愛知県が道路特定財源の暫定税率の維持を求める内容の一般向けのパンフレットを作成した聞いたので貰って来ました。
分り易く道路特定財源の必要性を訴えていると聞いたのですが、たしかにカラー刷りで字が大きくてグラフや図が多用してありますが、内容は説得力がないものだと思います。
例えば、「渋滞状況は全国ワースト3位!!」と書いてありますが、東京、大阪、愛知、神奈川、埼玉の順で大都市圏が並んでいるだけで、このデータが愛知の道路が不十分だという根拠にはまったくなっておらず意味不明です。
そもそも、「道路を造れば渋滞が解消する」という認識自体が不見識だと思います。渋滞の原因はそもそも車が多いからです。ヨーロッパでは、中心市街地への乗り入れ規制等別のアプローチをとっています。
また、「50年以上経過した橋梁が今後増えてきます。」と書いて、だから道路特定財源が必要だと訴えていますが、むしろ、高度成長期に造った道路や橋のメンテナンスに今後費用がかかることが見込まれるからこそ、もう新しい道路を造ることを抑制していこうということになるのではないでしょうか。
パンフレットが最も強調しているのはどうも「愛知県の道路特定財源収入が減りますよ!」ということらしいのですが、この点も根拠なく県民や国民の不安をあおるものだと感じます。
民主党はさきに発表した「道路政策大綱」http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12770
の中でも地方の財源を確保することを明確に唱っています。
臨時交付金については、法改正(揮発油税の1/4→1/2)で現行水準を確保します。また、国から地方への補助金は現行水準を維持します。さらには、国直轄事業の地方負担金という上納金のような制度廃止することで地方特定財源の減収分をカバーします。
国の道路特定財源は総額として縮小することは事実ですが、優先順位をつけて必要な道路を造っていけば、むしろ無駄な道路を造ることを止めることにもつながると思います。
とにかく、県が県民の税金を使って、こんなパンフレットを大量に作成すること自体不見識だと思います。
もし、パンフを作るにしても、県は「地方が独自に使うことができる財源を地方によこせ!」と地方分権を訴えるべきであって、「暫定税率の維持にご理解を」というタイトルのパンフを作成することではないと思います。
分り易く道路特定財源の必要性を訴えていると聞いたのですが、たしかにカラー刷りで字が大きくてグラフや図が多用してありますが、内容は説得力がないものだと思います。
例えば、「渋滞状況は全国ワースト3位!!」と書いてありますが、東京、大阪、愛知、神奈川、埼玉の順で大都市圏が並んでいるだけで、このデータが愛知の道路が不十分だという根拠にはまったくなっておらず意味不明です。
そもそも、「道路を造れば渋滞が解消する」という認識自体が不見識だと思います。渋滞の原因はそもそも車が多いからです。ヨーロッパでは、中心市街地への乗り入れ規制等別のアプローチをとっています。
また、「50年以上経過した橋梁が今後増えてきます。」と書いて、だから道路特定財源が必要だと訴えていますが、むしろ、高度成長期に造った道路や橋のメンテナンスに今後費用がかかることが見込まれるからこそ、もう新しい道路を造ることを抑制していこうということになるのではないでしょうか。
パンフレットが最も強調しているのはどうも「愛知県の道路特定財源収入が減りますよ!」ということらしいのですが、この点も根拠なく県民や国民の不安をあおるものだと感じます。
民主党はさきに発表した「道路政策大綱」http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12770
の中でも地方の財源を確保することを明確に唱っています。
臨時交付金については、法改正(揮発油税の1/4→1/2)で現行水準を確保します。また、国から地方への補助金は現行水準を維持します。さらには、国直轄事業の地方負担金という上納金のような制度廃止することで地方特定財源の減収分をカバーします。
国の道路特定財源は総額として縮小することは事実ですが、優先順位をつけて必要な道路を造っていけば、むしろ無駄な道路を造ることを止めることにもつながると思います。
とにかく、県が県民の税金を使って、こんなパンフレットを大量に作成すること自体不見識だと思います。
もし、パンフを作るにしても、県は「地方が独自に使うことができる財源を地方によこせ!」と地方分権を訴えるべきであって、「暫定税率の維持にご理解を」というタイトルのパンフを作成することではないと思います。