おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

殺人マンション。

2005-11-23 23:27:17 | 我思う、故に書くなりよ。
笑っちゃうよなぁ…。

自壊するマンションってのもすげえなぁ。バレなきゃなんでもアリな世界だからバレると面白い事になるんだよねぇ。リフォーム詐欺と同じで、会社潰しちゃえばそれでおしまいだからなぁ。首吊っちゃえば一応責任取れるんだし。

徹底的に調べて、駄目な建築物全部潰していったら、いったい何棟残るのかやってみたいもんだ。それくらいにひでえ業界なんだよな。作っている連中が一番良く知っているんだけれど、言えないんだよ。言えば「即失業」だからねぇ。

そういうのが嫌だったので、父も仕事を選んで細々とやっていたんだろう。父もそうした現場の人間だった。大きな組織に組して、楽して稼ぐ事も出来たのだろうけど、そうしなかったのは「責任」の重さを知っていたからだと思う。

寒い夜中に、突然仕事着に着替えて出掛ける父を何度と無く見ている。

「昼間に塗った壁が凍るとマズイんだ…」

工期は決まっているので寒いからと言って塗らないワケにはいかないし、マズイ事になれば自分が面倒だし、施主も困る。そうした責任の持てる仕事を経た上で建てられた建物が少なくなっていく中での大騒ぎは墓の下の父もびっくりだろうなぁ。

マンションを買う際には、販売会社とか建築会社をいつでも差し押さえられる様に構えていないとイケナイ時代だったのかもしれない。そうでもしないと、簡単に逃げられるのは明らかだし、泣き寝入りするほかに方法も無いだろうし。

「そんなヒドイ会社ばかりなのか!」

と、言う人もいるだろう。だが良心的な会社に出会える確立は悪徳な会社に出会うよりも低いし、難しいのが実情。良心的な会社はこうした大騒ぎであっても、対応が早いし、至極最もな対応が出来る。そうすればわざわざTVで余計な事しゃべらなくても済むワケだし、いらん事で被害者を逆なでする事も無いワケだ。

私の住む市にも1棟建っているらしい。標準的な強度の3割も無いって言うので、自重で崩れる恐れもあると言う。これはちょっと見ておかないと。小学生の粘土工作だって、自壊する作品はなかなか作れないものだよ…。それを数千万円で売っちゃうんだから、確かに凄い建築物には違いないな。





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