オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

音楽への愛情

2012-10-14 | 

先日BSプレミアムで放送された竹野内豊の『裸にしたい男』の録画を観ました。

「俳優・竹野内豊。40代に突入し、大人の魅力が増し、女性から絶大な人気を誇る。
昨年は主演映画で演技賞を受賞し、俳優としての存在感も大きく示した。
そんな竹野内が単身ニューヨークに渡り、「これからの俳優人生」をテーマに、ハリウッド俳優が取り組む厳しい演技レッスンに挑む。
クールで寡黙なイメージの竹野内が素顔をさらけ出しながら、俳優の原点に立ち返って、“演技”や“俳優という職業”に情熱的に向き合う姿は新鮮!」(番組紹介ページより転載)

竹野内さん好きなんです。永井くんと同じくらい。
役者としてのキャリア20年の竹野内さんが、ニューヨークで初めて演技指導を受けるという企画の番組。
ロベルタ・ウォラックという演技指導の女性に指導をされる竹野内さん。

役のニードを感じてその音を出すワーク。
動物の動きを真似ていくワーク。
無意識に押さえ込む癖のついた怒りを思い出すワーク。

「あごの力を抜いて!」
「おでこの力を抜いて!」
「歩き回らないで。それはジェイクの癖じゃなくてあなた(竹野内自身)の癖よ!」
「髪をさわらないで。それもあなたの癖!」

自分の抑制を外して、役と一体化していくワーク。
2週間のレッスンで竹野内さん自身がどんどん変化していくのがわかりました。

竹野内さんへのロベルタのアドバイスが、そのまま今の自分へのアドバイスのようにも感じました。
身体の中のパッションを感じること。それを素直に表現すること。
私自身が知らないうちに抑制してるものに気付かされることもありました。

レッスンの途中で、ロベルタが、お父さんでアカデミー賞名誉賞を授賞したイーライ・ウォラック氏を竹野内さんに紹介していましたが、そのウォラック氏の話が印象的でした。
その言葉とは「一番大事なことは、仕事や芝居への愛情が心から湧き出ることなんだよ」という一言。

仕事や芝居への愛情が心から湧き出る・・

人生を豊かに生きるためには、やっている仕事への愛情がやっぱり大切。
その愛情が心から湧き出ている人が、結果的に人を感動させたり人を動かすことができるんだろうと思います。

私にとっての音楽。
それは楽しくて喜びで、そしてある時は苦しみで痛み。
でも音楽を愛しているからどんな苦しいことも悔しいことも乗り越えられる。
音楽をずっと続けてきて本当に良かったと思います。

物心ついたときから音楽はそばにあって、たくさんの音楽とたくさんの先生と、たくさんのミュージシャンに出会ってきた。
仲間ができて、バンドができて、多くの出会いも別れもあった。
悔しいことも悲しいこともあったけど、それでも音楽を止めるほどのことはなかった。
続けてきたおかげで、また多くの人と出会え、誰かの心と触れ合えている。

音楽は私が死ぬまで続けたいライフワーク。
何の制約も無く好きな音楽を自由に続けられる今の環境に心から感謝しています。
この感謝と感動をこれからもできるだけ多くの人に届けたい。
そのためにがんばります!!