26日、民主党愛知県連の緊急雇用問題対策本部のハロワーク及びAICHIチャレンジネットの現地調査が行われ、私も参加をしました。
当日はこの冬一番の寒波が到来する中、ハローワークは求人を求める人で混雑していました。そういう人たちを目の前にして、現地調査というのも正直心苦しい気持ちがしましたが、直接現場を見て、担当者からお話を聞く貴重な機会だと思い参加をしました。
まず、ハロワーク名古屋中では、職員が110名もいることに驚きました。
11月の全国の有効求人倍率は0.76倍に対して、愛知県は1.28倍と全国へ金に比べれば、まだ1を上回っているだけよいとのことでした。参加した議員の一人からは「選り好みをしなければ仕事はあるのでは?」との声も上がりましたが、私はそれは少し違うような気がします。
実際には、求人票には書かれていない目に見えない基準があるのです。たとえば、求人票には、年齢差別をしないために年齢制限を明示することが禁じられています。しかし、実際には求人の多くは35歳までで、それを超えるとほとんど求人がないのが現実です
雇用のミスマッチという点では、農林業や介護は人材難です。机上で考えると、製造業で雇い止めにあった派遣労働者が介護の分野に移ってくれれば理想的ですが、現実はそううまくはいかないことを示しているのだと思います。
いわゆる「ネットカフェ難民」と呼ばれる住居喪失不安定就労者を支援するAICHIチャレンジネットでは、まず相談者の平均年齢が39歳と想像以上に高いことに驚きました。現在の日本では、若い間は派遣やアルバイトでも気ままに暮らすことができます。しかし、ほとんどの求人は35歳までで、気がついた時には時すでに遅しで、所持金がゼロに近い状態で飛び込んでくる相談者が多いとのことでした。
住居喪失不安定就労に陥いるプロセスは、ケース・バイ・ケースで一様ではないとのことです。しかし、そうした状態に陥った人の生活を立て直すこともさることながら、そうなることを防ぐことの方が重要だと感じました。
また、相談者の中には、精神疾患のある方、字が十分に書けない方、虐待等家庭に問題がある方等福祉と関わりの深いケースも含まれており、福祉との連携の必要性を感じました。
また、事務局の説明の中で、政策を実施するにあたっては、段階と段階のつなぎ目が重要だという話がありました。たとえば、保証金さえ借りることができれば不動産屋に行って住居を借りることができるかというと実際にはそうではありません。社会的な信頼を獲得するためにはまず身だしなみを整える必要があるのですが、政策にはその部分が欠けているのです。
現場で何が求められているかをしっかりと把握して、迅速に対応することが重要だとあらためて感じました。
当日はこの冬一番の寒波が到来する中、ハローワークは求人を求める人で混雑していました。そういう人たちを目の前にして、現地調査というのも正直心苦しい気持ちがしましたが、直接現場を見て、担当者からお話を聞く貴重な機会だと思い参加をしました。
まず、ハロワーク名古屋中では、職員が110名もいることに驚きました。
11月の全国の有効求人倍率は0.76倍に対して、愛知県は1.28倍と全国へ金に比べれば、まだ1を上回っているだけよいとのことでした。参加した議員の一人からは「選り好みをしなければ仕事はあるのでは?」との声も上がりましたが、私はそれは少し違うような気がします。
実際には、求人票には書かれていない目に見えない基準があるのです。たとえば、求人票には、年齢差別をしないために年齢制限を明示することが禁じられています。しかし、実際には求人の多くは35歳までで、それを超えるとほとんど求人がないのが現実です
雇用のミスマッチという点では、農林業や介護は人材難です。机上で考えると、製造業で雇い止めにあった派遣労働者が介護の分野に移ってくれれば理想的ですが、現実はそううまくはいかないことを示しているのだと思います。
いわゆる「ネットカフェ難民」と呼ばれる住居喪失不安定就労者を支援するAICHIチャレンジネットでは、まず相談者の平均年齢が39歳と想像以上に高いことに驚きました。現在の日本では、若い間は派遣やアルバイトでも気ままに暮らすことができます。しかし、ほとんどの求人は35歳までで、気がついた時には時すでに遅しで、所持金がゼロに近い状態で飛び込んでくる相談者が多いとのことでした。
住居喪失不安定就労に陥いるプロセスは、ケース・バイ・ケースで一様ではないとのことです。しかし、そうした状態に陥った人の生活を立て直すこともさることながら、そうなることを防ぐことの方が重要だと感じました。
また、相談者の中には、精神疾患のある方、字が十分に書けない方、虐待等家庭に問題がある方等福祉と関わりの深いケースも含まれており、福祉との連携の必要性を感じました。
また、事務局の説明の中で、政策を実施するにあたっては、段階と段階のつなぎ目が重要だという話がありました。たとえば、保証金さえ借りることができれば不動産屋に行って住居を借りることができるかというと実際にはそうではありません。社会的な信頼を獲得するためにはまず身だしなみを整える必要があるのですが、政策にはその部分が欠けているのです。
現場で何が求められているかをしっかりと把握して、迅速に対応することが重要だとあらためて感じました。