ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

回想70 「ウリノレでウリハッキョを支援するチャリティコンサート」

2013-12-29 22:50:21 | イベント
  10月20日午後2時半より近鉄若江岩田駅前のイコーラムホールにて「ウリノレでウリハッキョを支援するチャリティコンサート」が行われました。

 先日から降り続いた雨が止むことの無かった日曜日ですが、大勢の方々がチャリティコンサートにおいでくださいました。




 まず混声合唱です. [내 나 라] ネナラ―我が国。

 在阪の合唱団や重唱団55人が出演しました。素晴らしい!山麗しく水清い、祖国の山河が思い起こされました。









 続いてコーラス「ムグンファ」の登場です。2曲歌いました。オペラ「沈清伝」より~売られていく沈清。





  司会は我が文芸同演劇部の金奈美さんです。愛くるしい笑顔が人々に安らぎを与えます。

 

 奈美先生が「火曜日行動」について説明され、「火曜日行動の歌」を2曲お送りすると紹介されました。

 はじめに「サナイ」の文さんが「この坂を上れば」を歌ってくれました。聞きながら過ぎ去りし日々が走馬灯のように駆け巡り、うるっとなってしまいました。横で長崎さんも目頭を押さえられているようでした。








 2曲目の紹介の前に司会者が無償化連絡会事務局長の長崎由美子さんを紹介し、長崎さんが舞台に立ち力強いアピールをされ、暖かい拍手を受けられました。




 2曲目の「君たちが大きくなったら」をキョンファさんがしっとりと歌ってくれました。見渡すと「火曜日行動」の仲間たちの顔が大勢見えました。又ホロリとしてしまいました。





  大阪朝高声楽部登場です。コンクールのエントリー曲2曲を歌ってくれました。透明感のある彼女たちの歌声が聴衆の胸に響きました。







 続いて「ヒャンウム」登場です。昨年できたばかりでまだ歴史は浅いですが「こどもたちへ」を熱唱し感動を与えました。
















 「ヒャンウム」のメンバーは全員現役のウリハッキョの保護者です。私の教え子がこのメンバーの中には多数います。オンマになっても、子供たちの明日のために舞台に立つ教え子たちが本当に誇らしいです。


 お待ちかね。男声四重唱サナイです。人気沸騰でアンコールも受けてくれました。








 15分の休憩のあと、2部が始まりました。サナイの合唱です。2曲目の「ピョンヤンの歌」がとてもリズムカルで素敵でした。










 女性独唱はベテラン登場です。コールアリラン代表の明玉さん。さすがです。難しい「郷愁」を朗々と謳いあげました。







  続いて混声四重奏はなんと無伴奏に挑戦しました。








 続々ベテラン登場です。「サナイ」の大御所テヒョンさんが「ああ 秋なのか」を情感豊かに歌ってくれました。






 今度はムグンファのソクチャさんとジュエットです。朝鮮の民族詩人金素月の有名な詩「つつじの花」を歌ってくれました。

  나 보기가 역겨워 가실 때에는

말없이 고이 보내드리우리다

녕변의 약산 진달래꽃

아름 따다 가실 길에 뿌리우리다

가시는 걸음걸음 놓인 그 꽃을

사뿐히 즈려밟고 가시옵소서

나 보기가 역겨워 가실 때에는

죽어도 아니 눈물 흘리우리다

      (ハングルが文字化けしていたらごめんなさいね。)


  中学3年生の国語の教科書に掲載されています。何百回朗読したか知れません。大好きな詩です。この詩に何人もの作曲家が競って曲を付けました。







 コンサートも残り2曲となりました。出演者全員で「南村」と最後は「ウリハッキョは私の故郷」です。混声合唱が今回のコンサートで一番感銘を受けました。本当に歌の素晴らしさを感じさせてくれました。








 私の旦那様はいつも後ろ姿しか見れませんが、今回も「火曜日行動の歌」2作に曲を付けてくれました。ご苦労様でした。











 団長の黄さん登場です。6月のチャリティコンサートでは10万円、今回のコンサートでは20万円を、民族教育を守るためのホンギルトン基金にカンパすることができたことを報告してくださいました。本当にコマッスムニダ、私たちも「火曜日行動」もっと頑張りますね。




 最後の合唱です。











 みなさんご苦労様でした。そしてコマッスムニダ!歌は素晴らしい!

