おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

これで減るかねぇ…。

2006-09-27 23:34:20 | 我思う、故に書くなりよ。
【STOP飲酒運転】飲酒事故で男性意識不明 受刑者に3億円賠償命令 (産経新聞) - goo ニュース

まぁ、酒がらみだといかにも『殺人』であっても、そうでなくなるワケなので、判決は妥当と言うか、当たり前だと思うんだが、酒飲んで運転している自体が『重大な犯罪』って認識が非常に薄いんだよねぇ…。だから僅かな刑期で出て来れる案外お得な犯罪になっているんだけれど、危険運転致死罪…なんて刑が出来たワケだけれど、これとてザルみたいなもんで、逃げ道が残ったままだという。

運転免許なんか無くても車の運転は出来るワケで、失効していても飲酒して運転する人間は多いんだな、これが。

もっと根本的に厳しくしないと話にならないワケで、懲戒免職が厳しすぎるだとか、そんな話はどーでも良いんだ、本来は。飲酒して事故起こして、人を傷つけた人間がどうなろうとしったこっちゃ無い。それこそ一律に「死刑」だって構わないのだけれど、被害者がどうなるのかが問題なんであって、加害者に弁済だの補償だのの能力が無ければそれっきりなんだな。

今回の判決で高額な補償金が決まったんだけれど、これを払う能力があるのかどうなのか? 普通は無いんだけれど、今回のケースでは『保険』が効くと言う。飲酒して保険が効くのも妙な感じだけれど、そうした保険に加害者が加入していたと言うコトなんだろう。請求4億に対しての3億が高いかと言えば疑問だったりするが、そうした金額が認められたってのが「当たり前」でなかったコトが恐ろしい…。

これが確定すれば、当然、保険屋も見逃しておくワケには行かなくなるので、保険料の高騰は避けられないものとなるが、それはそれで「足枷」となるので良いと思う。今までが「甘すぎた」し「ゆるすぎた」んだろうな…。

いっそのこと、飲酒する人間は雇わないとか、そうした流れでも良いと思う。タバコがそうだし。飲酒する可能性の高い人間に運転免許を交付しないってのも手だ。

めんどうだから、禁酒法施行。そっちの方が何かと良いんじゃないの。

と、なったら面白いが、そうはならないだろうねぇ…。でも、それくらいに厳しくしないと、凄惨な事故は減らないよ。自爆して仲間内で死んでるのは構わないが、他人を巻き込む上に、巻き込まれた人や家族が納得出来る補償も無いんだからねぇ…。

以前、街道沿いの飲食店で、酔っぱらった「お父さん」らしき人が家族と思わしき数人を車に乗せて帰っていく場面に出くわしたコトがある。「だめだよなぁ…」とは思っても、それ以上の介入はしなかったし、これからもしないと思う。酔っぱらいに関わるとろくなことが無いからね…。あの家族が事故で死んでも「自業自得」だから一向に構わないが、それに巻き込まれた人が出たとなると、やはり無関心ではいられない。だけれども、個人の力量ではどーにも出来んだろうなぁ…。

やはり、全国一律で効き目のある『法律』ってもんでなんとかしないと…。モラルとか、そんな曖昧なものに期待しても効果は無さそうだしな…。遠慮なく被害者への補償の強制を強めないと後は絶たないよ。加害者が何年ムショ暮らししようが、そんなの関係ないんだから。そもそも、飲酒運転を撲滅するのに強権発動したからと言って誰が文句言う? 言ってる方がおかしいだろうに…。

と、書いているおじたん。は全く飲酒をしないので、痛くも痒くも無い。この先、命尽きるまで飲まなくてもなんら不具合は無いし、むしろ都合がいい。そうした身から見れば、覚醒剤とかと同列に扱っても構わないのが酒だったりするんだけれど、人類の歴史上欠かせないモノであるコトも確かなコトだからねぇ…。

