人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

肝炎対策基本法の衆院通過

2009年11月26日 | 政治
本日の衆議院厚生労働委員会は、野党質疑2時間30分の後、先日、野党欠席のまま採決が行われた新型インフルエンザの特措法を全会一致で本会議に上程することを確認するとともに、同法案に対する委員会決議を行いました。

また、肝炎対策基本法を委員会提案することを決しました。
政局に翻弄されてきた肝炎対策基本法案が全会派一致の下、提案にこぎつけた瞬間に立ち会えたことは感慨深いです。
委員会散会後、私も同僚議員たちとともに福田衣里子さんに握手をし、慰労の声をかけました。

私が非常に残念に思うのは、厚生労働委員会で福田議員に発言の機会が与えられなかったことです。法案起草の件は、委員会提案ですから委員長が行います。また、委員会決議の趣旨説明も理事が行うので福田議員が思いを述べる機会はありません。今日の委員会審議は、2時間30分の質問時間のすべてが野党に割り当てられていましたが、せめて10分でいいから与党に質問時間を割り当て、福田議員に肝炎対策法案起草に際してのおもいを述べさせてあげる機会を作るという粋なはからいはできなかったのか?今日質問に立った野党議員は口々に肝炎対策基本法が今日の委員会で本会議に上程されることの意義を述べていましたが、何か空々しい響きがしてなりませんでした。


産まれました!

2009年11月21日 | 日常
予定日を10日過ぎて、11月20日(私の父と同じ誕生日)に、安城市の八千代病院で元気な男の子が産まれました。

新幹線で東京から戻ってきて、約束の講演を終えて、病院に駆けつけたのが午後8時、産まれたのは午後9時2分でした。
間に合わないと言われていたのが、出産に立ち会うことができました。私が来るのを待ってくれていたのかというのは少し親バカでしょうか。元気な泣き声を聞いた時には、胸が熱くなりました。
「産まれてきてくれて、ありがとう!」
産まれたばかりなのに、手を差し出して何かをつかもうとしている姿を見ていると愛おしくて「この小さな命を守らなきゃ」という気持ちが自然にわいてきます。
3544㌘、154,779票と並んで一生忘れなられない数字です。

名前は、「透介」と書いて「すかい」です。
音は嫁が考えました。お腹にいる時から、そう呼びかけていて、私も気に入っています。字は、ある方が画数を診てくれました。
嘘のない「透」明な心を持ち、人だすけ(介)できる人物になるようにという願いも込めました。また、「介」は父親である私の名前「健介」の一字をとっています。

この子の年と私が議員として活動した年数は同じになります。子どもの成長とともに私も政治家として成長していきたいと思います。

出産については、多くのみなさまにご心配とお気づかいをいただきました。このブログをとおしてご報告するとともに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。



なぜ「フレンチトースト?」

2009年11月18日 | 国会
厚生労働省は、民主党マニフェストに従い、2010年度から母子家庭のみに支給している児童扶養手当を父子家庭にも支給する方針を決めました。

母子家庭に比べても父子家庭はこれまで長い間置き去りにされてきた問題でした。
国会内で開かれた児童扶養手当支給にとどまらない独り親世帯への支援を訴える、全国父子家庭支援団体連絡会のみなさんとの意見交換に参加しました。

なかには小さいお子さんを一緒に連れて参加しているお父さんもいます。いろいろな理由で男手だけで子育てをしているみなさんの苦労話には胸がつまりました。

このたび、NPOファザーリング・ジャパンが父子家庭を応援するため基金を創設しました。
その名も「フレンチトースト基金」。なぜ、フレンチトーストと言うかといえば、ダスティン・ホフマン主演の映画「クレイマークレイマー」のワン・シーンにちなんでいるそうです。

詳しくは、下記ホームページで。
http://www.ftfund.jp/

聡明才弁は第三等の質

2009年11月17日 | 生き方
 一年生の研修会で京セラの稲盛会長のお話を聴きました。テーマは、リーダー論。

 中国明代の思想家である呂新吾は、リーダーの資質について、『呻吟語』のなかで、次のように述べているそうです。

 「深沈厚重なるは、これ第一等の資質」、つまりリーダーとして一番重要な資質とは、つねに深く物事を考える、重厚な性格を持っていることであり、リーダーは「人格者」でなければならないというのです。

 さらに呂新吾は、「聡明才弁なるは、これ第三等の資質」とも述べています。つまり、「頭がよくて才能があり、弁舌が立つこと」などは、優先順位の低い資質でしかないというのです。

