御徒町、湯島天神に「鳥つね自然洞」という鳥料理の店があって、グルメ雑誌等でも親子丼が取り上げられている。
先日、妻と上野界隈で晩飯を食べようと店を探していて、たまたま覗き込んだ千代田線の湯島駅近くの路地に「鳥つね」というのれんが目にとまった。
「御徒町の鳥つねさんと同じ店ですか?」と聞くと、好々爺が「親戚みたいなもんです」と応えるので、半信半疑のれんをくぐった。
奥に座敷があるようだが、手前はカウンター席のみの質素な店構え。鳥料理のコースと親子丼を食べたが、味はなかなかだった。
話をよく聞くと、私が思っていたのは、湯島天神近くにある「鳥つね自然洞」で、そちらは、「鳥つね」の大将の弟さんの方がやっている店らしい。
ここの大将、常連のお客さんに「しょうちゃん」の愛称で呼ばれているおじちゃんが威勢がよくて、かつ愛想がよくて素敵なおじいちゃんだった。
上野池之端に生まれ育ち、御歳83歳、顔ツヤもよく、しっかりしていて、とてもそんな歳には見えない。いまも毎日自転車をこいでると言う。酒もタバコもやらず、お祭りでお神輿をかつぐのが唯一の趣味と言う絵に描いたような江戸っ子だ。
それでいて、人なっつこくて、大将と話していると幸せな気分になる。
後でやってきた常連さんが「別のところで食べてきたからお腹はいっぱいなんだけど、しょうちゃんに会いたくて」と言って、差し入れにもってきたアイスもなかをうれしそうにほうばるしょうちゃんの笑顔は、私達にとって何よりのご馳走になった。
先日、妻と上野界隈で晩飯を食べようと店を探していて、たまたま覗き込んだ千代田線の湯島駅近くの路地に「鳥つね」というのれんが目にとまった。
「御徒町の鳥つねさんと同じ店ですか?」と聞くと、好々爺が「親戚みたいなもんです」と応えるので、半信半疑のれんをくぐった。
奥に座敷があるようだが、手前はカウンター席のみの質素な店構え。鳥料理のコースと親子丼を食べたが、味はなかなかだった。
話をよく聞くと、私が思っていたのは、湯島天神近くにある「鳥つね自然洞」で、そちらは、「鳥つね」の大将の弟さんの方がやっている店らしい。
ここの大将、常連のお客さんに「しょうちゃん」の愛称で呼ばれているおじちゃんが威勢がよくて、かつ愛想がよくて素敵なおじいちゃんだった。
上野池之端に生まれ育ち、御歳83歳、顔ツヤもよく、しっかりしていて、とてもそんな歳には見えない。いまも毎日自転車をこいでると言う。酒もタバコもやらず、お祭りでお神輿をかつぐのが唯一の趣味と言う絵に描いたような江戸っ子だ。
それでいて、人なっつこくて、大将と話していると幸せな気分になる。
後でやってきた常連さんが「別のところで食べてきたからお腹はいっぱいなんだけど、しょうちゃんに会いたくて」と言って、差し入れにもってきたアイスもなかをうれしそうにほうばるしょうちゃんの笑顔は、私達にとって何よりのご馳走になった。