おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

秋のオススメスイーツ。

2004-11-14 04:29:37 | 我思う、故に書くなりよ。
別に秋だからってワケでもないが、比較的近所のコンビニで見つけ、行く度にあれば買っている。

豆乳花(トールーファ)と言い、宮城製粉株式会社ってところで作っている。これがね、大人の味なんだなぁ。

入っているのは「ぷるるん…っ」とした豆乳の塊と、黒蜜。これだけである。常温保存出来る様に、それぞれがパックされているので、冷蔵庫で冷やした後に、合体させて味わう。

豆乳の塊はそれほど味が無い。でもその食感は豆乳の亜種、豆腐とはちょいと違い、ある程度の硬さを保ったまま、ぷるるん…っとスプーンの上で震え、口の中に「ちゅるるるん…っ」と入って消える。これに付属の黒蜜をからめて食べるとあら不思議。

黒蜜の味と一緒に、豆乳の味も現れて来るのである。これを「絶妙」と言わずして何と言う。コンビニで売ってるくらいだから、なんとなくのボリューム感はあるものの、殺風景な感じがしなくもないが、これはこれで何も足さないのがベスト。シンプルさに耐えかねて、生クリームやらアイスクリームやらフルーツを添えたくなるが、邪道である。お気に入りのデザート用の食器(をなんて言うのか知らんが…)を用意してあげると見栄えも良くなる。個人的には抹茶ソースなんてのも有りかとは思う。

豆乳が体に良いってのも既に言われているが、何が良いのか私は知らない。そんなのは知らなくても、てくてくと30分もかけて歩いて出向き、買って帰り、その滋味溢れる食感を楽しめるだけで満足である。そう。滋味。

同じく、黒蜜をかけて食べる「くずきり」も、その滋味と絶妙な食感が堪らずに、鎌倉くんだりまで出向いたりしている。目的は「くずきり」だけなので、余計な事はしない。季節の移り変わりに溢れまみれる鎌倉など見ない。くずきりを堪能した後は、とっとと帰る。

あのくずきりに匹敵する「滋味」。これがご家庭でお気軽に楽しめるなんて、なんて素敵ざましょ。

セレブな若奥様にぜひっ! と、薦めたい所だが、そんな連中がコンビニくんだりまで出向くのかどうか知らん。知らんが、誰にでもオススメ出来るスイーツではある。200円ちょいでこの滋味が味わえる事の素晴らしさが大事なんである。決して「味が薄い」とか「ずいまー…」とかのたまってはいけない。この味を堪能出来る事に、滋味というものを感じ取る事が大人なのであって、渋茶と都こんぶ…の様な古来から定番とされる「わびさび…」を代表する逸品と双璧を為すものと捉えなければいけない。

あー。京都の二尊院だったかの門前の御手洗だんごも滋味だったなぁ…。

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