アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ブータン 謎の郵便事情

2024年08月11日 | Weblog
 このタイミングで、なぜブータンを思い出したか?東京へ越してきて1年半、悪口のつもりはありませんが、「東京は郵便事情がよろしくない」。今日投函した郵便物が、都内宛てなのに明後日でなければ配達にならない。北海道なら、あの広さで翌日配達でした。
 それでぇ、郵便事情が悪いといえば、ブータンです。 
 あと、長男が待ち続けた、ランドクルーザーの納車日がようやく決まったという。ランクルとブータンのどこが関係あるか?ワンチュク国王の車が、ランクルなのです。
 と、まあ、後付けのような理由で、ブータンを思い出したわけです。

 ブータンの人々は、仏教の教えにしたがって日々暮らしています。そのため、「(基本的に)虫や動物を殺さない」のです。蟻ん子も踏まないように注意します。
 きれいな川があります。川魚が豊富のはず。釣りが趣味だった私にとって、垂涎の的。しかし、ブータンの人にとっては釣りなどもってのほか。
 なぬ、「ブータン人は、肉も魚も食べないのか」って?いえいえ、食料品店では、どこでも干肉と魚の干物を売っています。その全てが、インドから輸入です。
 つまり、「殺すのはインド人、食べるのはブータン人」。
 あちこちで、道路工事をしていますが、労働者は全てインド人。インド人の集落まである。ブータン人は、「見ている側」です。

 で、郵便の話しなんですがね。ブータンから北海道へ絵はがきを送ったら、何日ぐらいで着くと思いますか?
 実際に、首都テンプーから、絵はがきを送りました。2週間後に北海道に配達されました。「時間が、かかりすぎかな」とも思いました。おそらく、輸送にかかる諸事情と関係があるのだろうと納得しておりました。
 テンプーで絵はがきを投函した翌日、ブータン王国唯一の空港がある町パロで、3枚の絵はがきを投函しました。これが、なかなか配達にならない。
 40日後に1枚、配達されました。
 76日後、2枚目が配達になりました。
 そして、98日後、3枚目が配達に!

 諦めていたのに、98日かけて北海道に届いた!98日間も、どこでどうしていたのでしょう?
 宛先を日本語で書き、余白部に「to Japan」と、書いた。絵はがきなので、文面は日本語で宛名面の下半分に書いた。切手は、有名なブータンの切手…ブータン人以外には、おもちゃの切手に見えるかも…。消印は、かすれて判読不能。

 つまり、日本までは順調に届いたとしても、日本国内の郵便局員が、「これ?誰かおもちゃの切手でいたずらに投函したんじゃないのか?」と、考えたのかも知れない。
 いたずら郵便物だとしても、局員が勝手に廃棄処分にはできない。そこで、詳細に検査し、ブータンに問い合わせるなどして問題のない郵便物であることを突きとめてから配達。これは、あり得ないですね。ハイ。この説、却下します。
「航空便じゃなくて、船便で来たんじゃないか?」この説も、ブータンには、海がないので却下。川の舟便?ヒマラヤからの急流ですよ!誰が、舟で郵便物を運ぶの?却下!

 なぬ?「98日もかかったというのであれば、飛脚で来たのかなあ?」だって?あ、あのね、国際宇宙ステーションに人類が滞在する時代ですよ…いくら幸福の国でも、飛脚で絵はがきを運ばないでしょう…。
 飛脚の人、ヒマラヤを越えるとき、「ふんどし(褌)一丁」なのでお尻も寒いしぃ。日本海を泳ぎ渡るときも、疲れるしぃ…。

 結局、「どうして98日もかかったか?」は、迷宮入りです。


オーイ ミズシマ イッショニ ニホンへカエロウヨ

2024年08月10日 | Weblog
 パリ五輪、日本の底辺でこっそりテレビ観戦していた私にとっては、「美しさに欠ける大会」でした。「マジカヨ?」と思ったのは、柔道の審判。私は貧相な痩せオヤジではありますが、講道館四段。退職まで、柔道着を着ておりました。私が、「マジッスカ?」ですから、日本の柔道関係者は、皆さん「変だぞ!?」と、思われたかと。
 女子ボクシングの、性別問題。ニュースを聞くのも煩わしい。こんなにゴタゴタするなら、「ボクシングは、性別は無関係。男でも、女でも、ニューハーフでも、クエッショニングでも、何でも良い」と、するしかない。ジェンダーニュートラル。「平和の祭典」も、ヘチマもないです。

