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オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)

2015-07-08 | おすすめ本

アルバム『Retrospective』のプロモーション動画(PV)を作成中です。
試行錯誤の繰り返し。


どんな動画ならPVを観てCDを買いたくなるんだろう。
いわゆる映画の予告編を観て、実際に映画館に足を運びたくなる映画と予告編だけを観てほとんど観た気になる映画、その違いはどこだろう。
いろいろ考えてたら手が止まってしまったので、とりあえず動画作成は途中でやめてオススメの本を読むことに。


マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
ちきりん
ダイヤモンド社



ちきりんの『マーケット感覚を身につけようー「これから何が売れるか?」わかる人になる5つの方法』(ダイヤモンド出版)
なかなか興味深い本でしたねー。


今の時代は世界がマーケット(市場)の時代。
そんな中で「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法とは?
まとめてみると、


1.プライシング能力を身につける
2.インセンティブシステムを理解する
3.市場に評価される方法を学ぶ
4.失敗と成功の関係を理解する
5.市場性の高い環境に身を置く


ということ。
自分が身を置いている「音楽」という分野でこれを当てはめてあれこれ考えてみました。
うむ・・・・


「自分の曲や自分の音楽の「ウリ」(市場価値)はどこにあるかを知って、お客さんが何を最も喜ぶのか自分は何が嬉しいのかを理解して、考えるよりやってみて、失敗を重ねて、どんどん世界発信していく」ってことでしょうかね?


まあ、とりあえずYouTube(世界発信)で自分の思うプロモーション動画を作って発表してみるしかないってことですかね。頑張ります。


この『マーケット感覚を身につけよう』の対談記事シリーズも面白いです。
最新の対談記事はこちらです。


ところでこのちきりんさんは社会派ブロガーから商品販売、そして作家活動もする人になったそうですが、私のこのブログもひっそりとやってきたわりにたまにめちゃくちゃすごい数の閲覧数を叩き出すことがあります。昨日がその日。






理由は不明ですが・・(笑)←なんかのバグですかね(笑)。
でも記念にスクリーンショット貼っておきます。


こんな勢いで白鶴山真理の『Retrospective』が人気になったらすごく嬉しい。
『Retrospective』は一言で言うと「元気にそして優しくなれる音楽」の詰め合わせです。
みなさんよかったらどうぞたくさんのお友だちに宣伝してくださいね。 


それとここでコソっとリリース記念ライブのプレ告知。
9月18日(金)、19日(土)に広島で『Retrospective』リリース記念2Daysライブを企画中です。
なんとなんと東京からわざわざこのために、白鶴山、呼んじゃいます!!!
超多忙なこの3人がこのために広島に来てくれます!!(きっとこれ1回限り(笑))


ぜひぜひカレンダーに超大きく花マルをしておいてくださいね。
『Retrospective』ご予約お待ちしております〜〜〜。


☆『Retrospective』アルバムデータ☆


 

三輪真理 1st Solo Album『Retrospective 』
 2015年7月31日リリース!!(11曲入り3,000円(税込))
  歌:三輪真理 (vocal, chorus)  
  演奏:白鶴山 白井アキト (piano, keyboards)、鶴谷智生 (drums)、山本連 (bass)
  制作/販売元  Peppermint Music (ペパーミントミュージック)

《収録曲》
01. Last Summer Night
02. Mermaid Story
03. 月の優しいこんな夜
04. シンプソン
05. スベテハココニアル(永劫回帰)
06. サンサーラ(輪廻)
07. アイノアメ
08. Love and Love
09. 星空と粉雪 
10. 真冬の蓮華草  
11. 夜明けの星

ご予約、お問い合わせは、Peppermint Music(peppermintmusic522@gmail.com)まで。
件名に「Retrospective CD予約」と書いてご連絡ください。
詳細については、こちらから折り返しご連絡を差し上げます。
スペシャルなご予約特典については近日中に発表します!! 

