おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

沈まぬ太陽。

2009-11-04 17:12:58 | 我思う、故に書くなりよ。
見応えありましたなぁ…。でも、かなり色々と微妙…。

そう。かなり色々と大人の事情であちらこちらが微妙だからこそ、早めに観たかったんですね。

ま、その辺は勝手に調べてもらうとして…ちょっと書いておくか…JALはこの映画に法的措置をも検討してたり…って事があったり。

3時間超の大作でしたが、時間をあまり感じないテンポの良さゆえ、淡々と進んで細かい部分があっさりと…って不満はありますけれど、ちょいと無理があったかもだなぁ…。やっぱり。

それでもね、お父さんの静かな闘いから何を観るか? って所を考えるには、十分に見応えはあるんですな…。現実が現実だけに、いったい、どうしたら良いんだろう…と考えちゃいますけれどね、あの、お父さんの闘いに報いるにはどうしたらいいんだろう? 人命を一時的ではあっても預かる事になる企業って、どうあったらいいんだろう? それを管轄して指導していく政府や役所ってのはどうあるべきなんだろう? 誰もがキチンと考えなくちゃイケナイ疑問難問のオンパレードな3時間なのだったりするワケです。

現実が現実なだけに、フィクションとは言え、ぶっちゃけて言えばJALな話ですからね…。映画化されただけでも遺産的価値はあると思うんですよ…。フィクションでありながらも、こうも色々と考えなくちゃいけなくなる所がミソなのでしょう。

…この映画に法的措置を考えるJALって何だろう? 客離れの加速を懸念しているとも報じられているけれど、余計に客離れがマッハで進むんじゃねーのかよ…。

潰れてしまへ、そんな会社…。税金で救ってやる理由なんかねーだろ…。

そう思いたくなるに違いないのですが、そうなってしまうと、あの、お父さんの静かな闘いに何ら報いられない事になってしまうのです。家族のため、お客さんのため、失ってしまったお客さんとその家族のために静かな闘いを続けていくお父さんをも失ってしまって、はたして日本はいいんでしょうか? 

そこに尽きると思います。単なる労組のおっさんの苦労話に尽きてないワケですから、色々とあちこち微妙でありながらも、やはり多くの人に観て欲しい映画の1つだと思うんですね…。

んじゃあ、JALの借金はぼーびきで、ウチの借金は貸し剥がしかよ…って問題もあるワケですので、いつの日にか、根本的になんとかしないとならない話にも繋がっているんですけどね…。

重ね重ねも、フィクションで…って事で、エンドロールも終わりましたけれど、こんな日本になっちゃった今だからこそ、観ておきたい映画だとも思いました。


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