 閑話休題。パリ五輪に、ミヤンマーの選手は出場していると思いますか?国軍の空爆などで多くの死傷者が出ている国です。オリンピックに選手派遣はぁ…。と思っておりましたが、ミヤンマー選手、出場しておりましたねえ。
 バドミントン女子シングルスに1名。
 競泳男子100メートル自由形に1名。

 私は、「ビルマの竪琴」に涙を流した世代ということもあって、軍事政権が決めた「ミヤンマー」という呼び名に嫌悪感を感じています。「あの国は、ビルマでなければならない」と、考えているものですから。

 日本政府は…ビルマの軍事政権をいち早く承認し、「ビルマの日本語の呼称をミャンマーと改める」としました。ホント腹が立ちますよ。日本って、そんな国なのかよ!
 その時の日本首相は、就任したばかりの、宇野宗佑さん。水島上等兵は、ビルマの山中でさぞ怒り狂ったことでしょう。

 日本の新聞社は、「軍事政権を認めたくないという態度」は見せてくれました。
 朝日新聞は、「ミャンマー(ビルマ)」と表記。括弧書きじゃなくて、堂々と、「ビルマ」としてくれたらもっといいのに。
 毎日新聞は、「ミャンマー」との表記を原則にしている。しかし、「ビルマ表記も認める」と、している。逃げ腰ではあるが、ビルマの余地を残しているので…まあ…。それにしても、日本政府はふがいない!

 世界的にはどうなっているか…
 アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア、タイは、「ビルマ」と呼んでいます。隣国のタイが「ビルマ」と呼んでいる。なんとも心強い。
 EUは、「そんなのどっちでもいい」という考えか、「ビルマ」と「ミヤンマー」の併用。
 BBC、ワシントン・ポストなどの有力メディアは、「ビルマ」。いいぞ、いいぞ!

 軍事政権が、「ミヤンマーと呼べ」と言ったので、ビルマ大好きの私など、意地でも反対しなければなりません。
「ミヤンマー」という呼称をどこから引っ張り出してきたかというと…
 12世紀の碑文に、「ムランマー」と書いてあるのだと。ムランマーが時代と共に変化して(訛って)ミヤンマーになった。つまり、ミヤンマーの呼び名のほうがビルマより古い…。で、ミヤンマーが訛ってビルマになったんだと!時系列を追うと、「ムランマー⇒ミヤンマー⇒バーマ⇒ビルマ」。

 軍事政権の言い分は、
「ビルマは、ビルマ族だけを指し、ミヤンマーは、国内の全民族を指す」だからミヤンマーなのだ!(分かったかコラ!アンティークな老人よ。←これは、言っていません)
 このようなもっともらしい理屈をでっちあげて国際社会に説明。
 歴史的に、ミヤンマーもビルマも同じもの。民族についても、ミヤンマーもビルマも、「ビルマ族を指す」これが正しい。

 結局、「どっちでもいい」ということが分かりましたよ。しかし、軍事政権の言いなりにはなりたくない。「ビルマはビルマ!」です。

「ビルマの竪琴」で、水島上等兵は、僧になって山へ入り、日本軍と一緒に復員することを拒みました。仲間達は、オウムに「 オーイ ミズシマ イッショニ ニホンへカエロウヨ」という言葉を覚えさせました。
 山中に戻ったオウムは、水島上等兵の肩に止まり、このセリフを繰り返しました。しかし、水島上等兵の、「ビルマに留まり、死んでいった仲間達の慰霊をする」という意思は変わりませんでした。


日本語はゾンカ語の流れもくむ

2024年08月09日 | Weblog
 私の数少ない自慢の一つが、「ブータンを旅したことがある」です。なぜ自慢か?ブータンを訪れる日本人は、ごく少数ですから自慢になるかなと。
 ブータンを訪れる日本人観光客は、コロナ明けでも年間およそ4,000人。これでも、ブータンを訪れる外国人観光客は、日本人が1位なのです。

 ブータンは、興味深い国です。伝統衣装(男性は「ゴ」、女性派「キラ」)の着用義務があります。国家のアイデンティティ保護の一環でしょうか。
「義務」といっても、公式の場に出る場合だけ。子どもたちは、学校へ行くときは、「ゴ」「キラ」着用です。帰宅したら、自由な服装でOK。
「ゴ」は、「呉」。日本の漢字の「呉服」の「呉」ですよね?道理で、「ゴ」は、日本の「浴衣」「丹前」そのものです。顔も、日本人と同じ!