 


矢作直樹著『人は死なない』〜ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索

2015-04-27 | おすすめ本

以前から読みたかったこの本ですがやっと読みました。

人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
矢作 直樹
バジリコ


ある意味斬新なタイトル。
読んでみて納得です。


著者は東大医学部の教授とともに付属病院の救急部・集中治療室の部長の職を担う人。
救急患者を多く診る中で、どんなに状態の悪いところからでも命を取り留め治っていく人と、あっという間に亡くなっていく人を見るにつけやはり命というのは医療や人間の力の及ぶところではない「摂理(神の存在)」を感じるようになったと書かれています。


科学、宗教、宇宙、雪山登山で2回も命拾いをしたご自身の体験、そして霊の存在とスピリチュアリズムの歴史、そして医療における利他の実践・・などなど。幅広い知識と深い洞察力からなるこの本は読んでるとこっちまで頭が良くなる気がする本です。


「よりよく生きる」
このことは誰にとっても生きるテーマ。
魂は死んでも残るとすれば、死んだ後に恥ずかしいと思う生き方だけは避けたいですね。
興味を持たれた方はぜひご一読を。


インタビュー動画はこちら。





神田昌典『ストーリー思考』

2015-01-30 | おすすめ本

発明家のドクター中松は毎日食べたものを記録してたそうですが、発明と食べ物ってやっぱり関係あるんでしょうか?今日は朝からかなり調子良く新しい曲のアイディアが降りてきました。


昨日の明け方に新曲のモチーフが降りてきたので、寒かったけど飛び起きて五線譜に書きとめた曲も仕上がりそうです。自分で言うのもなんですが、結構いい曲かも。
2曲モチーフができたので、4月のライブに向けてこのまま3~4曲完成させようと思います。 


なんでこんなに調子いいのかしらね~~?(笑)
昨日何食べたっけ?なんて考えてます。


私たち人間の脳ってほとんどの部分を使ってないそうですが、実は使ってない部分の方が大事かもって思います。全脳思考で有名な神田昌典さんの新著『ストーリ思考』で紹介されているフューチャーマッピングの実践動画があったのでやってみました。
おおおお!!!!
これは使えそう。百聞は一見に如かず。是非やってみて欲しいです。

ストーリー思考---「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める
神田 昌典
ダイヤモンド社


実を言うと、私もこの本自体はまだ読んでないんですけどね(笑)。


ホ・オポノポノといい、フューチャーマッピングといい、知らない自分に出会う瞬間ってものすごく興奮するね。
人生の目的は「自分を知る旅」かも知れないですね。
新しく出会う自分、新しく生まれる音楽、ワクワクが止まらないですね。


私の大好きな人の大好きな言葉を最後に書きます。
「今日もまた夢に近づく!!」



苫米地英人『「イヤな気持ち」を消す技術』

2015-01-06 | おすすめ本

私は昨年から「SITHホ・オポノポノ」がマイブームなんだけど、妹は最近苫米地英人の本を何冊か読んだそうで、実家ではそんな話で盛り上がった。
私も苫米地さんの本はけっこう好き。読むとなるほどと思えることがいっぱいある。
そんな中で妹が教えてくれた『「イヤな気持ち」を消す技術』。


「イヤな気持ち」を消す技術
苫米地 英人
フォレスト出版



抽象度を上げて記憶のトラウマを消すとか、時間は未来から現在に流れているのだから現在の自分を「未完成」だと思うのをやめる、とか。
妹から聞いた限りではなかなか面白そうです。


自分の苦しみを作ってるのは自分自身だというのは昨日も書いたけど、ホントにそう思う。
自分の不満やストレスや苦しさを誰かになんとかしてもらおうと思うのは大間違い。
とかくSNSなどで他人の幸せそうな様子を目にすると、自分が不幸に思ってしまう人もいるけど、誰かに光が当たるということは自分が陰になるってわけじゃないってことに気づくべきだよね。ホントは。


「誰かの幸せは誰かの犠牲の上に成り立ってる」なんていう不幸の図式の洗脳からはもう脱却した方がいい。
世界中の人が幸せでいられる方法は絶対にある。
というよりあなたが心の底から幸せでいることに罪悪感を感じる必要は全くない。
というかそっちが真理(ほんとう)なんだから。


