人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

北海道、食ったどぉー!

2006年10月30日 | 日常
夫婦で1泊2日で札幌に行ってきました。
今回の旅のテーマは「秋の北海道を食べよう!」です。

まず、午後1時過ぎに千歳空港に着いて、札幌市内に着くと3時になっていました。
狸小路をぶらぶら歩いていると、回転寿司屋を発見。場外馬券売り場の近くだったので、賭場近くにおいしいものありと思い、小腹がすいたので、試しに入ってみました。
しかし、賭けははずれでした。おいしくない。値段も安くない。
回転寿司をはずしただけでなく、その後、気分転換に買ったその日の最終レースの馬券もはずしてしまいました。

気を取り直して、街ブラを楽しんだ後、早めの夕食に。
妻の「やっぱりカニでしょ。」の一言でかにの食べ放題にいざ出陣。
「えびかに合戦 札幌本店」
http://r.gnavi.co.jp/h006300/
たらば、ズワイ、毛蟹の3種類のかにの食べ放題。
食った、食った、もうしばらくカニは見たくないというほどいただきました。

少し遊んで腹ごなしをした後、次は、ラーメン屋を攻めます。
ラーメン横丁を数軒のぞきこんで、「ひぐま」が混んでいたので、「一粒庵」に入りました。しおとみその小は1杯ずつ注文しました。みそは、オーソドックスであまり特徴がないラーメンでした。しおはスープのとろみ加減がちょうどよくなかなかいけました。どちらもうなるほどではありませんが、麺はおいしく。また、店主の黙々とした仕事ぶりは好感が持てました。
http://www.ganso-yokocho.com/guide.html

2日目は、前日の胃もたれもなく、元気にホテルの朝食バイキングからの始まりです。宿泊したラマダホテルは、便利で居心地のよいホテルでした。タクシーの運転手によると最近ラマダになったとのこと。

羊が丘に言った後に、サッポロビール園に。
http://www.sapporo-bier-garten.jp/hall_info.html
まず、軽く「ビアヤカフェ・ライラック」で一息。
全国的ブームをよんでいるスープカレーとチーズをつまみにビールを飲む。
ラム・スープカレーは、ラム肉が柔らかくておいしかったです。
サッポロビール園だけで出しているファイブ・スターというビールが軽いのみ口でなかなかいけました。

その後、隣のAlioをぶらついて、ビール博物館を見学しました。
ちょうど始まったばかりの館内ツアーについて回りました。丁寧な説明で日本のビールの歴史や製造方法がよく分かり、これが無料というのは得した気分です。見学の最後は試飲コーナーです。200円でおつまみつきというのもうれしい。私は写真の明治時代のビールを再現したという開拓使ビールとオニオンチーズをチョイス。ビールの製法は基本的には明治時代からあまり大きくは変わっていないという説明を聞いた後のせいか、少し苦味が強いような気がしましたが、現在のビールとあまり変わらない気がしました。

札幌での最後の食事は、同じく札幌ビール園でジンギスカン食べ放題に挑戦。
昔に来た時には、丸いハムのようにスライスした肉でしたが、今も冷凍肉はそのような形で出てきますが、生ラムの場合は、薄切り牛肉のような形で出てきます。くせがなくておいしいのですが、焼肉と違って肉の種類が単一なので思ったほどは食べることができず、すぐに飽きが来てしまいました。

今回は、あまりひねらず、ガイドブックにも出てくるような店ばかりでしたが、寿司、カニ、味噌ラーメン、スープカレー、ジンギスカンと一応北海道グルメを送付しました。今度はもう少し穴場的なところを攻めたいと思います。


補選の総括

2006年10月24日 | 政治
衆議院補欠選挙の結果は2敗と厳しい結果に終わりました。
私なりの補選結果の評価はレポートにして代議士にあげてありますが、ここには特に感じたポイントだけを記しておきたいと思います。

1.明確で一貫した戦術
 神奈川16区は故亀井善之農相の強固な地盤。昨年の総選挙では159,268票もの票をたたき出している。したがって、自民党は神奈川ではこの亀井票の7割を固めれば11万票となり、それで勝てると読んで、最初からそれを目標に選挙戦を進めた。今回の補選での自民党候補の得票は109,464票、まさに読みどおりである。
 また、大阪では、地上戦は公明党・創価学会、空中戦は自民党という明確な役割分担で選挙戦を戦い、空中戦では安倍、小泉を投入、地上戦では大動員をかけて徹底的なローラー作戦を敢行した。その結果、民主が強い地域であり、前職で知名度で先行していた大谷候補の10ポイントのリードはあっさりと逆転されてしまった。
 悔しいが自民党の戦術は明確で一貫していた。

2.無党派対策
 ここ数回の補選では、所属議員、秘書団を大量動員しての組織選挙というのがわが党でも定着してきており、そのことは評価できるが、支持基盤の厚みでは自民・公明には劣る。逆に、従来、民主党が得意といわれた無党派への取り組みが弱い気がする。たしかに、無党派の支持では自民党を上回ってはいるが、投票を棄権する人を投票に向かわせるだけの無党派対策には至っていない。今回の補選でも投票結果の報道を見て補選が行われていたことに気づく人がいるほど注目度が低い。
 また、自民党も若い安倍総理を先頭に「自民党は変わった!」というメッセージを前面に出し、スポーツ選手を応援に集めるなどの無党派対策に余念がないが、わが党も自転車パフォーマンスだけではマンネリ感が否めない。

