おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ファチマのひみつ。

2008-01-08 00:00:35 | 我思う、故に書くなりよ。
イタリアから帰郷している知人に面白いことを聞いた。

「イエスさんとこよぉ、坊さんがファチマの秘密で揉めてるらしいぜ?」
「あれか? 前の教皇の時にケリついたんじゃねーの?」

美人の奥さんと雰囲気だけでイタリアに行ってしまった彼なので、キリスト教の総本山の近所に住んでいながら、その辺の理解に非常に乏しい…。

「なんかウチのカミさんが言うには、今年あたり始まるんじゃねーかって去年から言ってんだよ。雑誌とかテレビなんかもな。」

そもそもは「ファチマの予言」とか「奇跡」とか、そんなのでググって欲しい。要約すれば、1917年の5月から10月にポルトガルのファティマって所に現れた「マリア様」が3人の子供に残した「お告げ」の話である。

これが3つあって、1つは「戦争」、もう1つは「堕落してると地獄行きだぞ…」、そして3つ目が「謎」となっていたのである。

3人のうちの2人は、お告げに沿う形で若くして天に帰ってしまい、残る1人が近年まで生きていたのだが、あまりこの事を詳しく語るコトは無かったのである。

バチカンの意向で語ることを禁じられていたと言うのが正しいかもしれない。実際に教皇が3番目の中身を封印してしまったのである…。その理由も明らかにされないまま、漏れ伝わる話に尾ヒレが付いて、いろいろと憶測はされて来たのだが、2000年に教皇が公式な発表として明らかにしているのである。

これがまぁ、それまでの憶測と大きく離れちゃって、拍子抜けしちゃったもんだから、世界中がガッカリしちゃったんである…。81年に起きた、教皇暗殺未遂事件がそれだとされている…。

ところが、それまで漏れ伝えられた話と明らかになっている部分とのギャップや、その他諸々なトコロで整合性の矛盾なんかもあったりで…

「ホントかよ? えっ? どーよ?」
「おまいら、マリア様を何だと思っていやがりますかっ?!」

ってコトで揉め始めたことは、ミレニアムの頃に伝え聞かれるコトになってはいたんである。なんせ「マリア様のお告げ」である…。

まぁ、教皇も変わり、公式な見解も変わっていないので、ケリは付いちゃった形ではあるのだが、疑問と謎は払拭出来ていないんである。

公式には過去の事案がそれ…ってコトになっており、何がいったいこれから始まるのか皆目見当も付かないんだが、いろんな解釈があって、キリスト教の存亡に関わることだとか、大きな天災が地球規模で起きてしまうとか、無差別な核戦争による大きな人災とも言われている…。

まぁ、そんなのだったら永い事秘密にする理由も判らないではないのだが、教皇の暗殺…ってコトなら、次を決めれば良いだけだし、そんなので繋いで来た歴史でもあるので、やはり、相当にヤバそうなコトなんじゃなかろうかと…。

ここは総本山に近い所に住んでいる彼に、その辺はどう感じているのか尋ねてみた。

「おれ? 大丈夫だよ。南無阿弥陀仏だもの…」

聞いた俺がバカだった…。彼が言うには、修学旅行の1万倍くらいのおのぼりさんが絶えずにうじゃうじゃ来ていて、かなりのハイテンションを一様に保ったまま、みんなハッピー! なんだそうだ。

じゃあ大丈夫かな…。信徒がハッピーなら…。

そうであれば良いのだが、興味深いコトが幾つか明らかになっている。

「マリア様のお告げ」って言うのは、実は日本の秋田でも起きているのである。73年にお告げと共に、その後の聖母出現と言う奇妙な現象が起きている。木像のマリア像から涙が流れ、手のひらから血が流れ出たりってコトで、ワイドショーなんかでも騒がれた。

近代的な調査を経た上で、88年に今の教皇が枢機卿の時に公式に信仰に値すると認定したので、海外ではとんでもなく有名なコトになっているそうな…。日本ももうちっと頑張れってっ気が…。

まぁ、この時のお告げは簡単に言えば…

「ちゃんと祈らないと、神様が悲しみますよ…。悔い改めないと、大変な災いが起きます。大きいのが…。みんな死んじゃいますよ…。」

って言う、「大きな災い系」なのである。

これまた現在の教皇の話だが、かつて「3番目の秘密」について言及したコトがあり、話しちゃイケナイコトになっているので、明確にその中身を語ったワケでは無いが、この秋田のお告げも含まれている…と語っているのである…。

やっぱりダメなんじゃん…。

まぁ、そんなコトなので、世界には「ちゃんと発表しれ…」って動きもあったりするんであるな…。

彼の地での詳しい様子は南無阿弥陀仏な彼に聞いてもダメなので、奥さんとEメールでやりとりさせてもらうコトにしたんである…。

「日本なんか、真っ先にダメだろ…な?」
「へっ??」

どーしてよ? 結構平和に貢献してんだぜ…。

「そもそもイエスさんの所も結構無茶だぜ。戦国時代に、ちょっち行って来いや…で坊さん送っちまうんだもの…」

宣教師のコトらしい…。

「んでもって、家康だか信長だか、皆殺しにしちゃったろ? 秀吉だったっけ?」

んまぁ、何となく違和感無く合ってるっぽい…。島原の乱…とかな…。

「ありゃ、罰あたるだろーよ、いくらなんでもヨォ…。ヤバイぞぉ…あれは…。」

んまぁ、受難で済むような話でも無い気はするが、そろそろ400年くらい経っている話である…。そろそろ勘弁してくれていても悪い話じゃないと思うんだが…。

「そんなコト言ったら十字軍どーすんだよ? あっちの方がひでえぞ。」
「おお! あれな! あれもひでぇよな。そうだよな、どっこいどっこいかもな。」

どの辺がどう「どっこいどっこい…」なのか見当が付かないのだが、史実としてどちらもひでえ話ではある…。

「あれだな。もう、世界は満遍なくヤバイな。どーするよ? お前もイタリア来るか?」

満遍なく…って所にイタリアは含まれたりしないのかどうだか…。それはさておき、実際にはどうした辺で、揉めているのか気になるのである。そもそも「お告げ」がどーしたもんだか、それなりに調査してのコトなので、世の中の趨勢としてはそうした神秘的な事象が現実に起きたとされているが、その辺はもうそれで良いことでいいのか? って疑問もあったりする。カトリックではそうだが、プロテスタント的にはどーなのよ? ってコトもあったりするしなぁ…。

「って言うかよぉ、そんなの秘密にしといていいんか? ダメじゃねぇのか?」

おまいはいっぺん、スイスガードに撃たれて召されて帰って来い…。話を根本にも戻してどーする気だ…。近所の世界遺産について理解を深めろよ…。

てなきっかけで、今年はこーした秘密にも注目して行きたいのである…。まぁ、彼ともども、天国には行けそうにも無い身なんだがね…。



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