人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

碧海5市の合併

2010年01月27日 | 政治
今朝、JR安城駅での駅頭演説を終えて、上京の新幹線で地元の中日新聞を読んでいると、一色町長選挙で都築市長が無投票で再選をされたニュースと新・豊川市が来月1日誕生するというニュースの2つの記事が目に留まりました。
一色町では、都築町長を中心に、西尾市と幡豆郡3町の合併に向けた協議が進んでいます。また、新・豊川市は、最後に残された小坂井町の合併により、8年越しの豊川市と宝飯郡4町の合併が完結します。

新・豊川市についての記事では、小坂井町合併後の豊川市が県内の自治体の中でどのような位置を占めるかを各種指標で記しています。
人口7位、農業産出額3位、工業製品出荷額12位、商業販売額10位になります。
しかし、このデータを見て気になるのは、人口では、安城市が8位、刈谷が10位。農業産出額は、安城市が6位。工業製品出荷額では、安城市が4位で、刈谷市が6位。商業販売額でも、安城市が7位で、刈谷市が9位となっているのです。
上位10位に入る安城市と刈谷市を含む碧海5市の合併は、農工商のバランスの取れた、大きな潜在成長力と競争力を持つ自治体を西三河地域に生む可能性があるのです。

かつて、碧海5市合併に向けた動きが盛り上がったことがありますが、最近では、あまり話題にのぼることもありません。都築一色町長のように、碧海5市のいずれかの市長がリーダーシップをとって、もう一度、碧海5市の合併の議論を再燃させていただくことを期待しています。

今日は何の日?

2010年01月23日 | 日常
1月23日は何の日かみなさん知っていますか?
碧南では、1月23日は、いい人参(1、2、3)を文字って「人参の日」と定められています。

碧南南部は、矢作川河口にあたり、にんじん栽培に適した砂地になっており、愛知県一のニンジンの産地となっています。
碧南のニンジンは「へきなん美人」というブランドで親しまれています。

 「へきなん美人」のジュースは、砂糖をいっさい使用せず自然の甘みがあります。
にんじん焼酎、にんじんこんにゃく、にんじんジャム、にんじんゼリー、さまざまなにんじん関連商品があります。

 写真は、にんじん10キロ。値段は税込何と500円!
 みなさま、「へきなん美人」をよろしく!

通常国会始まる!

2010年01月21日 | 政治
 18日、第174回国会が召集されました。私も気を引き締めて和装で登院し、開会式に臨みました。
 私は、かねてより、「国の税金で主催するパーティーでは、2杯目から何を飲もうがよいが、乾杯は「国酒」である日本酒で行うべきである。」と主張してきました。同じ趣旨から、せめて、1月に召集される通常国会冒頭は、国会議員が和装で登院することは、伝統や文化の振興の一助になると考えています。

 さて、国会は冒頭から荒れ模様です。自民党は、景気、基地、献金の3つの「K」で民主党を攻めると言っています。しかし、同じ「3K」を言うなら、「献金」問題で泥仕合をするのではなく、雇用、環境、子ども手当の「3K」、さらには、科学技術、介護の「K」を議論すべきだと思います。

 私は、サラリーマン家庭に育ち、地盤・看板・カバンの何もない中で政治活動を始めました。私の金銭感覚では、億単位のカネが動く「政治とカネ」の話には違和感を覚えます。
 また、正直に言えば、小沢幹事長の言う「『検察との戦う』というのは具体的には何を意味するのかよく解かりませんし、総理の「戦ってください!」という発言も不用意な発言と言われてもしかたがない気がします。
 そして、何より、自民党の金権体質に嫌気がさし、民主党に古い自民党の「政治とカネ」の関係とは違うものを期待した有権者、国民のみなさんを失望させてしまっていることに対して心から申し訳なく思います。

 ただし、一方では、連日マスコミに溢れる検察リーク情報には疑問を感じますし、民主党大会や国会召集を目前というタイミングで、逃亡や証拠隠滅の可能性が低い現職国会議員である石川代議士を逮捕するのは、やりすぎだと思います。

 マスコミは、「説明責任」という言葉をよく使いますが、国民は何がどう説明されることを望んでいるのでしょうか。
 家宅捜索によって資料も押収され、関係者は逮捕で身柄を拘束されていることを考えると、司法の場で事実を明らかにすることは検察の責任であり、早くその決着をつけて欲しいと思います。もちろん、任意聴取を含め捜査に対してできるだけ協力もすべきだと思います。