なかなか信じられない人は今日から1週間TVを見ないことをお勧めします。
ネットも見ない。SNSも見ない。
1週間は自分が好きで綺麗だなと思う音楽だけ聞いて過ごす。
きっと心の底から「幸せ」という感情が湧いてくるはず。


これなんか結構オススメです。
私のヘビーローテーションシリーズの中のベーシスト鈴木良雄率いるBass Talkの音楽です。
ホッとするよ。

 


『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著)

2014-09-03 | おすすめ本
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健
ダイヤモンド社


『嫌われる勇気』
以前から勧められて読んでみたいと思っていた本。
ようやく読みました。


アルフレッド・アドラーはフロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭の1人だそうですが、私は大学時代に心理学を学んでいたにもかかわらず全くその名前を知りませんでした。
最近アドラーが一気に注目を集めているということで、読んでみたかったのですが、なるほどーーという感じです。


この本はアドラーの哲学を学んでそれを生き方の指針にしてる「先生」と呼ばれる「哲人」と、人生に思い悩む「青年」の対話の形で書かれています。
「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる」というアドラーの哲学。
本書を読み終えた後は爽やかな読後感で、少し心が軽くなったような気がします。
もし人間関係に悩む人がいたらうってつけの1冊かもしれないですね。


簡単に要約すると、
1.人生にトラウマなどは存在しない。(原因論ではなくて目的論で考える)
2.ほんとうの幸福感には他者からの承認を必要としない。
3.人生最大の嘘は「いま、ここ」にスポットライトを当てることから逃げること。


タイトルの『嫌われる勇気』。
このちょっとショッキングなタイトルに思わず怖じけづいてしまう人は多いと思います。
でもアドラーのこの考え方を取り入れたからと言って、人から疎んじられる「嫌われ者」になるわけではなく、むしろ自分をとりまく世界と、愛に満ちた自由な友情を築きつつ生きていけるようになるんじゃないかなと思います。
興味を持たれた方はぜひご一読を。


私にとってもあなたにとってもたった1度きりの人生。
自分に与えられた役目と使命を力一杯実感しながら幸せに生きていきたいですね。




バシャール『GOLD』

2014-06-01 | おすすめ本

私は自他ともに認める忙しい人です(笑)。
というわけで、人生でもうやらないことに決めていることがあります。
それは、マージャン、ギャンブル、パチンコ、ボウリング、ゴルフ、ゲーム。


マージャンやギャンブル、パチンコ、ゲームは興味がないし、ボウリングとゴルフは才能がなさすぎることがわかったから(笑)。
ボウリングのスコアは100を上回ったことが無いし、ゴルフではハワイのコオリナという最高級のゴルフ場でスコア187でという恥ずかしい記録を出しました。つまり自慢じゃないけどめちゃ下手。
せめてこのボウリングとゴルフのスコアが逆ならね・・(笑)


とは言え、人生は一度きりで時間もお金も無限ではない。
一日は24時間と決まっているしその中で何かをしたかったら何かを諦めるしかない。
何をやって何をやらないかそれは人それぞれ。


私にはまだまだやりたいことや行きたい場所がたくさんあるし、会いたい人もたくさんいる。他の人が夢中になることと私が心惹かれることは違っていて当然だし、それをそれほど気にする必要もない。
だから「やらないことを、やらない」と決めたことで私はとっても気分がいいのです。


なんでみんな自分が得意じゃなくて好きでもないことにお金を払ってやったりするのか私にはわからない。
自分が心からワクワクしてやりたくてやりたくて仕方のないこと、未来にどんどん夢や希望が膨らむことをどうしてやらないのか。


バシャールによれば人間はちゃんとそれぞれ使命や才能を持って生まれていて、自分の使命や才能に合ったこと(魂が決めて来たこと)にはワクワクというセンサーが働くようになってるそう。
だったらその「ワクワクセンサー」に従ってチョイスしていけば、おのずと自分の才能や使命を生かした人生になるということ。


時計は時間を計るため、物差しは長さを測るためにある。
時計として生まれたのに長さを測ろうとしていたり、物差しとして生まれたのに時間を計れないことにストレスを感じていたり・・・、人って不思議だなって思う。


ワクワクすることをやる!!
ワクワクすることだけをやる!!
そう決めると人生はどんどん開けてくる気がします。


どうか生きてるうちにあなたの才能を花開かせて下さいね。
私も頑張ります!!


