コウモリの夜。

桃山をくゆらせながら、暗い夜空を眺めておる…。

子供の頃は見た事の無かったコウモリが飛んでいるのを確認したのは、数年前のコト。明け方のほどほど明るくなった空を実に奇妙に飛んでいた…。

鳥とも違うし、ムシとも違う…その変な飛び方に見とれていたのだが、かなりの割合で同じコースを飛んでいるコトに気が付いた…。

なんとか、飛んでる姿をデジカメに収められないか思案中なのだが、なぜだか、今宵は飛んでいない…。月にしっかりと傘が付いているので、こうした中途半端な気候だと飛ばないのかな…。かと言って、しっかりと雨が降って、風もソコソコ強かったりしても飛んでいたりするし…。

周辺は、見かけ上は「田舎」だが、実は諸々と開発されてしまい、子供の頃たくさん獲れたカブトムシ、クワガタなどは消えてしまったし、ホタルの姿も全く見られなくなってしまった。

そうした中での比較的珍しい生き物だったりするので、時にはひらひら、時にはひゅーーーっと、飛んでるコウモリには元気でいてもらいたいって気もする…。

まぁ、結構な都市部でも普通に飛んでいたりするんだが…、それも昔は無かったに思うんで、いろいろと変わってしまっているに違いないと思うな…。