ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

「BEAKJA ひとりでほろ酔いコンサート IN 大阪コリアタウン観音寺」行って参りました。

2014-08-29 22:24:37 | イベント

  「BEAKJA ひとりでほろ酔いコンサート IN 大阪コリアタウン観音寺」行って参りました。

  FB嘘みたいな本当の在日話を主催されている金さんからのお誘いを受け、ライブに行って参りました。







  インターネットを通じてウリナラバンドのペッチャさんの歌は良く聞いておりました。

  特に「蔦―タムジェンイ」が好きで、何回聞いたか知れません。それをじかに聞けるのですから行かないはずがありません。

  ペッチャさんは詞も曲も両方創作される方ですが「タムジェンイ」は私の大好きな南の詩人ト・ジョンファンさんが書いた詩にペッチャさんが曲を付けたのです。この歌は詩がとても素晴らしいので、南ではいろんな方が独自の感覚で曲を付けて歌っています。

  朝鮮高級学校の国語の教科書にも掲載されている詩なので、もっと親近感を持っていることでしょう。昨年の中央朝鮮学生芸術競演でこの詩をモチーフにし、舞踊を創作した大阪朝高の舞踊が、見事金賞を授与し、優秀作品として発表会で絶賛を浴びたことを記憶している方も少なくないと思います。 

  ト・ジョンファンさんは最近も「セウォル号」犠牲者の追悼式で、亡くなった高校生の心情を描いた「オンマ」という詩を創作し朗読しました。ソウルが涙の海に化したことは云うまでもありません。


   少し横道にそれてしまいましたね。本題に戻ります。

   開演の20分ほど前に到着したのですが、大勢の方がお見えでした。

   会場では映像が流されていました。






   右も左も知り合いだらけです。(Fbで予約を受けておられましたから・・・)

   カリフォルニアから京都に帰っているハ・ギョンヒさんとも久しぶりに再会しました。9月の中ごろに帰るそうですが、その前に又会おうと約束しました。


   ライブ中は写真撮影は駄目だというので撮っていません。残念だけど…

   主催者側を代表して韓さんともう一人の方が簡単な挨拶をされました。






   ペッチャさんが登場しました。







   韓さんの娘さんが初めの2曲を打楽器で伴奏していました。7番目の「ウリハッキョは私たちのふるさと」もペッチャさんと二人で歌ったのですが、娘さんは歌もとても上手でした。韓さんの奥さんが通訳をされ家族総出での応援でした。長年家族ぐるみのお付き合いをされてきたこと、一目で分かり、ほほえましかったです。


  1時間半びっしり14曲!どれも素敵な歌 歌 歌!ノリノリでした。

  「ハナ」、や「ウリハッキョは私たちのふるさと」、「蔦-タムジェンイ」ももちろん良かったけど,今日は河島英五の歌が一番良かったような気がします。絶叫に近い感情移入でした。


  ライブ終了後、入り口に行って見ると画家の金斗鉉先生もお見えでした。京都歌舞団のトンムたちとも会えました。

   音響は安健司さんが手伝ったようでとても嬉しかったです。

   企画してくださった方々本当にコマッスムニダ!久しぶりに全身で歌を聴き、手拍子しながら聞きました。

   CDを買おうと思ったら藤永先生がサインを貰っていらっしゃいました。(盗撮しましたぞ。先生 笑)




   CDは買ったけどサインはあきらめました。長ーい行列ができていましたから…




   帰ってきてすぐにCD聞きながらブログ書いています。

   今度は在日の歌手と南の歌手の共演ライブが見たいですね。  
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8月29日、無償化裁判を傍聴しました。

2014-08-29 14:31:34 | 日記
 今日は無償化裁判の日です。




 金星姫弁護士の意見陳述初デビューの日です。




 
 「初めて裁判の傍聴にきました。」という方が大勢いらっしゃいました。そのためか抽選に漏れた方が多々おられお気の毒でした。

  ウリハッキョ出身の金星姫弁護士が、意見陳述を堂々とされ感動すら覚えました。


「意見陳述要旨」

2014(平成26)年8月29日

第1 大阪朝鮮高級学校が高等学校の課程に類する課程を有すること
 1 教育目的
 2 教育課程
 3 卒業生の進路
 4 部活動
 5 基礎学力及び資格取得
 6 小括
 
第2 大阪朝鮮高級学校の存在意義
 1 はじめに
 2 朝鮮学校の成り立ち
 3 民族教育の重要性―朝鮮学校は自身のルーツである朝鮮半島の文化を継承できる場―
 4 民族教育の重要性―朝鮮学校は朝鮮人である自身を否定することなく人格を形成発展できる場―
 5 朝鮮学校は、地域同胞コミュニティの中心地

第3 小括

  大阪朝鮮高級学校を含む朝鮮学校の歴史的特徴や存在意義は十分尊重されなければならない。

   これらを尊重する視点を全く持たず、単に朝鮮民主主義人民共和国や朝鮮総連との関係を否定的にのみ考慮して行った文部科学大臣の不指定処分は、外国人学校の自主性を歪める違法な処分である。
 



