アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

太陽光パネルのマニ車 「徳」を積み放題

2024年08月31日 | Weblog
    ブータン旅行中は、「マニ車」を回しましたぁ。一生分も、二生分も回しました。マニ車はブータン国内のお寺に必ずといっていいほど設置されている円筒状もの。大きさは大小さまざま。標準的な大きさは、直径1m、高さ3mぐらいでしょうか。内部には経文がセットされている。

 マニ車を1回まわすと、そのお経を1回読んだこと(徳を積んだこと)になる。ナマケモノの私のために作られたものような、便利なもの。お寺以外の様々な場所でも目にすることができます。川のある場所では。水流でひたすら回り続けるマニ車もあります。ナマケモノの極致ですね。回す方向は、時計回り。逆に回すと、それまでの「徳」も何もかも失ってしまうという。
 私は、自分へのお土産として、「太陽光パネルで回るマニ車」を買いました。太陽が、お経を読んでくれる。「徳」も、無限に積み上げられます。アハハ。

 大変なものを見てしまいまして・・・初めて見たときは…
「いいのかこれ?大丈夫なのかブータン?」と思いました。何を見たのかって?
「ポー(男根)」です。
 民家の壁に描かれた巨大な男根。猥褻物陳列罪でしょ!壁画だけじゃない。男根をモチーフとしたオブジェが軒にぶら下がっている。直径40cm、長さ4mのものも。殆どの寺にぶら下がっています。民家にも堂々と。
 私は、初めて見たのでびっくりしましたが、日本でも金山神社(神奈川県川崎市)の「かなまら祭り」や、田縣神社(たがたじんじゃ 愛知県小牧市)の「豊年祭」などは、男根が登場するのだそう。
「かなまら祭り」では、巨大な男性器がピンクに塗られて練り歩く!
「豊年祭」でも、巨大な男根(長さ2.5m、重さ300kg)を載せた神輿が街を練り歩く。巫女さん達が、1mほどの男根を抱いて歩き、観光客がその男根を撫でる。犯罪にはならないらしいです。

 ブータンの見所は、「ゾン」。元々は、城塞でしたから、山の上に造られるのが普通。日本の城も、鉄砲が普及するまでは、山の上に築かれました。いわゆる、「山城」です。
 プナカ・ゾンは、川の流れで敵を防ぐことが出来るので、山の上ではなく、川の中州に造られていました。
 ですから、橋を渡ってゾン内部へ。橋の途中で少年僧たちに会いました。無理矢理呼び止めて、記念写真。

 プナカ・ゾンからの帰りも、もちろん橋を渡ったのですが、橋の途中で、20歳前後の三人の尼僧に会いました。
「僧」なら剃髪でしょうけど、どうして即座に「尼僧」と分かったの?」って?
 なんと、お化粧をしており、それが濃いめのお化粧。男の僧は、濃い化粧はしないはず。
 で、尼僧達、スマホで話しておりました。尼さんがスマホで話すというのが何とも俗っぽい。俗世間から逃れるために尼になったであろうに、スマホで外部の人と話す…。
 それよりも、尼僧であっても剃髪のはず…。髪は手入れされたショートカット。肩まで伸ばしている尼さんも。
 ブータンの尼僧は、ある程度まで修行が進むと、剃髪しなくてもよいとの事。失礼しました。
 修行が進めば、髪があろうがなかろうが、「惑わされる事も惑わす事も無くなる」ということかな。

 僧侶に、カメラを向けるのは失礼じゃないかって?
「撮っていいですか?と尋ねたら、NO!に決まっているので勝手に撮ればいい」
 …これ、ブータンのガイドさんからのアドヴァイス。