おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

さよなら、ありがとう、ハンズ。

2006-12-31 10:51:24 | 我思う、故に書くなりよ。
地元とは言っても、小一時間掛かるが…。

東急ハンズ藤沢店が本日で閉店。

だからといって、出掛けたりする用事も無いのだが、惜しい…。

出来た時のコトは覚えていないが、青春時代はこの店と共に…と言う想いが強かったりする。ここに行けば取り敢えず「ある」…って方向に強かったお店だったし、何か新しいカテゴリーの商品に触れるコトが出来たのも何かと多かった。

限られてはいるが、遠慮なく必要なモノを必要なだけ買える高校の文化祭なんぞ、チャリンコすっ飛ばして徒党を組んで買い物に出掛け、恐らく「授業中」な時間ではあるものの、喫茶店で一服…いやいや、小休止…ってコトが風物詩でもあったり。

人に何かプレゼントする時も、真っ先に覗いたのがこのお店だったり。

まぁ、繁華街はあるにしても、意を凝らした商品がうじゃうじゃ並んでいるワケでも無いし、土地柄、田舎モンレベルじゃ手が出ない…って傾向が強い商品構成なお店が多かったりもした中で、いたいけなナウなヤングのハートを掴んでいたと思う。

生まれて初めて買ったナイフ、Zippoのライターなんかも、このお店だった。ビーパル少年にはまさに宝の山…ってお店だったし、商品だけじゃなく、学べる知識も多かった。眺めているだけで時間がしっかりと潰せる…ってのは実に偉大だったと。

そんな「ハンズ」も役目を終える。近隣には大きなホームセンターが出来たコトもあって、消えてしまうのかな。駅から徒歩で行ける立地は実にありがたく、これは今でもそうなのだけれど、マイカーで行くのが一般的な風情では致し方無いのか…。

まぁ、だからと言って、何かたくさん買った…と言うワケでも無い。定価みたいなもんだし、特別安くも無いし、必要なモノが必要なときに「ある」…って意味において良く利用した…と言うコトか…。

あそこにしかない…あそこに行けばある…って時代だったんだな。

トート・バッグ…ってのを初めて知ったのもこのお店だった。確か、プレゼントしてたし、もらったのはもう20年も前の話で、ボロボロになるまで使ったなぁ、アレ。

大げさに言えば「カルチャーの発信基地(死語…)」そのものだった。

楽しい想い出が何よりも多かったお店はそうそう多くも無い土地柄。実に残念であるが、

「さようなら、ありがとう」

が、一番ふさわしいんじゃないかと思う。


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