 日本と違うところでは、「一夫多妻制が合法」。さらに、「一妻多夫制」もある。ブータンでは必ず付けなければならない専属のガイドさんが、おもしろ可笑しく、「一夫多妻制と一妻多夫制」の顕著な例を話してくれました。4人の妻を持つ男性の例とかです。今は、一夫多妻も一妻多夫も否定される傾向にあるそうで、消滅へ向かっているようです。婚姻によって改姓することもなく、自然に夫婦別姓。
 美しい棚田がありますが、これは、日本人の指導によるもの。ブータン農業の改善に尽くしたこの日本人は、国王から「ダショー(最高の人)」の称号を授与されました。

 私が「ブータンへ行って是非やりたいと思っていたこと」がありました。それは、ブータンの子どもに、「1~10までの数をブータンの公用語である『ゾンカ語』で唱えてもらうこと」でした。(英語も公用語です)
 意味が良くわからないって?
 日本語の1~10は、「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ・・・」です。
 ゾンカ語は、「1→チィ、2→ニュィ、3→スム、4→ジィ…」、ほぼ同じなのです。その事実を確認したかったというわけ。

 学校帰りの、小学校高学年ぐらいの少年を呼び止めました。ブータンの学校教育は、「英語」。家に帰れば、祖父母とはゾンカ語で会話、両親とは英語で会話。ゾンカ語は祖父母の代で消えていきそう。
 さて、少年に、「1~10まで唱えてよ」と、言ってみました。すぐさま…
「one,two,three.four・・・」そりゃそうだよね。私は即座に言い直しました。
「ゾンカで、1~10まで唱えてよ」 少年は、笑って、唱えてくれました!
「1→チィ、2→ニュィ、3→スム、4→ジィ…(中略)…さらに、11→チュウチィ、12→チュウニィ、13→チュスム、14→チュウジ…」嬉しくなりました。
 ブータンの九九にも興味がありました。15×15までを暗記するのです。これは、「唱えてよ」と、おねだりできませんでした。

 ともあれ、私がブータンを訪れた目的を達成することができました。日本語のルーツの、支流か本流かは解りませんが、「ゾンカ」があることが立証できました。
 蛇足ですが、「ゾンカ」の「カ」は、「語」という意味。「ゾンカ語」というと、意味は、「ゾン語語」。現地では、「ゾンカ」でいいようです。


高度の精神活動でボケ知らず

2024年08月08日 | Weblog
 今年も7ヶ月過ぎました。早いっ!坂道を転がり落ちるような速さ。つまり、老化速度が勝手に加速している。
 日常会話の相手は、もっぱらカミサン。カミサンとしか話さない日すらあります。そこで、独特の会話ができあがっておりまして…。

「あれ、あの人…うーん、誰だっけ?あそこへ一緒に行ったよね。あそこはどこだったっけ?いつだっけ?」
「あれ持ってきて!」「どれ?こ、これか?」「違います。それ、そこの…」
「あれ」「これ」「それ」「どれ」ばかり。固有名詞が…出てきません。
「指示代名詞を使った会話」と考えれば少しはカッコイイが、実情は、「ハイレベルのもの忘れ」。
 若くても、もの忘れはあると励まされることもあります。ありがたいが…「ど忘れ」と「もの忘れ」は別だと思います。
 なお、「お若いですね」は、「老いてますね」という意味。小学生に対して、「お若いですね」とはいわない。

 人には決して言えない行動も増えてきました。
 普段は飲まない缶コーヒーを勧められ、よく振って缶を開け…飲む前に、大きくまた振ってしまいました。自分の服にかかっただけで済みましたがね。

 メガネの失敗も多い。メガネをかけたまま目薬を入れようとしたり、洗顔しようとしたことも。自分でおかしくて笑ってしまいます。
 同じく洗顔の際、メガネを外していることを忘れて、メガネを外そうとしたり…。なかなか外れなかったんです。
 なぬ?病院へ行けって?もう少し猶予を下さいよ!でも、病院の受診科目(診療科目)は?眼科?認知症外来?

 シャンプーとリンスの使い間違い…。「なんか変だなぁ?」とは思うのですが、風呂から上がる時にようやく気づく。ということは、気づかないこともあるということ?これが、薄毛の原因かなあ?