 稲盛会長が強調されていたことは、人の上に立つ者は、人々から信頼され、尊敬される人格者でなければならないということです。

 稲盛会長は、若い頃、次のような人生の方程式に気づいたと言います。
(考え方)×(熱意)×(能力)=成果
このうち、熱意と能力があっても考え方がマイナスだと、成果はゼロどころかマイナスになってしまいます。自分より優れた能力を持つ人は世の中にいくらでもいます。しかし、人格を磨き上げることで成功を収めることができるというのが稲盛会長の考え方です。

 私は、次のような質問をしました。
「哲人政治か衆愚政治かというのは古代ギリシア・ローマ時代からの永遠のテーマだが、現在の選挙のシステムは、リーダーたる資質を持った人間を選ぶしくみとして機能しているとお考えかどうか。もし、そうでないとお思いなら、選挙制度をどう変えればよいと考えるか。」

 稲盛会長のご回答はこうでした。
「いまの選挙制度は、間違いなく衆愚政治だ。だからこそ、厳しい選挙を勝ち抜いて選らばれし立場になった皆さんには、それにふさわしい人格を身につけて欲しいと願っている。」
 
 稲盛会長の偉大さ、深遠さを実感した講義でした。
 感謝。



天皇陛下御在位二十年記念

2009年11月13日 | 政治
昨日11月12日は、天皇陛下御在位二十年記念の日でした。
私も午後2時より国立劇場において挙行された内閣主催の記念式典に出席しました。

皇居前広場では、、「奉祝国会議員連盟」などが主催した国民祭典が開催され、なんとエグザイルが出演しました。

また、お祝いのために全国各地から集まった伝統芸能が披露されました。その中には、我らが刈谷の万燈がありました。愛知13区選出の衆議院議員として誇らしい限りです。

夕闇せまるなか、万燈の光に誘われるように多くの皆さんが足を停めていました。この機会に刈谷の万燈が全国の皆様に知ってもらえるとうれしいですね。

昨日の東京は、肌寒いお天気でした。明け方に刈谷を出発して、寒い中、万燈を披露してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。

事業仕分けスタート!

2009年11月11日 | 政治
今日から行政刷新会議の事業仕分けがスタートしました。私も当初、仕分け人の一人に内定していたことは、このブログでも紹介しました。そこで、私も一般傍聴人に混じって一時間だけ、実際の事業仕分けの様子を見てきました。
実際に見た感想は次のとおりです。

まず、マスコミの多さに驚きました。いかに事業仕分けに対する関心が高いかがうかがえます。ただ、マスコミが場所取りをしていて、これでは一般傍聴人の居場所がありません。インターネット中継されることにもなっていましたが、今日はうまくいっていなかったようです。第3グループの討議だけは中継されていたようです。

いずれにしろ、これまでバックドアで行われていたこうした予算の具体的査定作業が衆人環視の下で行われるのは極めて画期的で衝撃的でした。

民間の仕分け人は、かなり厳しい調子で質問していて、議員ばかりでやるより、むしろこの方がよいと思いました。反対に、答える役人の説明は簡潔さを欠いており、「そんな説明はいいから、質問に答えてください!」と民間の仕分け人が苛立つ場面が多々見られました。

私が傍聴した時には、第一グループでは、農道整備事業が俎上に上がっていましたが、たとえば、集荷や出荷の条件が不利な耕作放棄地を解消するために農道整備が必要との役所の説明に対して、「では、一つでもいいから、農道整備によって耕作放棄地が解消した具体的な事例を挙げてください。」と民間仕分け人が突っ込むと、「え~、たくさんありますが、すぐには・・」と答えに窮していました。目に見える成果を要求するのはビジネスでは当たり前ですが、行政はそういう視点を欠いていると感じました。

国会では、予算委員会に分科会審議というのがありますが、本来、分科会ではこのような審議をしなければならないのではないかと思いました。

沖縄県民のおもい

2009年11月11日 | 政治
10日朝の国対委員会で沖縄4区の瑞慶覧議員が手を挙げて、普天間基地の県外移設について訴えました。

瑞慶覧さんとは、私が馬淵代議士の政策秘書として尾身元財務大臣の沖縄利権の調査のために沖縄に行った時に現地でお手伝いしてもらって以来の友人です。

私は、素直に瑞慶覧さんに聞いてみました。
「岡田外相の唱える嘉手納統合案は、沖縄の人たちにとって、絶対にあり得ない案なのか?たしかに、嘉手納の皆さんの負担は一時的には重くなるが、それが嘉手納を含めた将来のグアム移転を前提にしたものならば、辺野古の美しい海を埋め立てて2つの基地が残るよりも、次へのステップとして、2つの基地を1つにする方がましだという考え方はできないのか?」

