おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

極楽問題。

2006-07-20 15:15:14 | 我思う、故に書くなりよ。
ヤクザに頼んで金で黙らせなかったんだなぁ…。

「クスリと女と暴力団」

と言う3点セットから抜け出せない業界なんだから、ここに「クリーン」ってもんを求めても無駄なんで、そうしたセットが無い芸人やタレントだけで今日の業界が成立するか? と考えたら、ダメだろうねぇ…やっぱり。タレントや芸人はともかく、事務所や会社がセットに浸かってるのは見えてこないし…。

とは言っても、昨今のビジネス界じゃあ「世界標準」ってモノが一応のステータスなワケで、それを追及すると、こうしたネガティブなセットは排除しなければやっていけないと言う風潮がある。つい最近、格闘技でもこうした問題が起きた。

暗に詳細は公にならなかったが、排除にまつわるエトセトラ…だとは誰もが判っているコトで、そうした動きがメディアに広まるのかと思えば、他局では盛り上がっていたりもする奇妙な業界なんである。まぁ、詳しくは書かないが、あれは一応「スポーツ」にはなっているが、その手の裏が付いていないとやはり成り立たないスポーツだったりもするし、後援組織のメンツに危ないのがいても「スポーツ」だから。

そうした「排除」な動きが徹底されるならば、それはそれでとても良いコトだが、主としてTVは全くつまらなくなってしまうだろう。映画にしてもそうだろうし、総じて「芸能」ってモノが極めて興味深い事態に陥るのである。

そう考えると「女」なんてのは相手が大人だろうが子供だろうが、この先も減りはしないだろうし、もっと上手くやるんだろう。実際に上手くやってる事務所もあるし…。つまりは、徹底的に排除されるには、相当な時間が掛かるだろうし、クスリも暴力団も然り…だろう。

そうしたセットと完全に縁を切る…と言う姿勢ならば、解雇だの欽ちゃん球団の解散も理解は出来る。だが、それすらも「興行」として捉えるなら「時期尚早」な感じは否めないし、生活掛かっている人も多いんでね…。

こうして考えると、この先がちょっと面白いかもしれない。中途半端な排除が根付いて行くのか、それとも徹底した排除が広まるのか? 多少の犯罪には目をつぶって「タブー」として生きながらえ、「みそぎ」を済ませれば復活出来る事でやって来た「業界」でもある。子供も大人も、そうした暗黙のルールを理解した上で、テレビの前に座るなりして「楽しむ」世界がこれからは変わるのか?

不条理ではあるものの、理不尽な巨額な金額が右から左へ、左から右へ動く世界でもある。そうした土壌から「クリーン」になるまで「世界標準」を追い求めるのか、否か…。

「おじたん。ちゃん、今日買って来たビデオ見るかい?」

もうじき90年代に入ろうかと言う頃、某右翼の大物親分総裁会長から何気に声を掛けられた。知らなきゃ判らないが、日本でもそれなりのランクに位置する人なワケで、さぞかし…な感じがするのだが、乗っている車と、お供の愉快な人達以外に、そうした感じは全く受け無い。

親分総裁…会長(以下略…)のお宅にお邪魔すると、親分総裁…はお供を人払いし、ビデオをうやうやしく紙袋から取り出すと、デッキにセットする努力を始めた。

だが、ベータのテープをVHSに入れようとしているので、あんまりだから私が然るべき手順でセットする。唐突に始まったビデオは何だかとても妙。

「あれ、この人って○×△□子さんですよね?」

事務所らしき室内を天井に近い位置から俯瞰している映像が、いきなり始まり、その中に映る人は当時、トレンディ・ドラマと呼ばれるドラマには欠かせない女優さんである。高そうなソファーに座っていたかと思えば、そこで横になる…。数分はそのままだったが、やがて、関係者と思わしき男性が入室してくると、ボソボソとなにやら小声で会話が始まった…。

そこから先はアダルト以上にアダルトなビデオ。この日だって、夜の9時とか10時にテレビをつければ、女優さんは出ているハズ。映像に映り込んだタイムスタンプを見ると、1週間ほど前の日付と時間…。

「すげえだろ? 幾らしたと思う?」

そうした商品として撮影されていないことや、出て来る女優さんの現状を考えたら、一般に流通する価格ではないコトぐらいは察しが付く…。

「1000万。もうちょっとするかな…」

そう答えては見たものの、正直なトコロ、値段なんか判るもんじゃない…。

「察しがいいねぇ…。でも桁が違うよ、ケタが…」

オマケとして聞いた話では、男性は女優さんのマネージャーだと言う。そうした関係を知ったそれなりの「組織」が盗撮したビデオで、お目当ては「金」。当初は5億とも言われたが、それなりの人が仲介に立って、2億に近い1億で買い取ったと言う。

「いやだよねぇ…芸能界は。オマンコもよう映っとらんモジャモジャビデオが2億やど…」

そりゃそうかもしれないが、映っている人を始め、関係者はそれでも安かっただろうと思う。こんなのが流出すれば、ドラマと言うドラマが放送打ち切りになってしまう。でも、同時に疑問もある。当時すでに家庭でもダビングは簡単に出来る時代に入っていたし、内容を考えたらそれを考えない人もいないだろう…。

「んー。他に出て来たらテープと一緒に5人ほど始末するんや。逃げも隠れも出来へん顔だから、他には無いと思うとるけど…」

親分総裁会長にしてみれば、そんなのに関わって得られるマネーなんてのはどうでも良くて、義理を立てるとか、そんな理由で関わらざるを得ないと言う。大方は暴力団と言う組織が後始末をするコトが多いのだが、そうしたレベルで話が付かなくなるとご登場をお願いさせられるんだそうな。

「2億のオマンコしてんのかぁ? この女は…」
「でもなぁ、おじたん。ちゃん。テレビ面白い方がいいやろ? 面白いからみんな見るやろ? つまらなくしたらアカン思うで…」
「テレビに出て来るキレイなオネーチャンはオマンコしたらアカンと思うんや…」

判るようで判らない話だとも思ったが、現実にそうした世界がテレビの裏側にある。
テレビに限らず、興行として成り立つ裏まで見ようとすれば、幾らでも排除すべき人達がわんさかいるんである。

中身まで、隅々クリーンにするには、並大抵の世界じゃないし、そうする事で得られるメリットは、まだまだデメリットよりも遥かに小さいだろう。突けばボロが出無い人なんかいない世界を突きだしたら…どうなるコトやら…。

欽ちゃん球団の解散はとても残念だけれど、業界を良く知る人だからこそ出た1つの結論であるとも思える。野球だけの世界にいる人ではそこまで考えもしないだろうと思うし、実際にそんなもんだ。そこまでしなければ、大きく変わるコトなど出来ないのだと言う、テレビを始めとする業界への「置き土産」あるいは「爆弾」なのかもしれない…。


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