おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ちょっとショックだなぁ…。

2005-06-01 10:32:02 | 我思う、故に書くなりよ。
「ディープスロート」は元FBI高官 米誌で自ら明かす (朝日新聞) - goo ニュース

本人が名乗り出ちゃった…。

今の所、2人の記者はコメントなり発表はしていないらしいのだけれど、どうするんだか。
アメリカ近代史の中でも最も「謎」とされた人物ではあったのだけど、まさか名乗り出るとは思ってなかったなぁ。

映画の中では何となくヘイグ元主席補佐官に似ていなくも無い…って感じだったと思うんだけど、うむぅ…。

少々複雑な思いで、CNNを見たワケであるが「大統領の陰謀」って映画を観て「新聞記者になるぞ!」っていきり立った人も少なくは無いと思う。それほどに歴史に残る事件でもあったし、報道でもあったワケで、学力がそっちの方向に全く向かなかったので新聞記者にはならなかったけれどね。

「調査報道」ってジャンルが確率した出来事でもあるワケで、記者も凄いんだけど、それを雇ってる社主も凄い…ってのが良く判る映画だった思うのですよ。加えて、謎の人物を少なくとも、本人が名乗り出るまで頑なに守ったと言う新聞記者の良心。何か「原点」でもあるんじゃないだろうかと思います。

映画としても、言わずもがな、名作ですね。後々作られた「ニクソン」も見ておくと、追われる立場が判って興味深い所であります。

ケネディ暗殺の真相並に「謎」で続くんじゃないかと思っていたのですが、解けてしまうと、さもありなん。当時から噂されていたメンツの1人だったワケで、そこに至るまでの経緯ってモノが明らかになるのはこれからだと思いますけど、ウッドワードとバーンスタインの両名から詳しく明らかにされる事で、本当の幕は下ろされるんじゃないかと思います。

追記 2005/06/02 0:10

ワシントンポストが公式に認めました。10時台のニュースでは各局詳しく報じていた様です。
当時の様子が少し明らかになり、信頼のおける情報源と睨んだ背景は興味深かったですねぇ。コードネームとなった「ディープ・スロート」はアメリカ・ポルノの古典的名作のタイトルでもあり、もう少し気の利いた名前でも良かったとは思うのですが、ある意味的を射た名前でもあったと思います。墓場の下で、ニクソンは悔しがっているだろうなぁ。しかし、報道の側にも、報じられる側、これは広義の意味で政府だと思うのですが、アメリカの良心…って物があったからこそ、の話なのではないでしょうか。それ相応の駆け引きはどこにでもあるんだろうとは思うのですが、何かそこを越えた物があったと、思いたい面もあります。後に続くイラン・コントラ事件などを見ていると、そうした物が見えて来ない気がします。歴史的な幕引きに30余年かからなければならなかったのは、そうした物が失われてしまったと言う意味もあるのではないでしょうか。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちゅーちゃんと地震予知。 ... | TOP | ゴネレバナントカナルニダ。 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。