瑞慶覧さんの答えはこうでした。
「沖縄の人々は、そうやって何度も騙されてきた。アメリカは騒音協定さえ平気で破ってきた。そして、何より沖縄県民は、民主党政権になれば基地が減ると信じてきた。極端な話をすれば、静岡空港の予定地だってある。県外移設について十分な検討がなされた様子もない中で出てきた嘉手納統合案はとても容認できない。沖縄の雰囲気はとてもそんなものじゃない。本土の人には、県民のおもいの熱が十分に伝わっていないと思う。」

写真は、沖縄タイムスの一面です。全国紙とは明らかに違います。写真を見るだけでその熱が伝わってきます。

鳩山総理は、国会でも「最後は私が決める」と繰り返してきました。
どんな結論を下すにしても総理には、この沖縄のみなさんに直接説明や説得をする場面をもっていただきたいと思います。



西三河でいちばん有名な赤ちゃん

2009年11月07日 | 日常
今日も、朝から日没までは、イベントを回って地域の皆さんと会話を交わし、夕方には、刈谷市一ツ木地区での国政報告会を行いました。

どこに行っても言われるのが「大西さん、赤ちゃんもう産まれた?」。

初登院の時に妻とお腹の中の子どもと家族3人のところをTVで放映してもらったこともあり、みなさんが妻の体調と子どものことを気にかけてくださいます。

みなさんのやさしさが身にしみます。
産まれてくる前からこれだけ多くのみなさんに気にかけていただけるなんて、うちの子は西三河一の果報者です。

11月10日が予定日です。
安城の八千代病院で出産予定ですが、まだもう少しかかりそうです。



マニフェストのパラドックス

2009年11月04日 | 政治
本日は、予算委員会第2日目。
私も国会対策委員会の指示で第一委員室に応援傍聴に行きました。

特に、石破元農水相と菅元自民党総務委員長の質問には期待をして、傍聴をしたのですが、正直、期待はずれでした。

石破氏の質問は、「禅問答はやめろ!」と野次が飛ぶほど観念的で、野党質問というより、「上から目線」の質問でした。

菅氏は、持ち時間の30分をすべて斎藤元大蔵時間の日本郵政社長人事に費やしましたが、ハッとするような切り口はありませんでした。

唯一、印象に残ったのは、石破氏の「マニフェストのパラドックス」という議論。たとえば、責任党は、消費税引き上げと高速道路無料化を掲げ、進歩党は、消費税率維持と高速道路無料化を掲げ、選挙を戦い、責任党が勝ったとします。この場合、高速道路無料化は、国民の誰も支持していないとしても、「国民との約束」となってしまうというのがマニフェストのパラドックスです。

この例は、極端にしても、マニフェストが個別政策のパッケージとして提示される以上、このことは起こりうることです。

スーパーの特売チラシなら、にんじんはイトーヨーカドーで買うけど、大根はイオンの方が安いからイオンで買うというように「つまみ食い」ができますが、マニフェストはそうはいきません。

しかし、スーパーでもいつも行く店は決まっているはずです。それは、個々の商品で判断するのではなく、店づくりの方針や総合的な判断の中で決まっているはずです。

マニフェストも同じです。個々の政策ももちろん重要な判断材料ですが、土台となる理念、そこに貫かれた考え方、今回の選挙で言うなら「国民の生活が第一」という基本方針や「コンクリートからヒトへ」という税金の使いみち転換こそが重要なのではないでしょうか。

民主党は「マニフェスト至上主義」というのは、私は、誤解だと思います。
国民と約束した以上、100%達成を目指して努力をしますが、結果として70%しか達成できなかったなら、なぜ30%は達成できなかったのか、またはあえて方針を転換したのかを国民に納得のいくように説明することが大事なのであって、結果だけを追い求めると、補正予算の執行停止で「3兆円に達した。いや、2兆9千億だ。」なんてことを議論しても意味がないと思います。

あずき

2009年11月03日 | グルメ
移動中に寄ったコンビニで不思議な飲み物を発見。
なんと、ペプシあずき。

これを商品化した勇気に感服します。

お味は、秘書いわく「あずきバーを飲んでいる感じ」とのこと。