『LA LA LAND』観ました。
本年度アカデミー賞、6部門受賞作品。
・・・だけありますね。
『君の名は。』も『この世界の片隅に』も『スノーデン』も吹っ飛んじゃったよ。
映画人が映画業界の映画を撮るのは「ずるい」です(笑)。
だって出演者全員が関係者なんだから。
ある意味ドキュメンタリーじゃないですか。リアルストーリー。
画面の端々から漂ってくる映画人のリアルストーリー。
それが全部盛り込まれた映画なんですね。
実際、この映画自体、チャゼル監督(なんと32歳)の10年来の夢だったらしく、この映画にかける意気込みもハンパなかったことでしょうね。
それだけ感動を呼ぶのも当然といえば当然。
映画の作り方は時系列が一直線のようでいて行ったり来たりパラレルに進む。
事実と空想、そして登場人物の記憶をたどるように何層にも織り込まれたストーリー展開は観てるこちら側を飽きさせない作り方。
女優を目指すミアとジャズピアニストのセブ。二人の夢追い人が夢を掴むまで。
そのシンプルなストーリーはハリウッド映画ではやっぱり「よくある展開」なんだけど、実体験に基づくシーンの数々に映画人が映画に「YES!!」と言ってる、そして最後はホロリとさせるスパイスも効いたいい映画でした。
古くは『サウンド・オブ・ミュージック』や『雨に唄えば』、最近だと『レ・ミゼラブル』など。
ミュージカル映画ってやっぱり好きです。
そして何と言ってもこの映画は「音楽」がいいです。
帰りにオリジナルの挿入歌が頭の中でヘビーローテーション。
いや〜〜映画って本当にいいですね〜〜!!!って言いたくなる映画でした。
あなたが「夢追い人」ならきっと共感できるシーンはいっぱいあるはず。
人生の節目、節目できっと見たくなる映画。
DVDもきっと欲しくなる。
まだ見てない方はぜひ劇場で。オススメです。