 今日から、いよいよ、衆議院では予算委員会での本格論戦が始まります。国民が立法府で予算委員会で望んでいるのは、いつまでも「政治とカネ」の問題で時間を空費することではないはずです。「景気を何とかして欲しい。」、「雇用が心配だ。」、「年金、医療をどうするのか。」、「この国の将来の成長戦略は。」という巷の声に応えることこそが立法府の役割だと思います。無論、その本来の役割に取り組める環境を整える努力は、我が方もしていかねばならないと思います。

火力発電所&浄化センター視察

2010年01月14日 | 政治
 1月18日の国会召集を前に、私の希望で、碧南にある中部電力火力発電所とそのすぐそばにある県の浄化センターを視察させていただきました。
 碧南の最南端にある火力発電所は、碧南のシンボル的施設であり、また、輸送船の機関長をしている義父がかつてオーストラリアから石炭を碧南の火力発電所に運んでいたこともあり、個人的にも特別なおもいがあり、ぜひ一度現場を見たいと思っていました。そんな中、国会召集を前にして、今日の午後に時間をとることができたので、急遽、石川輝彦碧南市議とともに現場視察を敢行しました。

 碧南火力は、なんと愛知県の電力の約半分、中部電力の発電量の約5分の1~4分の1を供給しています。一方で、石炭火力はCO2の発生源であり、効率化が求められています。碧南火力は、クリーンで、かつ発電効率も非常によい施設です。しかし、さらにCO2を削減するために、現在、木質バイオマスの混焼が行われています。また、今後は下水処理汚泥を炭化したものを混焼する予定です。今後は、原子力へのシフトが強まるにしても、電力供給のベストミックスを考えた場合に、石炭火力も残していかなければなりません。

 下水汚泥を炭化燃料として再生利用するのは、東京、広島に次いで愛知県が全国で3例目となります。そして、そのための汚泥燃料化施設が碧南市の衣浦東部流域下水道浄化センターに計画されています。この浄化センターも訪れ、直接、話を聞いてきました。
 これまで汚泥は、焼却して、セメントや窯業原料に混入したり、埋め立て処分をしていました。そのために、処分にトン当たり2~3万円の費用がかかっていました。それが炭化燃料化によって、反対にトン当たり100円で引き取ってもらえることになります。

 この事業には、国の補助も行われています。今後、しっかりとフォローしていきたいと思います。

余興

2010年01月12日 | 日常
私は38歳ですが、今年から安城青年会議所に入会することになりました。以前から、JCに入りたいと思っていましたが、ある人から「選挙目当てと思われるので、どうせならば、当選してから入った方がいい。」と言っていただいたので入会を待っていました。

ところで、JCでは、新入会員が最初の例会の懇親会で余興をする伝統があるようです。私も新入会員の仲間で余興の練習を行っています。

そんな中、先日、来賓として出席した碧南JCの平成22年度第一回定時総会懇親会でLOMアカデミー委員会主催の余興を観ました。

碧南JCでは、新入会員だけではなく先輩も一緒になって余興を行っていましたが、演出も凝っていて大いに楽しませていただきました。これを見せられるとプレッシャーを感じますが、とにかく楽しんでやりたいと思います。

