム改で余った肩関節軸のパーツ(パワードジムのパーツ)を加工したものです。軸の先端にミゾを彫っているので…
 写真右:頭部の裏側からマイナスドライバーを使って軸を回転させ、モノアイを左右に動かすことができます。ちょっと前のMGキットに使われていた方式です。
 この方式を今回のHGUCドライセンにも採用する予定です。

 技術的には「透明モノアイシールド・Hアイズによるモノアイレンズ・可動式モノアイ」への道が開けてきたような気がしてきましたが、頭部内部が丸見えになってしまうため、モノアイスリット内側を格好良くディテールアップする必要もあります。ただし、モノアイの可動に干渉しないようにディテールアップするのはちょっと難しそうです。どうする、オッサン!?(汗)。


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7 コメント

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Unknown (ラン)
2011-05-21 17:12:41
ドライセン…。
発売されると聞いた時は嬉しさ一杯でしたが、どうにも顔が格好良く見えないので(気のせい?)、実はまだ買っていません^^;
箱絵とかではすごく格好いいのに、何故か全く別物に見えて仕方ないでのす。
僕には、かめっチさんの様な改造は出来ませんが、一体どんな感じでドライセンが出来上がるのかが、すごく楽しみです^^。
格好イイ、ドライセンを超期待しています!
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発売されちゃいました! (ASAHII@)
2011-05-21 21:08:12
さすがかめっチさん!モノアイを可動させますか!!私だったら(まだ購入してませんが…)穴開けてHアイズで済ませちゃいそうです(笑)。今は"勝手にZZ祭り"の最中でMG ZZを作ってますので(云われているよりカッコイイですよ)ドライセンはまだまだ先になりそうです。次回のレポートも楽しみにしてます!
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Unknown (としぼう)
2011-05-22 00:01:01
いつもブログ拝見させていただいてます。
僕もドライセン制作始めています。
とりあえず仮組状態です。
やはり1番気になったのはカメラですね。
悩んだあげく答えが出ません。
是非参考にさせて下さい。
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Unknown (剣時)
2011-05-22 00:07:54
かめっチさんのモノアイへのこだわりは凄いですね!
クリアパーツにするだけでなくまさか可動までさせるとは…。
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Unknown (ブリード)
2011-05-22 20:15:22
初めまして、こんにちは。
私もドライセンの発売が非常に嬉しく、
光の速さでヨドバシで購入しました。
かめっチさんの作成を参考に、
ゆっくり作っていこうと思います!

ZZのドライセンも発売されるみたいなので、
そちらもすごく楽しみです。
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ドライセン来ましたね! (MGガンガル)
2011-05-24 17:16:55
かめっチさんの記事を見ていると拘りが半端ないですね!
私も地震に負けずにまた作っていきたいものです。

被災してしまいキットは全て無くなってしまいましたが、また作る楽しみが増えたと言うことで(笑)
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Very Good! (Alan)
2011-06-29 02:17:59
I am building the same model ^_^'
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