おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

NHKに言いたい

2004-12-20 20:24:38 | 我思う、故に書くなりよ。
NHKが言いたい…にしとけば良かったものを…。

まぁ、何かを期待出来る組織では無かった事が改めて判っただけで、だからどーした? って部分が無かったワケだし、これからどーする? って物も無かったなぁ。

判り易い形としては「会長辞任」なんだろうけれど、それでは何も変わらなくて、頭のすげ替えで終わってしまう。NHKを実際に動かしているのがどこの誰なのか? ここを何とかしないと何も変わった事にはならないとだけ判った気がする。

その、どこの誰ってのが「経営委員会」って所。ここがしっかりしていれば、不祥事が起きたとしてもだからどーした、これからどーする、結局こーしました…って事が概ね納得出来る形で対処出来るハズなのだが、大きな役割があるにも関わらず、大した事してなかった事がばれちゃったワケ。それなりの人選を経て、経営委員は決められていると思うし、社会に無関心なアバンギャルドを集めてやらせているワケでは無いと思うが、存在自体が全く意味無いに等しい存在だったワケで、仕組み自体が意味を成していなかったワケだ。恐らく、何かを考えて動く組織ではなく、出来合いの物を承認するか否かだけの「動かない組織」だったんだと思う。いわゆる「形だけ…」って存在なのに、そこに科せられる役割は重大かつ重要なもので、内情がバレてしまうとそのギャップの激しさに驚くんだと思う。

経営委員を一人づつ責任の所在について問い詰めたら、みんな逃げ出すと思うな。イスと資料を用意されて月に何回か顔合わせてお仕舞なんだから、責任うんぬん言われたら驚いて辞めるんだろう。そういう形骸化した組織でしかないんだろうね。

そんな事もあって、「総退陣」を意見するゲストもいたワケで、あの雪印の社外取締役をされているだけにその言葉には重みがある。でたらめな経営が消費者に多大な迷惑をかけたのはNHKも同じであるだけに、見ている方はもう少し意見を聞きたかった。

そんなワケで、何も考えずに番組を作ると「やぶ蛇になる」「火に油を注ぐ」と言う事であり、ボロボロなNHKを全国に放送してしまったワケだ。それもこれも、皆様の受信料でね。視聴者の不満がストレートに放送されていた事は評価に値すると思うが、不満の回答を会長に求めても答えなどついに出る事も無く、趣旨のわからない会長吊るし上げ番組で終わってしまった。

会長に責任を求めるのも判る。ただ、それではどこにでもある「不祥事の結末」と同じで、本質は何も変わらない。辞める事で責任を取るだけなら誰にでも出来るし、それで問題がきちんと解決した例は少ないと思う。ほとんどが「うやむや…」な形。それで良しとする日本的な慣習で良いならば、この問題はこのまま続くだろうと思う。形だけの「締め」で満足するのも日本的な慣習の1つだと思う。

単なる不届き者のしでかした不祥事だけなら「うやむや…」でも良かったかも知れないが、不祥事をさらなる「不祥事」にしてしまった組織のボロさまで露呈してしまったのだから、うやむやでは済まされなくなってしまった。

公共放送を謳い、報道機関でもあるNHKが、この後どーして、どーするのか見物である。

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