 ウリの歌でウリの学校を支援するチャリティコンサートが成功裏に幕を下ろしました。




 チャリティコンサート終了後孫たちが楽屋に届けたお祝いの花です。




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回想69 兵庫歌舞団のライブ「アラリヨ」に行って来ました。

2013-12-29 22:43:56 | イベント


  10月14日、兵庫歌舞団のライブ「アラリヨ」に行って来ました。

 4月の初ライブに行きましたが、その時とは全く違った雰囲気の、しっとりしたライブでした。

 いつも思うことだけど観客と一体化されたライブは、本当に気持ちの良いものです。韓さんの笑顔は100万㌦の笑顔です。

 金さんと鄭さんの舞踊もますます磨きがかかって、とても素敵でした。又漫才してほしかったなぁ。

 4月のライブの時,寸劇兼漫才の台本を書いてくれたという元歌舞団のスターラ・ヨンファさんと、40年ぶりの再会を果たしました。本当に偶然ですが。今日の最大の収穫です。彼女との再会は!娘時代に戻った気分でした。




 ではライブを写真で楽しんで下さいね。































































































































































  素晴らしいライブでした。ゲストの金剛団歌劇団の奏者たちの演奏はさすがでした。

  終了後近くにいた人たちと入り口で出演者たちと写真を撮りました。その時に先輩だけど同じ時期に大阪と兵庫で歌舞団活動をしていたラ・ヨンファさんと再会したのです。





 リョンナさんのシオモニは、何と昔から良く知っている白先生でした。なんという偶然!







  ライブ終了後4人で近くの抹茶屋で乾杯しました。





 左側の梁先生は園田初級時代の1年後輩です。

 1時間半ほど喋って喋って楽しい思いで話に花を咲かせました。又会う約束をしました。




 新長田駅横で春に「統一マダン」で見た鉄人28号を記念に撮りました。

 

 三宮で新快速が来るまでラさんが一緒に待ってくれました。コマッスムニダ。

 大阪駅到着です。




 家に到着してFbに写真をアップしていたらラ・ヨンファさんからメールが来ました。本当に情の深い方です。いつか機会があれば漫才しようと話しあいました。楽しい1日でした。



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回想68 「風・パラム伝説」コンサート

2013-12-29 22:35:44 | イベント
 9月28日、太陽の広場で「風・パラム伝説」が行われました。



  ウリハッキョの卒業生であり、元金剛山歌劇団で活躍していたパク・スナさんです。大阪出身です。






 学生時代もそうでしたが物静かな印象が少しも変わりません。カヤグムの演奏には磨きがかかり音色がとても良かったです。

 永遠の舞姫パク・ソンミさん、ウリハッキョの卒業生で有り元金剛山歌劇団で大活躍していました。大阪出身です。













 自身も舞台に立ちますが後進の指導に全力を注いでいます。素晴らしい舞踊手です。美しく、柔らかく、清潔な色香があり、見る者すべてを暖かく包んでくれます。









 ウリハッキョの卒業生です。コ・リョンウさん、今勉強中ですが、いろんな舞台に出させていただいているラッキーボーイです。





 チャンセナプ独奏をさせていただいていました。もっともっと勉強して大物になって世界を駆け巡ってくださいね。中級部時代男一人でも50数人の女学生に揉まれながら民族楽器部で頑張りました。凄い根性の持ち主です。



  再度ソンミさん登場です。この踊りー崔承喜作「荒波を越えて」この踊りをこんなに素晴らしく踊れる人は、そうざらにいるものではありません。誇らしいです。 
















   
「風・パラム
それは鮮やかな虹色の光を放ち
 穏やかにやさしく頬をなで
 互いの乾いた心を潤し
 氷のように固く握りしめた拳を開き
 美しく小さな芽を育み
 力強いうねりとなり
 大きな大輪の花となり
 歓喜に溢れた祝祭の場を彩る」

 韓さんの語りがとても素晴らしかったです。













 器楽演奏に舞踊が重ねられ素晴らしいコラボが始まりました。





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 あまり長くないコンサートが終わりました。ウリハッキョの卒業生たちが本国の人や日本の方々に少しも引けを取らず堂々と演奏活動をしていることが頼もしく、とても嬉しく思いました。






 コンサートが終わった後、一緒に行った友人と感想を語りあいながら楽しいひと時を過ごして帰路に着きました。









 今日は二つのイベントに参加できた幸せな日でした。




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回想67  「キム・キガンさんの一人芝居 子犬のうんち」

2013-12-29 22:19:27 | イベント
   9月28日土曜日10時半より中大阪の幼稚班の教室で、滋賀県在住の劇団「トル」のキム・キガンさんの一人芝居「こいぬのうんち」が上演されました。素晴しい!のひとことです。踊りあり、歌あり、笑いあり、感動ありで子供たちを魅了しました。