バシャールゴールド
関野直行
ヴォイス




サン=テグジュベリ『星の王子さま』

2014-04-19 | おすすめ本
星の王子さま
浅岡 夢二
ゴマブックス株式会社

 

先日、何かのイベントで待ち時間がすご~~くあって暇だったのでKindleで何か買ってみようと買ったのがこの本。
「大切なものは目では見えないんだよ。ハートで見なくちゃ。」で有名なお話。
確か昔に買った気がするので何度も読んだ気がするんですが、改めて読んでまた感動。


王子さまと最後の別れのシーンなんか泣けて泣けて・・・。
こんなに悲しいお話だったっけ。


たくさんの「王様」や「地理学者」、「ビジネスマン」や「酔っぱらい」、そして「うぬぼれや」や「点灯夫」や「転轍手」のいるこの「地球」で、ハートでものを見て生きていくのは難しいかもしれない。
この王子さまのメッセージのように、私たちは今、探している「大切なもの」は何か思い出さなくちゃいけない時なのかもしれないですね。


操縦士でもあり作家でもあった作者サン=テグジュベリは、第二次世界大戦中にフランスからアメリカに亡命し、43才の時にこの「星の王子さま」を出版し、44才の時に大戦中の偵察飛行で地中海上空で撃墜されて亡くなっています。
もしかしたら星に帰ったのかもしれないですね。

 


      −26−

───ああ、来たんだね。
そして、ぼくと手をつなぎました。
でも、まだ何かを心配してるようでした。
───来ない方がよかったのに。きっと、つらい思いをするよ。ボクは死んだみたいになるからね。でも、本当は死んでいないんだ・・・。
ぼくは、何も言いませんでした。
───わかるでしょ。ボクの星は遠すぎるんだ。このからだを持って行くことはできない。重すぎるからね・・・。
ぼくは、何も言いませんでした。
───でも、体は抜け殻と同じだから・・・。古い抜け殻を見たって、悲しくないでしょ?
ぼくは、何も言いませんでした。
王子さまは、ちょっと参ったようでした。でも、気力をふりしぼって、さらにこうつけ加えました。
───ねえ、お願いだから、わかって。
ボクも、きっと星を見るよ。どの星にも、滑車とロープのついた井戸があるんだ。そして、どの星にもボクに水をくれる・・・。
ぼくは、何も言いませんでした。
───すごく楽しいだろうね。だって、キミはたくさんの鈴を持つことになり、ボクはたくさんの井戸を持つことになるんだから。
それから、王子さまは黙りました。
見ると、王子さまは静かに泣いていました。
───さあ、着いたよ、ここからは、一人きりにしてね。あとほんの少し進むだけだから。
そう言って、王子さまはそこにしゃがみこみました。
きっと、すごく恐かったのだろうと思います。
王子さまは、しゃがんだまま、こう言いました。
───わかってるでしょ。ボクは、バラの花の面倒を見なくちゃいけないんだ。あの花は、とても弱い上に、世間知らずなんだから。
自分の身を守るために、役に立たないとげをたった4本持っているだけだしね。
ぼくも、立っていられなくなって、そこにしゃがみこみました。
王子さまは、こう言いました。
───さあ、もうさよならだよ。
少しためらったあとで、王子さまは立ち上がりました。そうして、一歩進みました。
ぼくは、金縛りにあったように、まったく動くことができませんでした。王子さまのくるぶしのあたりに、チラッと黄色い閃光が走ったように思われました。
叫ぶことさえしませんでした。
それから、木が倒れるように、ゆっくりと倒れました。
砂の上に倒れたために、何の音もしませんでした。


 (『星の王子さま』より)


原田隆史著『仕事も人生も好転させる 夢実現の習慣64』

2014-03-20 | おすすめ本

先週末、仕事関係で何人かの「成功者」の方々にお会いしました。
「成功」の定義は厳密に言うと人それぞれだと思うけど、私の中では「人生をコントロールできている」ことが成功だと思います。つまり「自立」が成功の第一歩。


