人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

県民モニター制度第1回@碧南

2008年07月30日 | 政治
 伴野民主党愛知県連代表が提唱した新機軸、県民モニターのスタディーツアーの第1回を7月29日、13区内の碧南市藤井達吉現代美術館で開催しました。

 県民の目線に立って、地域の重要政策ごとに県民モニターを募集して、一緒に現場視察等も行いながら、県民の生の声を吸い上げようというのが県民モニター制度です。

 今回、県民モニターのみなさんと一緒に訪れた碧南市藤井達吉現代美術館は、建設について賛否が拮抗するなか、前市長の肝入りで進められ、4月に行われた碧南市長選でも争点一つとなりました。選挙では、美術館慎重派の新市長が美術館建設を進めてきた前市長が後継指名した候補者を破りました。
 また、この美術館の建設には、道路特定財源のまちづくり交付金が一部投入されています。
 
 美術館問題は、碧南市民の最大関心事のひとつであることは間違いありませんが、碧南市に限った問題ではありません。横須賀美術館も同じ問題を抱えていますし、自治体財政が厳しい中、ハコモノの維持運営費を抑えていかに高率的な運営を行っていくのかはすべての自治体に共通する課題です。

 文化や芸術については、採算性だけでは割り切れない点があることも事実です。しかし、数字で表すことができないからと言って説明責任を果たさなくてよいというものではありません。
 市の担当者の話を聞いていても「補助金がもらえるから建てた」とも聞こえるような発言もありました。美術館が税金の使いみちとして本当に有権者の納得が得られるならいいと思います。
 碧南市の財政がもし厳しい状態にあっても同じように美術館を建設したのかどうかを厳しく問いかけながら、今後も建ててしまった以上は、美術館がいかに効率的に運営され、市民のみなさまに愛される存在になり得るかしっかりとチェックをしていくべきです。

 碧南市側は、小笠原教育長と木本館長が対応してくださいました。冒頭、教育長が挨拶の中で「美術館に反対の立場の新市長が今後の運営についてみなさんに対して説明を行うべきだと自分に聞かれても困る」と投げやりだったのが気になりました。こちらはまだ選挙戦の後遺症を引きずっているようです。


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