 こんな素晴らしい劇団がこんなに近くにあったなんて、本当に感動です。

 劇団「タルオルム」と共にこれから応援しようと思います。

 動きが速いのでうまく写真は撮れませんでしたが雰囲気だけでも味わってくださいね。

 朗読すれば10分ほどで終われる原作を、1時間かけてじっくりと見せてくれました。アドリブの連発に子供たち大喜びです。

 歌も踊りも動きもセリフもすべて一級品です。是非全国のウリハッキョで上演されることを願っています。

 初めは本題に入る前、子供たちの心をつかむため、歌って踊って頑張ります。



 スタッフの皆さんです。







 カリフォルニア大学から民族教育の研究に来ている私のチングのキョンヒさんも紹介されていました。








 サァ本題に入りますよ・子犬登場です。































  子犬が残していったウンチは自分のことを卑下し泣き続けます。













 子供たちを巻き込んで飽きさせません。「マダン劇」の強みです。







































 鶏までも子犬のウンチを馬鹿にします。しかし







  タンポポの芽が現れます。タンポポは自分が花を咲かせるためにはうんち君の助けが必要だと言います。













  うんち君のおかげでタンポポはお星さまのように美しく咲き、芳しい香りを周りにまき散らしてくれました。











 笑って笑って最後はほろりとさせます。

 伴奏者が紹介されます。





  みんなで記念撮影です。変顔をしようと呼びかけるキガンさん、みんなの顔が面白い!




 校長先生とお話されるキガンさん。



 清々しい方です。いっぺんに好きになりました。

 フェイスブックで繋がっていたのですぐにわかって下さり、少しだけお話させていただきました。

 ウリマルも判らなかった自分が済州島に行き「ノリッペ ハルラサン」のおかげでウリマルも習い、民族に目覚め今は、在日問題をテーマーにした作品作りに励んでいるそうです。近くで見たら本当に綺麗でチャーミングな方です。うちの長女と同じ年ですが、この若さで劇団を持ち一人芝居をされるとは本当に素晴らしいです。これからも公演を観に行く約束をしました。頑張ってね。キガンさん、心から応援いたします。





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回想66 「朝鮮大学校 学術文化行事 IN 大阪」

2013-12-29 22:09:07 | イベント
   9月18日 大阪朝高の文化会館にて「朝鮮大学校 学術文化行事 IN 大阪」が行われました。

  前日にこの行事の話を初めて耳にしました。

  11時から朝大軽音楽団のコンサートや講演会等いろんな予定があるそうですが、学童を休むことはできないので、許可を受けて1時40分から3時まで行われた演劇だけ見て帰りました。




  久しぶりの母校です。






 1時40分きっかりに演劇が始まりました。ムンビョンラン先生の詩「植民地の国語の時間」を土台にして脚本が書かれたようです。



 画像が悪くて申し訳ないです。雰囲気だけ味わってくださいね。






































































 朝高生たちのための公演でしたが、私たちの胸にも十分伝わりました。

 クゴ(朝鮮語)よりも英語や日本語の科目の方が好きだし、これからのためになるという朝高生たち、何でウリマルを常に使おう、100%使おうという運動をするのかその意義が全く分からない、クゴの時間を減らしてほしいとまで言います。出演者の口から現実味を帯びたセリフがポンポン飛び出します。

 どんな気持ちで在校生たちは演劇を見たことでしょう。劇のはじまりのころは集中せず、だるそうにしていた学生たちの態度が劇の進行と共にどんどん変わっていきます。

 劇中のフイクションとはいえ、クゴの授業時間を制約され、しまいにはクゴの授業を受けることまでが罪になり、まるで植民地時代のときのように、クゴの教科書を無残に燃やされたとき、学生たちは初めて気付くのです。何故クゴを勉強せねばならないのかを、クゴがウリマルがどれほど大事なものであったのかを!

 いくらフイクションとはいえ、クゴの教科書が燃やされる場面では胸が張り裂けそうでした。

 劇中、公安役の学生が言います。「君たちは盆栽だ」と、守ってくれる人がいなければ一人では何もできない」と!

 悔しいけれど、学生たちが言います。「自分たちは盆栽じゃない。大地にしっかり根をはった大きな木になる」と。

 「ここまで言っていいの?」と思うぐらい大胆なセリフがポンポン飛び交います。しかし現実をしっかり見てこそ次のステップがあるのでしょう。共感しました。在校生たちの感想を是非聞いて見たいと思いました。

 午前中に公演した軽音楽団も最終のご挨拶です。





 最後に責任者(教え子の希誠さん)が力強く挨拶しました。立派になった教え子たちの姿ほど美しいものは、この世に無いように感じます。















 公演は3時きっかりに終わりました。朝大生たちと話をしたかったのですが4時までには学童に戻らなければなりません。幕が降りた途端、誰とも挨拶もできないまま走ってバス停に行きました。3時4分のバスに間に合いました。

 近鉄電車に乗り今里で降りて駐輪所に預けていた自転車に乗り、一目散に学校まで走りました。到着は3時45分でした。約束より15分早く到着しました。

 子供たちが全員帰りふと空を見上げると、真ん丸お月さんがにっこり笑っていました。



 下の孫たちの夕食をおえ帰宅し空を見上げると、8時半のお月様もとても綺麗でした。



 明日はいよいよ中秋の名月ですね。
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