 車を駐車するときに、バックミラーをたたんでおくのですが、出発の時にミラーを出し忘れる。進路変更をしようとしてミラーを見て、出ていないことに気づく。この時の怖さは一通りではない。後続の車を確認せずに、ブリンカーを出して進路変更をしてしまっているわけで…。

「ああ、ボケたなあ」とつくづく感じるのは、車を止めて降りようとするときに降りられない時ですね。
 どうして降りられないかって?シートベルトを外さずに降りようとするから…!情けないやら、可笑しいやら。

 人間の記憶力は30歳から40歳がピークで、その後は、ゆっくりと低下していく。早い話が、「ボケ」。アルコールを飲む人は、ボケが加速される。記憶力のみが低下するのではなく、おかしな行動の頻度も高くなる。

 一縷の望みは、「高度の精神活動はボケ知らず」という偉人の言葉。毎日ブログを更新していればボケの進行は遅れるのではないか?
 えっ?「その偉人って誰のことだ」って?
 そ、それは、わ、私なんですけどね…。



笑い皺でハエを捕まえた

2024年08月07日 | Weblog
  自慢ではありませんがぁ、我が家は元士族です。ねっ、自慢になっていないでしょっ!士族といえば切腹。
 なぬ?「切腹と言えば、成田悠輔。成田悠輔への誹謗を書く気か?」って?いえいえ、人様の悪口を書くブログではありませんので。それにしましても、成田悠輔さんへの評価が「好きか嫌いか真っ二つ」。こういう人も珍しい。
 私は、成田さんに自決を勧められたとき、唖然としましたよ。 このことについては、彼が「アシスタント・プロフェッサー」を勤めている「イェール大学」が、「成田の発言は、本校の考え方ではありません」と、わざわざ発表しました。「イェール大学」のイメージダウンになりますからねえ。おっと、話しがまたまた「棄老」へ行きそうなので、棄老(軌道)修正。

 切腹ですが、腹部を切開しただけでは人は即死しません。経験したのかって?しっ、してません、してません。
 即死しないので、「介錯」することになりました。いかがでしょうか、このような「解釈」でよろしいでしょうかね
「介錯」では、頭部を完全に切断せず、首の皮で胴体に繋げた状態としました。胸の前にぶらさがった頭の重みで切腹者を前のめりの状態で死なせる配慮。「首の皮一枚」という表現は、ここから来ているのですね。介錯の解釈は、これでいいでしょうか?なぬ、「しつこい」って?はい、「かいしゃく」は、これで止めときます。

 私の顔の上をハエが歩いておりまして、なかなか飛び立たない。おかしくて微笑んだところ…なんと、たまたまハエの足が1本、私の顔の皺に落ちた!おかしくて笑ったものですから、皺に捕らえられハエが飛び立てない。ハエは、必死で逃げようと羽をばたつかせましたが、私の笑いは、大笑いに変化したためハエの足はさらに深みにハマった。
 顔の皺でハエを捕まえた男…地球人類80億人の中でも、そう多くはないでしょう。日本でも10人ぐらいしかいないかも。チョッピリ自慢です。

 背中に、「箱根駅伝」の文字が入ったグラウンドコートを入手しました。自慢げにそれを着用し、小田原の鈴廣という蒲鉾屋さんの前で応援したことがありました。
 それで、そのグラウンドコートのファスナーを途中まで上げて車に乗り込みまして…運転しながらファスナーを一番上まで上げようとしたそのとき!
 「イテテテテッ!」
 私の首の皮は、皺々(しわしわ)でたるんでいるものですから…ファスナーが首の皮を食い込んでしまったのです。強く引き上げたり、下ろしたりすると、首の皮がちぎれ、大量に出血する!血液サラサラの薬を服用しているものですから。
 なんとか車を停め、助手席のカミサンに助けを求めました。カミサンとて、首の皮をファスナーに食い込ませた運転手を助けた経験などあるはずもない。
30秒後…出血することなく、ファスナーから首の皮が救出されましたぁ。よかったよ~っ!

 で、最近は…フリース、ブルゾンなど首までファスナーを上げる衣服の場合…しょっちゅう、「首の皮を食い込んでしまう」。痛いですよ。でも、今のところ「首の皮がちぎれる」という事態にはなっておりませんがね。
 首の皮1枚でも痛いのですから、切腹は痛いでしょうねえ。今は、平民で良かった。


 水深60メートルのプールは…歩けない

2024年08月06日 | Weblog
 身障者になって、辛いことだらけです。その中に、プールへ行けない辛さがあります。五体満足のころは、毎日1時間、プールで歩いておりました。アクアウオーキング。旅行にも水泳用具は必ず携行。海外30数カ国のプールで、歩いてきました。