3.メッセージ
 北朝鮮の核実験が与党への追い風となったのはたしか。しかし、国民の真の関心は北朝鮮ではない。小沢代表の言う「政治は生活だ!」という点に絞り込んだ効果的なメッセージを統一感を持って有権者に伝えることができなかったことは残念。
 世襲批判は、代表、幹事長も二世、三世議員であり考えもの。
 選挙運動の現場での国民新党や社民党との野党共闘も有権者からは分かりにくい。自民党に「自民党は変わった。古い自民党は小沢さんの方。」と批判する隙を与えることになりかねない。

 とにかく負けは負け、真摯に受けとめなければなりません。補選の低投票率や公明党・創価学会に敗因をもとめて、浮動票が民主に一部戻ってきたことを喜んでいるようでは、来年の参議院選挙も思わぬ足をすくわれかねないことを肝に銘じるべきです。
 この点、今日の代議士会での後藤さんの挨拶はよかった。
「投票率がどうとか、公明党がどうとか、そんなことじゃあなくて、次は絶対に勝ちます!」
 よし!

永ちゃんの名言

2006年10月11日 | 生き方
大学卒業後すぐに秘書としてこの世界に入り、いまは一旦ベンチャービジネスの世界に身を置いて、行く行くは選挙に打って出ようという後輩と飲む機会がありました。

私が彼に先輩面して言ったのは、矢沢永吉がエステサロンのテレビコマーシャルで言っているこの言葉です。
「未来をイメージして、いまを生きているか。」
うーん、永ちゃんカッコいい。
私は、最初にテレビでこの言葉を耳にして至言だと思いました。

とくに将来選挙に出ようかという志を持つ者ににとっては身に沁みる言葉です。
自分はなぜ政治の道を志すのかを自分自身に問いかけてまずその答えを見出す。
次に、具体的にどの選挙を目指すのか。そのためには、いつまでにどんな準備をしなければならないのか。それを考えていけば、いまをどう過ごせばよいのかは自ずと決まってきます。また、未来をイメージできればそれに向かっていくモチベーションも違ってきます。

考えてみれば至極当然なことではあるけど、「未来をイメージしていまを生きる」ということを実践できている人は意外に少ないと思います。そして、成功をしている人の多くは「未来をイメージして」、かつそこに至るロードマップをしっかりと描けている人ではないかと思うのです。

反省。

竹中語録

2006年10月08日 | 政治
 いつものように何気なくテレビをつけていたら、サンデープロジェクトに竹中平蔵氏が出演していました。

 竹中さんは、いくつか印象深いことを言っていました。
「改革とは叩かれることだ。」、「叩かれないということは改革をしていない証拠だ。」 この言葉には「小泉改革」の本質が表れていると思います。

 こんなことも言っていました。「学者の世界はオール・オア・ナッシング。0点か100点。自分の意見が採用されなければそっぽを向く。でも、政治の世界は違う。30点では駄目、何とか50点を超えよう、できれば80点を目指す、それが政治。」
 こう言う竹中さんは、悔しいけど、コメンテータとして並んでいる他の学者や評論家より一回り大きく見えました。彼は、もはや学者ではなく政治家だなぁと改めて思いました。

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

2006年10月07日 | 書評
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」米原万里著 角川文庫

 私の大学の先輩でもあり、そのとどまることを知らない好奇心に心から敬意を抱いているS秘書がある時、一冊の文庫本を持っていたので、「何読んでいるんですか?」と聞いたところ「これ読んだことある?めちゃくちゃおもしろいよ。」と薦められたのがこの本でした。

 このことがきっかけで、ひねくれ者の私は、この本以外の米原さんの作品を数冊読みました。うち一冊が「オリガ・モリソヴナの反語法」。これの面白いのなんの一気に読んでしまいました。

 しかし、その後、しばらく米原さんの本を手に取ることはありませんした。そんな時、S秘書から突然メールで知らされたのです。米原さんが急逝したことを。私は、あわてて「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を買い求めました。

 米原さんは、9歳から14歳まで共産党員だった父親の仕事の関係で在プラハのソビエト学校に通っていました。「モリガ・モリソヴナの反語法」もそのときの体験がモチーフになっていますが、絶妙の謎解きを散りばめたフィクションであるのに対して、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」はよりノンフィクション的色合いの濃い作品です。

 米原作品の魅力は、ロシア語通訳として日本語とロシア語の2つの言語を自在に操る米原さん独特の研ぎ澄まされた言語感覚とその独自の少女体験から米原さんにしか書くとことができない世界が展開されているところにあります。

 「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」でも最も印象的だった部分は、愛国心に関する記述です。
 偶然、あとがきでも以下の部分を引用していたので、この部分に「なるほど!」と思ったのは私だけではないと思います。

(以下引用)
このときのナショナリズム体験は、私に教えてくれた。異国、異文化、異邦人に接したとき、人は自己を自己たらしめ、他者と隔てるすべてのものを確認しようと躍起になる。自分に連なる祖先、文化を育んだ自然条件、その他諸々のものに突然晋m金柑を抱く。これは、食欲や性欲に並ぶような、一種の自己保全本能、自己肯定本能のようなものではないだろうか。

 私もたった2年だがアメリカに暮らしたことがあり、その時、自分の祖国というものをリアルに意識した経験があります。

 国会では、現在、教育基本法の改正案が審議されており、法律の中で愛国心と言ったものをどう位置づけるかが一つの焦点となっています。
 また、偏狭なナショナリズムを煽り立てる傾向がありますが、愛国心とはもっと自然に沸き起こってくるようなものであって、言葉で定義したり、押し付けたりするようなものではない気がしてなりません。