人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

安城とアンソンの友情、日韓の友好のために

2011年01月18日 | 政治
 1月17日月曜日、愛知はめずらしい大雪になりました。
 そんな中、ハンナラ党の韓国国会議員、金學容先生が安城に私を訪ねてくれました。
 通訳の李さんによれば、韓国では雪の日は大切なお客さんが来ると言うそうです。

 私は、外務省の北東アジア課で一年間、韓国を担当していました。そのため、日韓関係には思い入れがあります。昨年は、北朝鮮による韓国への砲撃がありました。ともに米国との同盟関係にある韓国と日本が協力することが北東アジアの安定に不可欠だと考えます。

 昨年11月には、東京で行われた日韓・韓日議員連盟の合同総会が東京で開かれ、私も出席しました。その時、同じ小委員会で討論をしたのが、金學容議員です。互いに名刺を交換して、金學容議員の地元選挙区が「安城市」と書いて「アンソン市」、私の地元選挙区も「安城市(あんじょうし)」であることに気づき、意気投合しました。

 そして、その時の縁で、17日の午後、金學容議員が安城を訪問してくれたのです。
 私も午後は時間をあけて、金學容議員を、安城市長、安城市議会議長・副議長への表敬訪問の他、パールライス安城工場、デンパーク、アイシンAWものづくりセンターへ案内し、会食では、安城の芸妓文化も楽しんでもらいました。

 金學容議員は、私の歓迎に感激し、李明博大統領からもらったという腕時計をその場ではずし、友情の証としてプレゼントしてくれました。

 安城市とアンソン市は、同じ漢字を書くだけでなく、人口規模がともに18万人で、米どころであること、梨の名産地であることなど他にも共通点があります。安城市は、デンマークのコリング市とオーストラリアのボブソンズベイ市と姉妹都市関係を結んでいますが、アジアの都市とは姉妹関係を結んでいません。もし、金學容議員との友情をきっかけに、安城市とアンソン市の交流が進み、日韓の友好につながれば、安城市を選挙区とする衆議院議員として、こんなにうれしいことはありません。

 金學容議員は、1961年生まれ。議員秘書、京畿道議会議員3期を経て、現在、第18代国会議員となりました。農業政策を得意とし、将来は農水大臣になりたいとのことです。ともに、大きな政治家となろうと誓い合いました。

 ぜひ、今年中に時間をつくって、韓国の京畿道の安城市を訪問したいと思います。
 

衣浦港海上視察

2011年01月18日 | 政治


 1月11日(月)、衣浦港海上視察を私、大西健介が呼びかけて、実施をいたしました。
 国土交通省は昨年「選択と集中」による国際競争力を確保するため全国103の重点港湾から43港を国の直轄投資を行う重点港湾として43に絞り込みを行いました。
 当初、愛知県には、名古屋港に加え、三河港があるため、衣浦港が重点港湾に残るのは難しいと言われていましたが、碧南市や商工会議所の皆様にもご協力いただき、重点港湾に残すことができました。
 しかし、これからが重要です。国土交通省から、衣浦港の海上視察をとのお話をいただいたので、私だけで視察するのではなく、関係者の皆様と一緒に今後の衣浦港のあり方を考えたいと関係者に呼びかけをさせていただきました。
 当日は、国土交通省、愛知県、碧南市からは禰宜田市長、商工会議所の平岩会頭、自民党や公明党の議員を含む市議会議員の皆様、関係企業の代表者の皆様、漁協の皆様と幅広い皆様にご参加をいただき、有意義な視察と意見交換を行うことができました。

 私が実際に視察を行い得た所感は主に次の3点です。

 第1点は、ポートアイランドの活用です。港湾の絞り込みの中で、当時の前原大臣が強調していたのは、潜在的な成長性と民営化の視点です。衣浦港が重点港湾の指定を受けたポイントは、まもなく埋め立てが終了するポートアイランドの活用です。第1期工事で新たにできる47haの土地利用を今から検討しておくことが重要です。今回視察を行って改めて認識したのは、衣浦は細長い湾の両岸にびっしりと企業が立地しており、まとまった利用可能な土地がほとんどありません。一方で、ふ頭利用が入りくんでおり、さまざまな種類の積み荷がバラバラなふ頭で積み下ろしされています。また、荷捌きスペースも不足しています。ポートアイランドを活用して、ふ頭利用を整理するとともに、専用岸壁を持つ企業が共同出資して港湾管理を行う法人を設立することで民営化することも検討してはどうかと考えます。

 第2点は、港湾浚渫土砂と一般・産業廃棄物の処分場をどうするかという視点です。今後の浚渫土砂の処分場は目処が立っていません。また、中部電力火力発電所から出る石炭灰の処分先も必要となります。さらに、今後、廃棄物の埋め立ては、対岸の武豊の衣浦港3号地に引き継がれますが、ここは愛知県全体の廃棄物処理場であり、13年でいっぱいになる予定です。今から、次の処分先を考えておく必要があります。現在のポートアイランドの南側の第2期工事を港湾計画の中でどう事業化していくかが鍵になります。

 第3点は、港湾と道路等の周辺インフラとの一体的整備です。名浜道路の計画を見ると、ポートアイランドを経て名古屋につながる青写真になっています。また、衣浦港の機能の活用のためには、安城から高浜を抜けて衣浦につながる道路の整備が不可欠です。トヨタ自動車衣浦工場では、かつて衣浦港から完成車を積み出していましたが、伊勢湾岸道路の整備によって、名古屋港飛島ふ頭を利用する方が時間的にもコスト的にも早く安く済むことになり、現在では衣浦港を利用していません。名古屋港、三河港がある中で、衣浦港がその特色を活かして差別化をはかるためにも道路を含む周辺インフラの整備は欠くことができません。

 視察の様子は、ケーブルテレビ局キャッチの「KATCH TIME」でも放映されました。

http://www.katch.co.jp/community/katchtime/detail.html?id=268