人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

耐震偽装の傷痕

2007年11月21日 | 政治
私は、衆議院議員の馬淵澄夫の政策秘書として、耐震偽装の問題の国会での追及に取り組みました。
その耐震偽装問題を契機として建築基準法等の改正が行われましたが、法改正によって現場が混乱して、確認検査に時間がかかるようになったために、建築の着工件数が大幅に落ち込み建築業界に深刻な影響を与えています。
国土交通省が自分たちの責任回避のために、現場の実務を無視して、とにかく手続きの厳格化をはかったために、事務が徒に煩雑になるという結果を招いているのです。これには私も胸を痛めています。
私が耐震偽装問題に取り組んだ時も、多くの建築士の皆さんと意見をしましたが、そのほとんどは真面目で誠実な人たちで、姉歯のような一握りの人間によって建築士業界全体が白い目で見られることに憤っていました。
今回の法改正による混乱がそんな多くの真面目な建築士の皆さんを苦しめるだけで、本当の意味で建物の安全を確保することにつながっていないのではないかと心配しています。
私は、官僚の最も悪いところは、現場ではなく机上でものを考えるところだと思っています。
私としてもぜひ業界の皆さんから生の声を聞く機会を作りたいと思っています。


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