ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

無臭で塗膜の強い塗料…ノンシンナーモデラーの永遠の夢!

2007年03月20日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今日は朝から姉と2人で昨日のハト問題の解決のため、作業に取り掛かりました。脚立に上って松の枝を見てみると、親ハトが木の枝を組んで作った直径20センチぐらいの巣があり、長さ3.5センチほどの白い卵が1個乗っかっていました。巣があって卵があると、巣の周辺がハトのフンだらけになるという隣の人の心配があるため、やむを得ず卵と巣を撤去することにしました。卵を温めている親ハトの姿を見るとかわいそうだと思いましたが、仕方がありません。
 巣を松の枝から「ゴメンね~:泣」と取り外そうとすると、親ハトは逃げて行きました。巣と卵を他の場所に移動させるべく、いろんな場所を探しましたが、なかなか良い場所が見つかりません。場所を変えたところで親ハトがその場所に気付かず、結局卵が孵らなかったり、猫やヘビなどに卵が食べられてしまう危険性もあります。
 姉と長いこと相談して、公園に巣と卵を持っていくことにしました。場合によっては土に埋めてしまうことも考えましたが、少しでも生存の可能性がある場所に賭けてみることにしたのです。公園には小山があり、ハトが多数いました。「ここなら…」という場所を探し、ようやく太い木の又にその場所を見つけました。巣を置いてみると、最初からその場所に巣があったように違和感なく置けました。後はこの場所に住んでいるハトがこの卵を見つけてくれたら…。
 ハトに他のハトの卵を温めるという習性があるかどうかは分かりませんが、筆者と姉に出来る最善の道を選んだつもりです。あの卵が無事に孵ってくれることを祈りながら…。

 さて、その作業の途中で近所のホームセンターに行き、軍手やビニール袋などの道具を買ったのですが、ついでに良いモノを見つけたので紹介します。こんな時でもプラモ作りのことは忘れていない筆者って…(汗)。

 アトムサポート社(アトムハウスペイント)の「水性 工作用カラー」です。ドラえもんのラベルが目印です。モノによっては旧パッケージ(こちらはアトミクス社製)の場合もあります(写真右)。
 今までも塗料売り場で何度か見たことがあるのですが、1本300円弱という価格を見て「ちょっと高いかも…」と、敬遠していました。が、容量を見るとビンの大きさのわりにタップリ(25ミリリットル)入っていて、量に対する価格の面ではタミヤやGSIクレオスの水性カラーと同等か、むしろ割安です。
 なぜか今日はこの塗料が気になって、手に取って見ると魅力的なことが書いてあります…
 「ベタつかず、丈夫な塗膜。」…そう、水性塗料の弱点である「ベタ付き」&「塗膜の弱さ」を克服している塗料…!? これは期待できますよ!!

 分類上は「ペンキ」に属するこの塗料、有機溶剤を含んでいないようで、ニオイもほとんどありません。ペンキなのでちょっと濃度が高いですが、少し水で薄めれば問題なく筆で塗れそうです。ポリエチレン・ポリプロピレン・PET樹脂には塗れないと書いてありますが、他の塗料でもほとんどの場合は塗れませんので、特に問題はありませんねぇ。
 ペンキをプラモに塗る実験は、以前アサヒペンの「水性スーパーコート」を使ってみたことがありますが、この「工作用カラー」はどんな感じでしょうねえ? 

 とりあえずグフ用に「スカイブルー」と、隠ぺい力の高そうな「下塗りホワイト」を買ってみました。
 家に帰ってさっそく試し塗りを…と思ったのですが、MGストフリやHi-ニューガンダムへの「金属色まぶし塗装」で筆が傷んでいたのを忘れていて、まともな筆がありません。仕方なくランナーをドブ漬けしてみました。


 乾燥後の状態です。冬場は2~3時間かかるようです。このスカイブルー、アサヒペン「水性スーパーコート」の「空色」よりも黄色みが少なく、よりグフ向きの色だと思います。ツヤありなので、塗装後にツヤ消しトップコートを吹いてやる必要がありますが…。
 乾燥後の塗膜を指で触ってみると、確かにベタ付きがマシです。まったくベタ付かないわけではなさそうですが、かなりサラッとした感じ! 好感触です。
 塗膜はかなり強いです。「水性スーパーコート」と同様、爪で強く引っかくとハガレますが、看板に偽り無しだと思います。おそらく無臭水性塗料の中では最強クラスかも…。

 今回はまともな筆が無かったので、プラモのパーツに塗ってみる実験は出来ませんでしたが、後日水で少し薄めて実験する予定です。あと、消毒用アルコールで薄めることが可能かどうかアトムサポートさんに問い合わせてみようと思っています。
 それでは今日はこの辺で…。