アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

安全・安心の学校トイレ

2012年05月26日 | Weblog
 小学校を訪問して、児童用トイレで小用を足すことがある。すると、子ども達が小便器の横からのぞき見に来る。
 「あ、あのなあ!」と、乱暴な言葉で追い払おうとするのですが、珍しいものを見るように…。しぶきがかかるのは気にならないらしい。
 授業中に、低学年の子が、「先生ウンチしたい…」。先生はどうするのかなと、注視していると、「行っトイレ(行っておいで)」と。そうだよなあ、「我慢しなさい」と言って我慢させて、我慢しきれなくなると…。
 この子が偉いのか、クラスメイトが偉いのか…。「学校でウンチをする=からかい・いじめの対象となる」…これを超越して、「先生ウンチしたい…」と、申し出る。立派です。

 茅ケ崎市立松林小は、男子トイレには、立ってする小便器がない。つまり、全部個室。
 甲府市の、私立山梨学院大学付属小、福岡市の私立西南学院小学校も、男子トイレは全部個室。
 もちろん、「学校で大便するとからかわれる」と我慢し、体調さえ崩す男子に配慮したもの。個室なら、小用なのか、ウンチなのか、人に気づかれずに済む。

 学校で、必死でウンチをこらえた経験を持つ男性諸氏も少なくないと思いますが…ちなみに私もあります。下痢であればこらえられなかったと思いますが、幸い普通の便でしたので自宅までこらえることが出来ました。男子トイレが個室であれば、あのような苦しい思いをしなくてもよかったのです。

 「安心・安全な学校。心身共に健康でいられる学校」…男子トイレを完全に個室にすることにより、このような学校を作ることが出来ます。

 反対論もあるのです。
 「公衆トイレやデパートでは小便器がある。慣れておかないといけない」
 反対論はほかにもあると思いますが、この論に対しては、「なにも分かっていないな!」と、言いたいですね。
 学校だから…つまり同年代の子ども達がいる場だから、「個室」が必要なのです。
 公衆トイレや、デパートのトイレのように、不特定多数が使うトイレでウンチして、「やーい!ウンチした!ウンチした!」と、からかわれますか?

 日本全国の学校で、「男子トイレの完全個室化」は、100年経っても実現しないでしょう。せめて、「臭い、汚い、暗い、怖い、壊れている」は改善したらいいと思いますがね。