人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

憲法記念日

2008年05月03日 | 政治
今日、5月3日は、憲法記念日です。愛知県では、名古屋と私の選挙区の刈谷で日本青年会議所主催で憲法タウンミーティングが行われました。

刈谷のパネリストは、自民党の大村秀章代議士と共産党の佐々木憲昭代議士でした。そこに、民主党の代表として、私が加わることができないことは残念でしたが、来年の記念日は壇上にと思いながら、客席で傍聴をさせてもらいました。

今回のタウンミーティングでは、佐々木代議士の発言のほうが私にはより共感できる部分が多くありました。

例えば、冒頭、憲法とは何かと問われて、佐々木代議士は「もともと国家権力をしばるもの」と答えていました。私も同じ意見です。法律は、国民の権利を制限しますが、憲法はその歴史的起源からして、王様、君主の権力に制限を加えることからできたものであることを忘れてはいけないと思います。

もう一つは「憲法で規定されている中身が現実の社会に本当に活かされているのか?」という意見。佐々木議員は、北九州で生活保護を打ち切られ、「おにぎりを食べたい!」と書き残して亡くなった男性の話を引き合いに、これは憲法25条が現実の社会に活かされていないことに他ならないと主張されていましたが、私もそのとおりだと思います。

憲法をあらためて読み直してみると、私は前文の素晴らしさに感動します。
前分は国民主権について「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」として、これは人類普遍の原理だと規定している。
「その福利は国民が享受する」果たして今の現実の社会はそうなっているのか?
まさに、ここでも憲法が実現されていないのではないでしょうか。

また、前文は戦争の惨禍を二度と起こさないことを誓い、「国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」という高い理想を謳っています。
最後の締めくくりでも「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」と強い決意が示されています。
私は、この前文に示された理想は、人類の至宝だと思います。
現実の国際社会は、残念ながらこの理想とは程遠いかもしれません。しかし、私たちは理想社会に向けて前進していかねければならないと思います。

ところで、余談ですが、この憲法前文に曲がついているのを知っていますか?中学校の時に、うちの弟の先生が前文を暗記するようにと宿題を出して、「日本国憲法前文の歌」というものを生徒にダビングさせていました。
メロディーは以下のサイトにアップされています。
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/nihonkokukenpo.html

曲に合わせて歌ってみてください!







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