世界の全てを自分でコントロールできるわけではないけれど、少なくとも主体性を持って生きれば、過去に思い残すことも未来を思い煩ったりすることもなくなります。要するに「すべて自分が選んだ」という考え方。どうしてもそう思えなければ信じている「神様(仏様)」がすべて決めて下さったと思ってもいい。


要するに、自分を変えずに環境にばっかり文句や愚痴を言ったりするのをやめて、すべて自分が選んだことなんだからと、淡々と感謝と誠意をもって与えられた人生に取り組めばいいのだと思います。
そうやって人生を活き活きと生きている人のことを「成功者」というんじゃないかな、と私は思っています。


ところで、facebookである方が原田隆史さんという方を紹介されていました。
原田さんは教員時代、「生活指導」をベースに置いた教育手法により、さまざまな問題を抱える公立中学校の陸上部を日本一13回の常勝チームへと変貌させたことで有名な方だそうです。


原田さんの著書。

仕事も人生も好転させる 夢実現の習慣64
原田 隆史
実業之日本社


なか見!検索より

自立型人間になるための2つの力
 人生をイキイキとしたものにするには、「自分の力で仕事で結果を出す」「他者の成功を助ける」、このふたつのバランスがもっとも重要です。仕事で実績を出せない、会社がつまらない、人間関係がうまくいかない、学校での成績が上がらない、素敵な恋人に出会わない、家庭生活がぎくしゃくしている・・・・。これらの悩みもすべて突き詰めていくと、原因は、「あなたが自立型人間であるかどうか」にかかっているのです。
 私が自立型人間になるために必要だと言っている力はたったふたつです。
 ひとつは仕事で成果を上げるための「仕事力」=「パフォーマンス力」。これはその人自身の「意志の力」に左右されます。スキルやノウハウを生かし仕事における成果を出すための能力・力も「意志の力」と言えます。
 しかし、仕事で成果を出す「意志の力」を持っているだけでは、自立型人間とは言えません。仕事で成功することだけに一心不乱になる人生は、ひどく孤独なものであると思いませんか?
 パフォーマンスを上げる意志の力を支えるのは「愛の力」です。私はこれを「メンテナンス力」と呼んでいます。愛の力は「教えてあげる」「助けてあげる」「支えてあげる」といったその人の行動の根底にある人間力、と言ってもよいでしょう。優しさ、許し、認めることなどはもちろんのこと、やる気とか本気とか、真剣さ、といったものも「愛の力」ということができます。また父親や母親が子どもに、先生が生徒に、社長が社員に、上司が部下に対して本気で接する、本気で怒る、笑う、喜ぶ。そう言った本気のかかわりも愛の力のひとつです。・・・(後略)(本文5~6ページより)」


まったくその通りですね!!
さっそくこの本読んでみようと思います。


『日本の人事部』というサイトにこの原田さんのインタビュー記事があったので一部抜粋します。

  
【以下転載】

心づくりに関しては、次の5つの方法で行います。1つ目は心を使うこと。心の中にある思いを、考えを文字にしていく作業ですね。人は考えて文字を書くと、気づきます。気づくと、同じ失敗をしなくなります。その結果、セルフコントロールができるようになるのです。日誌や目標設定用紙を活用するのも、この効用性があるからに他なりません。さらに、このやり方はスポーツ界などでは世界的に広がっています。


2つ目は心をきれいにすること。心のコップが上を向いていて、物事に取り組む姿勢や態度が素直でまじめ、積極的な状態にしていくことです。夢や目標はすさみきった心からは達成されません。このようなすさみをなくすには、挨拶を忘れない、靴をそろえる、不平や不満、愚痴を言わない、一生懸命掃除するといった態度教育の徹底が絶対に欠かせません。あるいは奉仕活動をすることもいいですね。


3つ目は心を強くすること。いまの自分の力でやれることを決め、毎日欠かさず行うことです。人はできることの継続によってこそ、心が強くなります。難しいことへ挑戦することで心が強くなるのではありません。