 トルコでも、ホテルのプールでウオーキングに励みましたが、「深い!」。つま先でようやく歩ける。当然体が斜めになると、水没。水深152センチのプールもあるにはあったが、全体的に160センチ超。

 アメリカでは、もっと深かった。飛び板飛び込みのプールかと思いましたよ。底は見えるが、深さが怖ーい!当然、足は底に着かない。よって、アクアウオーキングは無理。で、しょうがないので縁につかまっておりました(救助されそうになりました)。

 ブリュッセル(ベルギー)に、世界で一番深いプールがあるという。世界一深いプールといっても、アメリカの比ではないだろうと思ったら…最深部で水深35メートルだという!そりゃあ、世界一だわ!
 と、思っていたら、ポーランドのムシチョヌフというところに、水深45メートルのプールができました。アクアウオーキング?出来ません、出来ません。難しいです。
 と、思っていたら、アラブ首長国連邦ドバイ首長国に、水深60mのプールができました。
 深さ比べをされてもねえ~。身長が60.5mぐらいなければ歩けません。

 プールの深さの基準は、あるにはあります。国際水泳連盟の競技規則で、最低5フィート(約152センチ)となっています。競泳用・シンクロ用のプールの深さは、5メートル程度。飛び込み用は、6メートルぐらいのもの。 
 スキューバーダイビングの練習プールは8~10メートル程度。つまり、60メートルの深さのプールは、違反でもなんでもないけど、「よくそんなプールを造ったもんだね!」ってとこ。

 この60mプール、アクアウオーキング以外なら何にでも使える。スキューバダイビング訓練用のプールとしては最適でしょう。5フィートのプールではスキューバダイビングの練習はできないのかって?できます。しかし、耳抜き、器材の脱着、中性浮力の練習などができない。
 
 アクアウォーキングの何が楽しかったか?
 筋肉を動かし血流をさかんにするので、「アンチエイジング」に有効に作用する。よって、アクアウオーキングのあとは、「達成感」「安心感」「生きている実感」、まだやれるぞという「ほくそ笑み感」…精神衛生上大変良い。
 個人の思い込みでしたがね。


55年前、中国とソ連が戦った 何だったんだ?

2024年08月05日 | Weblog
   プーチンが北朝鮮を訪問。この動きが気に入らないのが習近平。すぐさまプーチンと会談。「僕たち、仲良しだよねー」を確認。
 習近平、プーチン、金正恩、この3人と互角に立ちあえる日本の政治家はいるのか?
 岸田さん?習近平の無表情なツッパリに、あっさり土俵を割りそう。 
 石破さん?石破さんの「睨み攻撃」も、金正恩の「ぶちかまし」には効果がなさそう。
 麻生さん?プーチンの背負い投げで5.8mぐらい吹っ飛ばされそう。
 過去の日本の総理に、田中角栄さんがおられました。角栄さんなら、三人組を片っ端からぶっ飛ばしそう。そんなに強かったのかって?類まれな権謀術数と人心掌握術。このような政治家は、もう現れないかも。

 さて、仲良しのロシアと中国ですが、ロシアがソ連の時代、ソ連と中国が戦闘状態になったことがありました。
「珍宝島だろ、昭和44年のことだから、赤ちゃん以外は知ってる」って?失礼いたしました。
 珍宝島(ちんぽうとう)事件は、今から55年前(1969年 昭和44年)のこと。私は、21歳でした。

 満州に、アムール川という大河があります。中国名は黒竜江。
 私は子どもの頃、この川の名を父から何度も聞かされていました。父は、日本軍の上等兵で、チチハル、ハルピンへ行っていたのですが、この川の大きさには度肝を抜かれた様子でした。
 で、アムール川の支流であるウスリー川に中州がある。支流といっても川幅は500m。中州は、珍宝島(ダマンスキー島)という名前が付いています。この、珍宝島の領有権を巡って、ソ連と中国の大規模な軍事衝突が発生したのです。

 中国の国境防衛隊が、夜中に珍宝島を侵犯して占拠し国旗を立てました。
 ソ連軍は、すぐさま追い払いました。その後、中国軍は、一個師団(1~3万人)を投入して島を奪還。

 さてさて、ソ連軍なんですがね。中国との国境線上空に12個の宇宙衛星を飛ばしておりまして、同一地点を1時間ごとに衛星で監視する態勢をとっていたのです。 
 深い霧があたりを覆ったある夜、膨大な数の戦車を動員して島を取り囲み、翌朝一斉射撃で中国兵を撃ち殺しました。そして、戦車を上陸させて生き残っていた兵隊たちを(死体も含めて)戦車でローラーをかけて轢き殺してしまいました。
 これが珍宝島事件のあらまし。

