新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

真面目な星

2015年05月09日 | 四柱・その他
変通星には真面目で堅い星と、適当にガス抜きできる星とがあります。
真面目で品の良い星の代表格に正財・正官・印綬 等があります。
この3つの変通星が並ぶと「財官印三宝の命」といって四柱推命では最高の貴命の命式となります。
正財には優しさ・家庭性・財産という意味があり、正官には責任感・仕事・社会性・リーダーシップ等の意味があり、印綬には才能や知性という意味があります。
3つ揃うと、お金・仕事・才能ともなり、女命の場合は家庭性と夫と才能という意味にもなります。
三拍子揃った星ですので、品も良いですし企業の中でも出世が早い傾向があります。
ただし、少々真面目で堅いところがあります。
若いうちに出世すると、当然部下には年上の部下も付くでしょう。
命式によっては、上からのプレッシャーと下からの突き上げで少々苦しむ場合も多い様です。
適当にガス抜きできれば良いのですが…真面目で堅すぎて、少々疲れてしまう場合も多い様です。

対照的なのが、偏財・偏官・偏印の並びの命式です。
この並びも「財官印三宝の命」となりますが、全ての変通星が「偏」となります。
最初の並びと分けるために「なんちゃって財官印」と言う場合もあります。
この並びの場合は適当にガス抜きが出来ます。(少し品は落ちますが…)
「正」は真面目で堅い傾向がありますが、「偏」は適当な場合もあります。
例えば…
正財:固定資産・サラリー・堅い財。正妻(男命では)。
偏財:流動の財・商売・営業・妾(男命では)・ロマンチスト 等。

「正」は堅く動きが少なく、「偏」は融通が利き、動きがあります。

一番良いのは「正」と「偏」とが適度に混ざっているのが良いかも知れません。

例えば「偏財・正官・印綬」の方が「正財・正官・印綬」よりも融通が利くかも知れません…。
無色透明の澄み切った水よりも、やや濁りがある水の方が魚も住みやすいのかも知れませんね…。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする