今日は楽しみにしていた「白鶴山」のライブに行きました。
お相撲さんかお酒の銘柄を思わせるこの白鶴山は、言わずと知れたドラマー鶴谷智生さん率いるピアノトリオ。メンバーは白井アキト(Pf)、鶴谷智生(Dr)、山本連(Ba)の3人。3人の名前の頭文字をとって白鶴山(ハクツルヤマ)です。
3人をそれぞれ知ったのはギタリスト梶原順さんのライブがきっかけ。特に鶴谷さんは多くのドラマーの中でトップ3に入るくらい好きなドラマーさんで、鶴谷さんのソロアルバムのヘビロテぶりは尋常じゃないくらい。アキトくんのピアノも連くんのベースも順さんライブでその実力はお墨付きだったので、白鶴山の結成はかなり嬉しかったです。
先日のSession広島企画の時にもらったフライヤーで偶然白鶴山のライブがあるのを知って「絶対行く!!」と決めていたわけです。
いやーーライブはもう本当に本当に素晴らしかったです。
軽くライブレポします。
MANDA HOSATOという本田雅人さんをリスペクトする(笑)若いフュージョンバンドさんのオープニングの後、白鶴山登場。
10日間連続ツアーの7日目の白鶴山の3人。
テンション、集中力ともにここが正念場というところだったでしょうけど、最高の演奏を届けて下さいました。
ライブは3人のオリジナル曲を中心に演奏。
曲名は覚えてないのでごめんなさい。演奏の感想だけね。
まずアキトくんのピアノの音色、力強くて美しくて、そしてお茶目。ドストライクです。かなり好き、てか大好きかも。そしてクールな連くんのベース。アメリカ留学中の連くん、コード感とボイシングが素晴らしい。新しい音。そして鶴谷さん。やっぱり大好きです。鶴谷さんの音世界は「和」を感じさせる、まるで和太鼓のようです。自由でドラマチックでそして無制限。まるで禅のようなドラミング。
3人の音が溶け合って共鳴しあって鳴り響き、聴いてる私たちを含めてまるでハコ全体がひとつのオーケストラになったような、音は響き渡ってるのに静けさを感じる、まるで会場が突然深海にポーンと放り込まれたような、そんなライブでした。
本当に素晴らしかった。
ライブ終了後に感想を伝えると鶴谷さんも「ヒロシママジックでした」とおっしゃってました。
こういうことってあるんですね。またもや伝説に立ち合えました(笑)。
「本当に深いところまで行きました」との鶴谷さんの言葉は全てを物語ってましたが、音楽やってて本当に良かったと心から思えるそういう時間をいただけたことを心から幸せに思います。白鶴山の皆さんどうもありがとうございました。
私はとにかく音楽が好きだ、ってやっぱり思います。
この瞬間を誰かと、いや多くの人と共有したくて音楽をやっているんだなと思います。
Peppermint Leaf のドラマーのサトシくんがいつか「俺がこのスネアを一発ちゃんと決めることが、世界の平和につながると思って演奏しないと意味ないっしょ」と言ってくれた言葉をたまに思い出します。
音楽が音を楽しむ以上の何かを起こせることを知ってる私たちだから・・。
今年も8月6日がやってきます。
「人はもともと憎むために生まれたのじゃなく
愛し合うためにこの世界に来たのだから
これからは愛し合って生きていこう
人として認め合い生きていこう 許し合い分かち合い」
(Peppermint Leaf『春雷』三輪真理作詞・作曲より)