政権交代で何が変わったのか。

2010年01月12日 | 政治
 「政権交代しても何も変わらない。」と感じている方も多いかもしれませんが、変化は着実に起こっています。
 いよいよ国会では、来年度予算の審議が始まりますが、何よりみなさまから頂いた税金を何にどう使うかを決める予算の編成プロセスと内容が変わりました。
 まずは、予算編成のあり方。事業仕分けが導入され、これまで密室で行われてきた議論が公開の場で行われるようになりました。また、地方の首長や団体が大挙して予算要望を行う「霞が関詣で」が姿を消し、政治主導で予算要望を受けるしくみに変わりました。
 たとえば、愛知県ではこの13区を含め1区から15区まですべての小選挙区で民主党の議員が国政に送っていただいています。愛知県連では、各総支部で地元自治体の要望を聴き、県連で集約・整理して、党の幹事長室を通して各省の大臣・副大臣・政務官に上げました。私も13区で各市の要望を聴く会を開催しましたが、そうすると自民党もあわてて同様の会を行いました。しかし、自民党はこれまではそんな会を一度も開催したことはなかったのです。
 予算の内容も変わりました。民主党は「コンクリートから人へ」のスローガンを掲げ、昨年の総選挙を戦いました。予算編成にもその考え方が如実に表れています。小泉内閣時代に「骨太の方針」の中で5年間で15%の公共事業費の削減を目標に掲げたことがありますが、族議員の抵抗にあい実行できませんでした。しかし、今回の予算編成で、なんと18.3%の公共事業費削減を行いました。自民党政権では絶対にできなかったことです。
 私が所属する厚生労働委員会の分野に限って見ても、まず、自民党政権で過去10年削減されてきた医療費について、10年ぶりの診療報酬のプラス改訂が実現しました。
 母子家庭だけではなく父子家庭にも児童扶養手当が支給されることになりました。麻生首相が「国営マンガ喫茶」建設の一方でカットした母子家庭の生活保護世帯に対する母子加算が復活しました。さらには、福田衣里子議員らの尽力で肝炎対策基本法が成立しインターフェロン療法の医療費助成が実現しました。小さいことかもしれませんが、着実に命を大切にする政治が実現に向かっています。
 マニフェストの一部変更を迫られるなど、すべてが思うようにいっていないことも事実です。しかし、「♪3歩進んで、2歩下がる♪」でも着実に一歩一歩世の中を変えていきたいと思います。

中垣国男先生のこと

2010年01月07日 | 政治
選挙区を歩いていると、有権者のみなさまから西三河の政治の世界の先人たちの名前を耳にすることがしばしばあります。たとえば、渡辺武三、中野四朗、浦野幸男、小笠原三九郎・・・といった先達の名前です。現在の愛知13区を含む、11区、12区を合わせた地域は中選挙区時代には愛知4区と呼ばれ4人の国会議員が同じ選挙区から選ばれていました。そして、中選挙区時代の愛知4区では、同じ自民党同士で派閥の違う3陣営がそれぞれしのぎをけずっていたのです。

 まだ、私が現職になる前のことです。高浜である瓦関係の会社に飛び込みで挨拶に行きました。会社の中には、相手候補のポスターが貼ってありましたが、社長は「時間があるなら、あがりん。」と私を応接室に招き入れて、コーヒーを入れてくれました。

 雑談の中で「うちの親戚に中垣国男という議員がおってなあ。わしも子どものころからその人の選挙を見とったから、政治家はたいへんやな。中垣さんのところは、選挙をやる度に財産がなくなっていった。」と話してくれました。

 しかし、私は当時、「中垣国男」という名前は知りませんでしたので、その名前は記憶からもいつの間にか消えていました。しかし、その社長さんがしてくれたこんな話だけはとても印象に残っていました。中垣さんというのは、筋を重んじる人で、昔は現在と比べれば口利きのようなことが広く行われていましたが、国立大学の入試と税金に関する陳情は絶対に受けつけなかったそうです。なぜなら、納税は国民の義務であり、さらに、その税金を使って国家に有意な人材を育成するのが国立大学の責務だから、それらを徒にゆがめるようなことは決してあってはならないと考えていたからだそうです。

 ずっと後になって、私がたいへんお世話になっている支援者で、かつてこの中選挙区の4区から衆議院に出ていた稲垣実男代議士を支援していた方から、一冊の本を貸してもらいました。それは「戦後政治の思い出」という回顧録です。政界を引退した後の中垣国男元法務大臣が非売品として昭和55年に発行したものです。私は、地元と東京の往復の新幹線で中垣先生の「戦後政治の思い出」をカバンの中から何気なく手にとりました。新憲法の施行とともに35歳で国会の赤じゅうたんを踏んだところから始まるこの回顧録は、国会議員になったばかりの私には自分の心境と重なる部分もあり、すぐに引き込まれてしまいました。

 まず、読んでいて心洗われる思いがしたのは、中垣代議士が権力とカネに清潔な点です。政治としてのキャリアを通じて、少数派閥「石井派」を貫いたこと。相手が外国の議長であろうが、佐藤栄作総理大であろうが納得がいかない場合には黙っていないところ。田中角栄元総理に代表される自民党の金権体質を真っ向から批判してはばからないところに魅かれました。。

 国会内で中垣代議士が佐藤代議士に「君はぼくの選挙区に中野(中野四朗)の応援に来た。しかし中野はぼくに一万五千票も負けた。君がぼくの選挙区に立ったって負けない。君は将来、総裁選をやるといっているそうだが、ぼくは断じて君に一票も入れない。」と啖呵をきったエピソードなどは、中選挙区当時の政治状況を物語っています。