  李弁護士も残りの部分を報告会で述べてくれました。



  新しく弁護団に入られた方が紹介されました。








  傍聴には大阪朝鮮高級学校生12名が最前列に並びました。



  この中に、教員生活最後の年に、直接教えた学生が3人も入っています。頼もしく思いました。






  ジュネーブの国連人権委員会に保護者として、青商会代表としても参加し、訴えた申会長より報告がありました。

  いかに国際社会で日本の人権無視が批判されているか、朝鮮学校差別は普遍的な人権の問題であり、けして孤立していないと勇気が出ました。





  最後に長崎さんから裁判所に提出する署名活動を最後まで頑張ろうと、お話がありました。


  報告会が終わってから「カルガモ会」で、ランチしに行きました。いつもの所です。






  珍しい秋刀魚のスパゲティです。私が食べたのではありませんが・・・



  牛ハラミのステーキ、これも私が食べたものではありません。肝心の自分が食べたものは撮るの忘れました。(苦笑い)



  このコーヒは全員同じものです。すべてコーヒーつきで1000円です。

  日本の友人の皆さんは本当にいろんな勉強を良くされてるねぇと、クッスンさんと話しました。

  「原発問題」、「セウォル号」問題、「従軍慰安婦問題」、「日朝国交正常化問題」と話は尽きません。

   平均年齢6?歳!皆さん、気持ちは青春真っ只中です。

  「淀屋橋駅」まで5人で歩きました。











  背が低いけど特別に改良された(?)百日紅なのですよ。大阪市庁の前に一杯咲いていました。




 

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8月26日、114回目の「火曜日行動」です。

2014-08-26 14:31:01 | 火曜日
8月26日、114回目の「火曜日行動」です。






  8月26日、114回目の「火曜行動」です。


  一番乗りは生野初級の先生方でした。100人力です。





  いつも一人で来られている梁ハルモニは今日孫娘さんを連れてこられましたよ。






  中大阪の尹校長先生、写真を撮らせてくださいと云うと顔を隠されましたが、撮りました。





  教え子たちが教師になり頑張っています。





  歌舞団に入団した教え子の康さんも初めて来ました。





  マイクアピールの始まりです。今日も長崎さんの優しく力強いアピールから「火曜行動」が始まりました。























  館山さんは開始10分前には到着されて勇気を分けてくださいました。



















  アピールは女性同盟のアギさんです。

[ 気いつけや、あんたのことやで その差別!]


大阪弁から始まったユニークなアピールに知らぬ間に顔がほころびます。












  次のアピールは2回目の高先生です。前も驚きましたが、今回はもっと驚きました。なんと雄弁なこと。アボジ、オモニの影響で書物をたくさん読み、ウリハッキョの先生方のおかげでわからないことはとことん調べてみる姿勢を貫いてきたそうです。「私は口下手だから」じゃなく、みんなが高先生のように自然に自分の考えをアピールできたら良いなぁと思いました。







  新人先生登場です。ウリハッキョへの想い、教壇に立ってもっと強く感じたウリハッキョへの想いを新鮮な言葉と熱い想いで述べられました。






  新人とベテランのバランスが良く、、アピールはとても効果をもたらしたと思います。



  「火曜バンド」の皆さん、勢ぞろいです。ウリナラの新しい曲もドンドン演奏してくれます。

  私も今日、久々に詩の朗読をいたしました。


  2010年8月1日に刊行された「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」の中から一番好きな金芳順さん作の「そこに立つ意味を」を朗読させていただきました。

  詩人の河津さんと共に、2週間毎晩2時、3時まで作業を続け、この本を作り、文科省に届けるため、大勢の詩人たちと共に東京に行って要請活動をした2010年8月の焼けつくような太陽を思い出しました。





  「火曜行動」に何回も参加されている生野初の梁校長先生もアンソロジーに詩を提出してくださいました。













 今日はエミさんに〆の歌「この坂を上れば」の音頭を取っていただきました。若い声が府庁前こだましました。

  











  いつもの総括会です。






  今日嬉しいことがありました。

  J支部の委員長が「詩を書いたので見てほしい」と持ってこられました。

  粗削りだけど「火曜行動」に対する想いが「飴おばさん」という詩に溢れていました。

  校正終われば新報社にも送りブログにも掲載させていただきますね。感動で胸がいっぱいになりました。





  大阪城公園の中を走りながら秋の気配を感じました。

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8月23日「朝鮮舞踊教室HANA」開設20周年記念公演を観ました

2014-08-24 10:52:03 | イベント
8月23日「朝鮮舞踊教室HANA」開設20周年記念公演を観ました



 8月23日「朝鮮舞踊教室HANA」開設20周年記念公演を観ました。

 [hana]の代表ー金里美さんとは30年来の友人です。

  私が東大阪中級学校の新米教員だった1980年代共に東中でクラブ指導をしていました。

  芯が強く金家の長女としていつも家族を支えていた彼女は、仕事をしながら週に何回かは学校に来て舞踊部の指導をしていました。

  そんなある年の芸術発表会で音楽舞踊劇「民族教育を守ろう」を彼女と共に創作したのです。

  あるハルモニと孫のお話から始まり、ハルモニの回想から物語は展開されます。ミュージカルのような舞台でした。

  台本は私が担当し、作曲は尹忠新先生が担当し、舞踊創作は金里美先生が担当しました。歌あり、踊りあり、セリフあり、合唱詩ありの力作だったと今振り返っても忘れられない舞台でした。

