私の中でこのところの最大のライブ『Sano Moto Tribute Live』が無事に終了しました。
いやーーー本当に楽しかった!!!
佐野元春のトリビュート。
まさかこれが実現できようとは夢にも思わなかったです。
佐野元春は日本の男性アーティストの中で私が最もリスペクトしているアーティスト。
楽曲だけでなく考え方や生き方や姿勢。その全てが人として尊敬できる。
思い起こせば・・いつだっけ。
佐野元春が好きだーとFacebookでカミングアウト投稿した時に「俺も好きなんよ」ってコメントくれたのがKonちゃんことSmoky Kondoさん。だってKonちゃんはCharのファンでしょ・・・?ってやり取りに、実はKonちゃんがバンド始めたきっかけが「佐野元春」なんだって聞いて思わず嬉しくなって「それならコピバンやろう!!」って持ちかけた私。
そしてKonちゃんの人柄と情熱で集まった10人のバンドメンバー。
首謀者はSmoky Kondo (Vo&Gt)、真下博成(Ba)、三輪真理(Key)、Tatsuzo(Dr)の4人。
そして誘われた小田原 政広(Gt)、御堂河内誠(Per)、コリシゲマコト(Sax)、松本・ドリアン・琢磨(Tp)、NA☆BE(Tp)、YUMI(Tb)。いずれも精鋭揃いです。
新幹線でわざわざやってきてくれる東京在住の真下さんを始め、多忙を極めるメンバーの予定を繰り合わせて2回のリハを終え、そしてついに本番。この日がやってきました。
ということでライブレポします。
本日のセットリスト
【1st Set】
1.アンジェリーナ
2.ワイルドハーツ
3.ダウンタウンボーイ
4.SHADOW of the Street
5.Shame-君を汚したのは誰
6.Complication Breakdown
7.Stardust Kids
8.彼女はデリケート
【2nd Set】
1.Cafe Bohemiaのテーマ
2.Strange Days
3.New Age
4.Come Shining
5.WILD On The Street
6.約束の橋
7.Rock & Roll Night
8.Young Bloods
【Encore】
EC1:悲しきRADIO
EC2:Someday
全18曲。
こちらがライブ写真。
ステージはほんとに楽しかった。
でもずーーっとドキドキしっぱなしでした。
佐野元春の曲には鍵盤のリフが結構たくさんあってピアノの役目が意外に大きいんですよね。それだけに集中力のいるステージで、2nd Stageの途中で集中力が途切れてきて「譜面をロストしたらどうしよう〜」という不安が一瞬アタマをよぎりましたが、なんとか止まらずに18曲弾ききりました。
そしてフロントマンのKonちゃん、よくぞ頑張った!!
途中のMCでキザな佐野元春口調になってるようななりきれてないような、そこらへんの微妙さも含めて佐野元春愛、バンド愛に溢れたステージ演出でした。
めっちゃカッコ良かったよ。
Konちゃんと同じステージに立つのはPeppermint Leafの2008年の結成初ライブでJ&Bのコピバンで対バン出演してもらって「Smoky」を一緒に演って以来。
お互い好きなアーティストが案外似ていたりして考え方や感じ方も少し似てる。
一緒にステージが踏めて本当に良かった。
打ち上げもメンバーで大盛り上がり。
本当に心から楽しめたライブでした。
きっとそれは出演者全員の心意気のおかげ。
言い出しっぺの我々4人も巻き込まれたメンバーの皆さんもみんなこのステージを全力でやってくれた。
それを感じたからだと思います。
佐野元春の曲と歌詞がいつまでも頭の中でヘビーローテーション。
この心地よさは久しぶり。
佐野元春のライブに行った時とまるで変わらない気持ち良さが体を巡りました。
それにしても佐野元春は奥が深い。
サラっと聞いてる分にはわからない仕掛けがいっぱい。
佐野元春が自分のバンドを固定メンバーにして音作りをする理由がわかった気がします。
こんなに楽しかった佐野元春トリビュートだけど、これ1回きりで終了。
「来年はやりません!!次はおそらく2年後くらいです!!」って宣言したKonちゃん。
本当にお疲れさまでした。そしてありがとう。
お忙しい中足を運んでくださったお客さま。
そしてバンドメンバーの皆さん。
こんなに楽しい時間を共有できて心から感謝です。
一夜明けてKonちゃんがFacebookのノートにライブレポを上げてくれたんだけど、そこに記された佐野元春の言葉にまた痺れました。
「僕の音楽で感動を与えるということは思わない。
でも、聴いてくれた人に勇気を与えたいと思う。」(佐野元春)
すべてのミュージシャンそしてすべての音楽ファンの皆さんの心に刻んでもらいたい言葉。私たちはきっとそのために音楽をやってるんだって思う。
自分1人の力で世界を変えるのは難しいことかもしれない。
でもたった1人の誰かを勇気づけることならできるかもしれない。
私も勇気をもらえました。
また明日から頑張ります!!