このところ・・・
自分の音楽観とか、人生観を問われることが多い。
「いい問いはいい答えに勝る。」
かの有名な『ソフィーの世界』を書いたヨースタイン・ゴルテルの隠れた名著『ハロー?』の中で、ミカはぼくに言う。
「いい質問をされたら、おじぎをするんだ。」
ハロー? | |
レイダー シェルセン,Jostein Gaarder,Reidar Kjelsen,池田 香代子 | |
日本放送出版協会 |
何のために音楽をやってるの?
何のために生きているの?
問われることがないと、人は答えを探さない。
自らに問い続けることが人生の意味のようなもの。
私は直感型の人間なので、結果が先にくる。
行動してから意味を考える。
広島生まれではない私が、20年以上も広島に住んで、ここから音楽を発信する意味について、最近ようやく答えがわかってきた気がしている。
もう広島(ヒロシマ)は原爆以上の新しい意味を発信する時代が来たんだと思う。
「再生」「希望」「いのち」「幸福」「達成」「つながり」「愛」「生きる喜び」・・・
私はヒロシマのミュージシャンの1人として、世界に向けてこういうことの大切さをあらためて発信する使命があるんだと思う。
「ヒロシマは希望の街」と言ってくれたのはパレスチナの子どもたち。
今や世界が憧れる美しい街にヒロシマは甦ったんだという喜びを発信すること。
バンドのサトシくんには「なんだかフワッと(ぼんやり)してますねーー」って突っ込まれるかもしれないけど、きっとそれが私。
でも、フワッとしてることと、気持ちが定まっていないこととは違うからね(笑)。
「平和は微笑みから始まります。
1日5回あなたが本当は笑顔を見せたくない人に微笑みかけなさい。
それを平和のためにするのです。」
(マザーテレサの言葉より)
そうだね・・。
私は誰かを笑顔にするために音楽を発信し続けようと思う。
あなたがあなたであることを肯定できるように。
あなたが「生きていて良かった」って思えるように。