4つ目は心を整理すること。そのために、過去の失敗は問いません。未来のできることに気持ちを向けることで、心は前向きに保たれるからです。そして、未来を予測しそのための準備がしっかりとできていれば、確かな自信を持つことができます。これを「平常心を作る」、別名セルフコントロールといいます。この平常心が圧倒的な結果をもたらします。仕事のできる人とできない人、プロとアマの違いは、この心の整理がちゃんとできるかどうかにかかっています。


5つ目が心を広くすること。周囲に対して、感謝の気持ちを持つことです。それには「ありがとう」という言葉が大切です。「ありがとう」は心の栄養ストローク。他の人のためになると思ったことを進んで実行していけば、「ありがとう」という言葉が返ってきます。それで、心が広くなるのです。そして「ありがとう」が飛び交うと人は元気になり、活気にあふれた明るいムードの職場になっていきます。そういう会社に、人は集まっていくことでしょう。これが本当の意味での職場の風土づくりです。


このような5つの心づくりをBSCなどに取り入れていけば、必ずや人と組織は活性化し、結果を出すことができるようになります。何より、こうした心の成長やその生活態度に対して、人は感動や賞賛を覚えるのではないでしょうか。

 【転載終了】


優れた指導者と言われる方って、さすが視点が違いますね。
自分が成功するだけでなく人の才能を引き出し成功者へと育て上げる人は、こういうふうに人を見るんですね。
なるほど。
子育て、弟子育て、部下育てに悩む皆さんも読んでみられてはいかがでしょうか?
私もまずは自分の「心づくり」からしっかり頑張ります。




安宅和人著『イシューからはじめよ』

2013-11-02 | おすすめ本

きっかけは「ほぼ日手帳」の「今日のことば」
ページの下にあったこの言葉に反応したことがきっかけ。

「日本人って、たしかに素養が高くて優秀だとは思うんですが、
なんというか・・・・「奴隷労働組」になる人がすっごく多くて。
結局、そういう人は「目先の仕事」を「最高のクオリティに仕上げる」ことばかりに
集中していて「本当にやるべきこと」に注力しない。
だから、結果につながらないんですね。
ーー安宅和人さんが『「イシューからはじめよ」のまわりで考える。』のなかで

早速、当該記事を読んでみました。

なるほど~~~~~。深く深く深く納得!!!!
コレだったんだ!!

私がなんとなくもやもや心の中で思ってきたことにズバリ答えをいただけた気がして大興奮!!
コレ大事です!!!!

ということで早速図書館で借りて来てもらいこの本を読破!!

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
安宅和人
英治出版


こちらにも内容をかなりくわしくまとめてあります。
仕事や人生を見つめ直したい人に特におすすめです。



三浦しをん『舟を編む』

2013-04-22 | おすすめ本

1年くらい前に妹が読んでて、図書館に予約してた本が600人待ちくらいでやっと回って来まして、やっと読めました。
三浦しをんの『舟を編む』。

舟を編む
三浦 しをん
光文社

いい本でした。結構好きかも。
主人公が登場するくだりが特に面白いのでここでは詳しく書かないようにしますね。
ぜひ本屋さんで手に取ってお読み下さい。

以下本文の中から気に入った箇所を抜粋。

「辞書は言葉の海を渡る舟だ」

「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で正確に思いを誰かに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう。」

「たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差しだしたとき、気持ちや考えが深くはっきり伝わる。一緒に鏡を覗きこんで、笑ったり泣いたり怒ったりできる。」

小学校の頃から詩を書くのが好きだった私にとって、日本語の辞書を読むのは日課みたいものだったので、作者の言いたいことが痛いほどわかる。
歌詞を書き始めた頃は、辞書の中から好きな言葉や魅力的な言葉を見つけ出してはノートに書き出すのも大好きで、いつかその言葉を歌詞に使おうとワクワクしたもの。

今でも結構好きな辞書の1冊、角川書店の『類語国語辞典』。 
結構これ面白いよ。

類語国語辞典
大野 晋,浜西 正人
角川書店

2011年に出版されてたこの本は映画化されてるということで、近々観に行こうと思っています。
良かったらご一緒しましょう!!