 私は、「夜中に占拠」は、中国らしいなあと思っていました。「生存者も死体も一緒くたにして轢き殺す」は、ソ連らしいなあと感心したものでした。感心する所じゃないですがね。

 珍宝島事件で、中国は、「衛星で監視しているソ連には勝てない」と悟った。で、どうしたかといいますと、米国に頼ることにしたわけです。

 ここで田中角栄が出るのですが、1972年(昭和47年)に中華人民共和国を訪問。北京で周恩来首相や毛沢東共産党主席と会談。日中国交正常化を実現させました。
 珍島事件が、1969年なんですよ…。ほぼ同時期に、中国が米国と仲良くなり始め、日本が中国と仲良くなる。その後の田中角栄の動きが目障りだったのが米国。米国は、田中角栄を総理の座から引きずり下ろすために、「ロッキード事件」を仕掛けた。

 田中角栄さんのような政治家、今の日本じゃ現れないのかなあ?武器なしで、ロシア、中国、北朝鮮を、ねじ伏せる政治家の出現を期待しています。


リンゴを皮ごと食べる?いいと思いますがぁ…

2024年08月04日 | Weblog
  リンゴの皮に多く含まれているポリフェノール…
○ フラボノイド ・・・殺菌作用。血中コレステロールを低下させる。高血圧を予防。肝機能の向上。殺菌効果
○ フェノール酸・・・消化器、代謝性疾患の改善。
○ エラグ酸 ・・・美白効果。
 だから、りんごは皮をむかないで食べるのがいい…この話を、丸呑みして信じた私がバカだった。

 りんごを水洗いし、皮をつけたまま切って食べました。6月(当時)だというのに、ボケていない(私じゃなくてリンゴ)。しゃきしゃきとした歯ごたえ。「保存の仕方が進歩したんだなあ」と感心。1個のリンゴをカミサンと食べたのですが、食べ終わる頃カミサンが、「何かぁ…味が変!」と、言いはじめた。私は、味覚音痴なのでリンゴの味の異常など気づくはずもない。
 
 そのうち、口の中を鏡で見たカミサンが、「病院へ行く!」と、言い出した。午後8時30分を過ぎていた。なんと、私の口の中も真っ赤になっており、ヒリヒリと痛みだしていた。
 病院へ連絡し、診察していただくことにした。車の運転は、カミサン。なぜ私が運転しなかったかって?実は、酒気帯びだったもので…。
 運転中、カミサンの意識はあったが、吐き気・頻脈・頭痛を訴え、普通でないことはよく分かった。

 病院到着。救急の患者なのに、「この紙に記入して」「こっちの紙にも」…カミサンが気力を振り絞り、懸命に住所氏名やら、受診票やらへ記入している。私は、「救急患者ですよ!のんきにこんな書類を書いていられっか!」と、言いたかった。だけど、かなり具合が悪かったため言う気力が萎えていた。

 ようやく、診察室に呼ばれた。診察の結果は、「徐々に緩和されているようですから…薬を出しておきます」。この場合の説明としては、優等生的です。「リンゴの皮に付着していた化学物質が口内の粘膜に作用を及ぼした」などと言ったら問題になりますから。
 私は思わず、「食べたリンゴと同時に買ったリンゴがあるのですが、保健所へ持っていったほうがいいでしょうか」と、質問すると…
 「調べてもらうなら、保健所へ持ち込むしかないでしょう」とのこと。

 それからが…家族会議というか夫婦会議というか…カミサンは、「リンゴを保健所へ持っていこう」と主張。私は、「時間が経てば、口の中は治りそう。保健所で調べると、間違いなく「合成保存料」の過剰な使用が判明する。そうなると、販売しているスーパーや仕入れ先等へ大きな影響を与える。スーパーの店員さんが、はす向かいに住んでいるし…」と、泣き寝入りを希望。
 合成保存料(ソルビン酸や安息香酸など)が、口の中の粘膜や歯茎に焼けるような痛みを感じさせるだろうか…。もっと、恐ろしいものの仕業か。
 結局、泣き寝入りに決定。1か月後…私の口の中は、まだ、ただれていました。熱いもの、冷たいもの、辛いものが直接神経に障る…保健所へ持ち込めばよかったと、かなり後悔しております。もう時効ですから…今から騒いでも、単なるクレイマー。「菓子折持っていけば大人しくなるだろう程度」にしか扱われないんじゃないか。
 カミサンは、私より早く完治。女性は化学薬品にも強いのかな…。