一時的なムーブメント的な様子で終わってしまうのではなく、しっかりと根絶に向けての法整備は続いて欲しいなぁ。死刑執行しないでも大臣が務まる様じゃそもそもダメか…。まぁ、この話は別の機会に書くけど…。

飲酒は良い。飲酒して運転はダメ。ダメと言うか「犯罪者」。それも殺人並み。そうした感覚が根付かないと、減りもしないし、無くなりもしない。それがいきなり目立って来た時点なんだろうか。スタートの機会はいくらでもあったハズなのに、今更なところも疑問だけれど、この動きを止めるのは良くない。被害者の補償を最大限に考慮した法整備がなぜ進まないのか疑問だが、そうした時代が終わろうとしているなら歓迎しこそすれ、煙たがる理由はどこにも無いしね…。ムショに加害者を閉じ込めても何ら補償にならないって不条理が多すぎるな、この国は…。

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タイガー田中、逝く…。

2006-09-27 22:21:29 | 我思う、故に書くなりよ。
残念だなぁ…。丹波さん…。

ゆるゆる、日本を舞台にした『007』シリーズの作品が作られるんじゃないか…と、聞いてはいるんだが、40数年前とは違い、超近代的な建物や、欧米と遜色の無いボンド・ガール、ハイテク満載の超絶ボンド・カーは揃えられても、そこに…

『タイガー田中』

の姿が無いのはやはり寂しい…のである。

まぁ、おじたん。がリアルで丹波さんを知ったのは『Gメン'75』からで、それ以前の作品での活躍はAV(おーでぃおびじゅある)に凝りだしてからのコトであるが、

「いつどの時代の役でもふてぶてしくエラそーにしている…」

と言う印象が焼き付いている。それはそれで、どーかと言う話もあるが、それで良いのが丹波さんなのだ…と、納得出来るだけのものがしっかりとあったワケで、そうした俳優・女優さんが昔は数多くいた。まぁ、今では死語だけれど『国際派スター』と呼ばれた数少ない人にはそうした方が多い。三船さんとかね。松田優作がその入り口で逝ってしまったのもひどく残念だが、彼の『ブラックレイン』を見ているかの様な感じで丹波さんの『007 007は2度死ぬ』を見てみると、

「あー。昔からエラそーだったんだなぁ…」

と。違うか…。でもまぁ、英語バリバリで堂々と「エラそー」にしている感じは時代を考慮して差し引いたとしても、すげっ…! なんだよね…。

まぁ、日本を舞台にしたこの作品は、相当にオリエンタル炸裂な感じで、日本人化したジェームス・ボンドはトラウマだぞ…。他にも、日本人として初めてのボンド・ガールも出るし、準ボンド・カーとしてトヨタ2000GTのカスタムモデルが出て来たり、出来立てほやほやの首都高だとか、ニュー・オータニだとか、新幹線とかもちらちら出て来た覚えがあるが(丸の内線も…)、西洋から見た日本がいかに『オリエンタル』なものなのか、エキセントリックな感じで良かったりする。

この辺のエキセントリックでオリエンタル炸裂な感じは、そのだいぶ後に作られた『オースティンパワーズ』なんかにしっかりと受け継がれているので見比べてみるのも面白いと思う…。

でまぁ、近年じゃ、あまりにお年を召した映像しかお目にかかれなかったものだから、さすがに寂しいものはあったのだけれど、霊界に帰る…ってコトなので、あまり悲しいとかと言う気持ちも無かったりする。さすがに宣伝マンを自称していただけの事はあり、誰もがあっちに帰るものだと思っているところがすげぇ…。

惜しいのは『1941』での三船敏郎の様な活躍も見たかったという感じ。あれはあれでどーかと思うが、あっても良かったんじゃないかな…。テツロー・タンバとしてあっちでも名は知られているだけに…。

単に、昔の人が死んだ…ってだけの話じゃ無い。そうした逸材を失ってしまうことは時間と言うものがある以上、仕方が無いのだけれど、次への逸材へ受け継がれているのかどうなんだか怪しいところがもったいない…と。

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