 中垣代議士は、政界引退の時の新聞のインタビューにこう答えています。「自民党代議士の悲劇は、選挙の過当競争にある。政治家を志した時の夢や理想を追っていたのでは議席を保てない。個人としては立派な人たちが、選挙で生き残るために、夢や理想を次つぎの放棄してゆく。」。いまも繰り返される「政治とカネ」をめぐる問題を見るとき、この先達の言葉は重く響きます。

 当選9回、30年以上代議士生活を送り、法相まで務めた中垣代議士の引き際は、実にあっさりとしたもので、長年秘書を務めた稲垣実男氏に地盤を譲り政界を引退しました。この三河地域にこんな清々しい政治家がいたことを誇りに思います。

 もう一つ、中垣代議士はもともと鹿児島の出身で三河人ではありません。私ももともとは三河人でないので三河人でないにもかかわらず、三河から代議士になり、法務大臣にまでなった中垣代議士には強い共感を覚えました。

 私は、西三河、碧海5市に骨を埋める覚悟でこの地での出馬を決めましたが、ある支援者の方が三河の古い呼び方に「介木」というのがあり、私の名前に「介」の字が入っているのは運命だと言ってくれました。碧海5市、13区から初当選を果たした年にこの地で生まれた長男には、その「介」の字をとって「透介」(すかい)と名づけました。

 ちなみに、引退した中垣氏の後継者が初当選以来中垣代議士の秘書をしていた稲垣実男氏で、稲垣氏は、初出馬は次点に泣きましたが、浦野幸男代議士の急死ですぐに繰り上げ当選になりました。その浦野幸男代議士の娘婿が浦野保興代議士で、その浦野代議士を初当選以来長年秘書として支えていた人が、偶然私と出会い初当選までの間はボランティアとして私を支えてくれたGさんです。彼は、現在は私の政策秘書をしてくれていますが、これも何か不思議な縁のような気がするとともに、中選挙区時代から脈々と流れているこの地域での政治の系譜というものを意識せざるを得ません。

平成22年 新年のごあいさつ

2010年01月03日 | Weblog
 新年あけましておめでとうございます。旧年中は、みなさまにはたいへんお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨年の漢字一文字は、「新」でした。新政権、新型インフルエンザ等から「新」が選ばれたようです。
 私にとっても、2009年は、8月の選挙で初当選して「新」人議員として活動を始動。また、11月には待望の男の子も生まれ「新」しくパパになった年でした。
 国会議員となったこと、親となったこと、どちらも本当にうれしいことですが、反面では大きな責任を担うことでもあります。息子が一歳年をとるごとに、私も議員として一年活動したことになります。子どもに負けないように政治家として大きく成長していきたいと思います。

 民主党政権も2010年こそが正念場です。これまでの予算は、一部補正予算の執行停止等を行いましたが、前政権の手によるものです。通常国会に提出され、年度末までに国会で成立をはかる来年度予算こそがマニフェストに基づく民主党政権による予算です。これが成立して、執行されれば、子ども手当、高校授業料無償化といった政策の恩恵が暮らしの中で実感できるようになります。
 一方で、既にマニフェストの綻びが指摘をされていますが、国民に対する説明責任をしっかりと果たして行きたいと思います。
 みなさんも年末の大掃除をされたと思いますが、一年間にたまったゴミを一日できれいにすることは至難です。50年以上たまった政治の垢を洗い流すことは100日では足りません。掃除機を持った姿の私の新しいポスターは「おおにし健介、ただ今、ニッポン清掃中。」です。引き続き、税のムダづかいをなくす大掃除に精を出したいと思います。

 今年は、干支は寅です。相場の世界では、「丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる・・・」と言うそうです。「新」という2009年の漢字と相まって、2010年は、何か新しい動き、明るさを感じさせる年になればと思います。私としても新しい動きに「トラ」イしていきたいと思います。たとえば、自分が事務局になってイノベーションをテーマにした勉強会を新たに立ち上げたいと思っています。

 虎は、中国では百獣の王であり、龍とともに神秘的な力を持った存在とされてきました。虎は、日本でも戦国時代より武勇精神の象徴とされ、真珠湾攻撃の電文にも「トラトラトラ」が使われました。
 2010年は、参議院選挙の年です。獰猛で機敏な虎にあやかり、大きな勝利をつかんで、政権の安定と政策実現に向け弾みをつけたいと思います。