 我が家限定の教訓として…
 1 8月中旬~12月に売られているリンゴであれば、よく洗えば皮ごと食べてもよい。
 2 1~8月中旬に売られているリンゴは、よく洗った後、必ず皮をむいて食べなければならない。 
 以上が、身をもって体験して得たリンゴの食べ方の結論。トホホ…。
 今、何故リンゴの思い出を書いたか?症状が、5月に患った、「スティーブンス・ジョンソン症候群」と酷似していたのです。
この病気、原因は「薬疹」であることが多い。リンゴの保存に使われた、何らかの薬品が関係していたのかなあと思ってさ。


「走らないバスケ」起こすか旋風!

2024年08月03日 | Weblog
    今日から始まる全国高校総体男子バスケットボールに、和歌山南陵高(和歌山県日高川町)が出場します。部員が3年生6人だけ。学校の経営難で生徒の新規募集が停止され、在校生の転校も相次ぎ部員6人に。
 バスケは走りますから、疲労困憊となります。次々と選手交代しなければ、「足が攣る選手続出」と、なります。6人での戦い!?これは過酷なんてもんじゃないです。

 それで、和歌山南陵高男子バスケットボール部の戦術が、「走らないバスケ」。
 昨年までは、ボールを奪ったら素早く攻撃に移る速攻主体だったそう。
 部員6人の今、激しく駆け回るのは消耗が著しい。そのため、パスをつなぎながらゆっくり攻める「走らないバスケ」に転換したという。

 これって、理にかなった戦術ですが、まさしく「常識破り」です。でも、私は、このことを知ったとき手を叩いて喜びました。なぜなら、「頑張りたくない。楽して成果を上げたい。努力は最小限に」を、モットーとしている私です。「走らないバスケ」は、まるで私の生き方のような。
 なぬ?和歌山南陵高バスケの「走らない…」は、アンティークマンの「できればサボリたい」というモットーとはかけ離れた、崇高なものだぞって?ハイ。十分認識してますよっ!

「走らないバスケ」から、同年代の鎌田實先生を思い出しました。
 なぬ?「鎌田實先生って、アイスランドやノルウェーの捕鯨船を体当たりで沈没させた人か?」って?そ、それは、シーシェパードでしょ!鎌田先生は、ピースボートの水先案内人です。「ピースボート」と、「シーシェパード」全然似てないと思うのですが、よく間違われます…?

 その鎌田先生、本職はお医者さんであり、作家さんです。
「がんばる」について主張されておられまして…。
「がんばる」は、20世紀の日本の文化そのもの。戦争を引き起こしたのもがんばった結果だし、戦後の奇跡の復興を遂げたのも「がんばろう」の合言葉のもと。
 がんばった結果として…(20世紀後半になって)自然を壊し、経済や教育や家族のあり方を壊し、そして自らの健康を壊してきてしまったような気が…。(た、た、確かに…!流石、鎌田實先生!頑張らなければ、何も壊さなかったはず。こういう主張にふれるにつけ、フロイトは凄い人だったんだなあとつくづく思うのですがね。鎌田實さんは、間違いなくフロイトの影響を受けておられますね)

 鎌田先生の主張で、人類が知っておかなければならないことは・・・がんばるときは交感神経が刺激されて、リンパ球が減って免疫機能が低下しています。がんばる人のほうが、悪性腫瘍等になりやすいのです。
 つまり、「がんばらないでよぉ。がんばたらよくない病気になりやすいよ」ってこと、

 だけどぉ…、「頑張らない⇒働けるのに働かない⇒収入がない⇒凶悪事件を起こす」この流れ、増えてますよね。

「あなたは誰かのために生きていますか?」と、問われたときどう答えるか?私は、「妻のため、子どものため、孫のため」と、答えますが…。
 これについて鎌田先生は、「1%だけでも誰かのために」と提唱しておられる。(「誰かのために」は、自分以外の誰かと解釈しました)
 1%は誰かのために生きなさい。個人も社会も幸福にする、小さいけれどとてつもない力…。(中略)1%は誰かのために生きてみてください。

 1%でいいのなら、努力嫌いの私でも喜んで努力しますよ。もっとも、私の1%は、健常者の0.1%にも及びませんがね。

 和歌山南陵高男子バスケットボール部の「走らないバスケ」、がんばってほしいなあ。間違えました。あまりがんばらないで旋風を起こしてほしいなあ。


頑張れタバコ農家、ケシ農家!議員の誹謗打破!

2024年08月02日 | Weblog
 私は、人様の批判はしません。なぜなら、社会の底辺でうごめいておりますもので。世の中の皆さんは、ご立派な方ばかり。批判など出来るはずもございません。

 しかし、BUT!パリ五輪体操代表を辞退した宮田某サンにかかわる、イノセ アントニオーニ参議院議員さん(仮名77歳)の談話については批判させていただきたい。
「なぜ、わざわざ仮名にしたんだ?猪瀬直樹じゃだめなのか?」って?
 アハハ。名誉毀損で訴えられた時、「実名は出してませ~ん」と、言い逃れするためです。

 イノセさん、どんな談話をされたか…。
「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!?規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」

《日本人は劣化している》
 これには、私は、烈火のごとく怒りましたよホント!部分を見れば、「日本人って、こんなに悪かったっけ?!」と、思われることは多々あります。あれもこれも「一緒くた」にして、「日本人の劣化」だとぉ!

《規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきた》
 国会議員をしているのに、「規則が良くない」という。未成年の喫煙、飲酒を語るのに、「規則」?法律と規則の違いすら曖昧。このような人物を東京都知事にしたり、国会議員にしたり…その意味で、有権者の日本国民は劣化したというのかな?

 そもそも、「劣化」という言葉が修飾するのは、「町工場で40年使われてきた工作機械」でしょ!(出ました!独断と偏見の決めつけ)
 しかも、工作機械の劣化には、「尊敬と感謝の念」が込められています。
 イノセさんの「日本人の劣化」には、ウケねらいで人を馬鹿にする侮蔑の念が、たっぷり込められています。そこまで日本人が嫌なら、とっとと日本人をお辞めになれば!日本語能力が低い人に「劣化」を言われたくないです。劣化しているのは、あなたです!

《たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!》
 これも、とんでもない言葉です。「タバコ」に対して「たかがタバコ」だって!20歳以下の喫煙は、法律違反でしょ?法律違反に「たかが」は、くっつきません。日本語を勉強していただきたい。

 そもそも、タバコ農家の皆さんは、需要低迷の中生き延びるために懸命なのです。この20年で8割のタバコ農家が「タバコ廃作」に追い込まれているのです。イノセさんは、信州のご出身。信州といえばタバコ。6月の下旬~7月上旬には、白とピンク色の美しい花が咲きます。タバコに対する畏敬・感謝の念など欠片もなく、「たかがタバコ」とは!自分を育ててくれた信州の人々の苦悩と頑張りなど、な~んも関係ない。

《麻薬じゃないんだぞ!》
 だったら、麻薬ならどうだって言うんだ、こらっ!アンティークマンは大人しいだけが取り柄と思ったら大間違いだぞっ!もっとも、怒ることはありませんがね。「文面で怒っている」って?だいぶ押さえているのですが。私は、麻薬のありがたさを解っています。
 イノセ議員さんは、麻薬農家(ケシ農家)についても無知というかぁ、自分とは無関係だと思っているんですね。むしろ、痲薬を忌み嫌っている。

 痲薬は、ケシから「生アヘン」を作ります。生アヘンの中には、鎮痛作用のあるモルヒネが成分として含まれ、医薬品としても使われています。痲薬農家が頑張ってくださっているおかげで、医薬品が作られるのです。モルヒネから、さらに強い麻薬「ヘロイン」が作られます。私も、足切断手術の時、モルヒネのお世話になりました。ケシ栽培農家さんには感謝しかありませんホント。ケシ農家さんを「悪」のように言う。こんな国会議員がいる国、日本。情けないです。

《こんな些細なこと(喫煙)で19歳の夢を潰すつもりか!》 あらら、日本国民を「劣化」と馬鹿にし、タバコを「たかが呼ばわり」し、痲薬を蔑み、締めくくりとして「とってもいい人」になっちゃったぁ!
「19歳の夢を潰すつもりか!」と締めくくれば、正義の味方ですよね~っ!サイレント・マジョリティーは、こぞって「イノセさん、素敵っ!」と、なっちゃいます。全然、羨ましくないけどね。
 でもさあ、19歳が、喫煙(飲酒も)ですよ。法律違反なんですよ。
 スポーツで有能な子に対しては、法律違反には目をつぶれってかぁ?
 能力が低い子の夢は、潰してもいいってかぁ?
 国会議員は、そこまで劣化したのかぁ?