  遠くからデジカメで撮ったのですべての写真はピンぼけていますが、雰囲気だけ味わってくださいね。

1.オープニング「歓び」

  最初から凄い花火のような照明から始まったので度肝を抜かれ写真にはちゃんと写っていません。ご容赦を・・・





















  司会のオ・ソンヒさん、丁寧で素朴な司会ぶりでした。









 2.「大きくなあれ」








 3.「小太鼓の舞」













 次の演目紹介は斬新でした。出演者を舞台に登場させての紹介です。









 4.「童舞」








 5.「太鼓の舞」










  6.「チュルチェパンウルの舞」






  見惚れすぎて写真撮るの忘れたほどです。息もぴったり3人姉妹の舞です。


  7.「仮面劇」







   1部の最後の作品紹介の前にインタビューです。









  司会者も夫愛美さんも教え子です。周さんはじかには教えていないけど東中の卒業生です。教え子たちの活躍は本当に嬉しくて胸がいっぱいになります。愛美さんが3姉妹に舞踊を続けさせてくれたオモニへの感謝で涙ぐむシーンは、まるでドラマのように感動的でした。


  8.「風月」






















  2部です。

1.「朝天舞」


























  一緒に観た日本の友人がこの舞踊が一番良かったと云ってました。

2.「舞姫」













  画像を通じて舞踊教室の歴史や練習風景、出演者たち一人一人が紹介されました。素晴らしい編集です。心遣いが細やかで好感持てました。




 3.「錦の山河」












  4.「アバッの舞」








  里美先生の長女リソンさんです。孫のユニが大変お世話になりました。










  5.「駒の舞」







  劇団「タルオルム」の演技派子役でも大活躍の彼女、踊りもキビキビと上手でした。ちなみにオモニは歌手の順愛さん、アボジは教え子のチョロさんです。


  6.「手太鼓の舞」








  7.「チャンゴの舞」







 段々と電池が無くなってきました。


  8.2部の最後は、農楽「ハナーひとつ」
















  出演者全員が花束を抱いて登場です。









  この花束は出演者全員の保護者に感謝を伝えるため里美先生が準備されたものです。最後まで細やかな演出に感動です。


  最後に里美先生登場です。感謝の意を述べられました。






  感極まって声を詰まらせた金里美先生。20年前、先生が教室を始められた年に生まれた息子さんは今年二十歳になりました。

  二人のお子さんを育てながら、妹さんのお子さんまで見守りながら、なお旦那様をささえ、ご自身の信じる道をまっすぐ歩んで来られた先生!あなたのその真心に感動しました。

  朝鮮舞踊を通じて3世、4世,5世たちの心に民族に対する愛着心を育てようとしたあなたの真心が果てしなく美しい!

  だから出演者たちみんな誇りに溢れ、自信に満ちていました。
 







  里美先生、出演者の皆さん、お疲れ様でした。たくさんの感動をコマッスムニダ!裏方をされた歌舞団の皆さんもご苦労様でした。

  「継続は力なり」!

   30周年、40周年と続けてくださいね。




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追憶36  2014・8・24 「高寅順遺作展」が開かれました。

2014-08-23 22:19:04 | 日記
8月23日、24日 「高寅順遺作展」が開かれました。



 8月23日、友人と共に、谷町六丁目のMIRAIEギャラリーにて開催された「高寅順遺作展」に行って参りました。


IR



 旦那様のソンチョルさんから案内のハガキを頂いてから待ちに待った日です。


 入り口に、案内ハガキに印刷されていた「追憶」という書が掲げられておりました。





 展示場内にはハンドルさんの「ホルロ アリラン」が流れておりました。







  この二つの作品はハンドルさんの歌 「ホルロ アリラン」から抜粋されたものです。





  次の作品は上段は2005年度、中段は2006年度、下段は2007年度とあります。

  2005年夏、寅順さんは医師から乳がんであることを告げられます。作品には苦悩の中にも最後まで生きぬく決心がありありとうかがえます。













   
    時間を見て作品を訳させていただきますね。今日は時間が無いので原文だけご覧ください。





  この作品は息子さんたちの高校最後の運動会の日、幼い時は自分が手をひいて一緒に走ったのに、高3の運動会では息子さんが逆に自分の手をひいて走ってくれたと、息子さんの成長を心から喜こんだ、その日の感動を書いておられます。





  この作品は2000年6月15日、南北の首脳が手と手を取り合って南北共同宣言を発表した日の感動を「握手」という素晴らしい文で完結明瞭に記されています。寅順さんは書芸家でしたが、素晴らしい詩人でもあられたとつくづく思います。





  この作品は文芸同大阪文学部の朴泰進(滋賀県在住)さんの作品を書かれました。後日訳詩を掲載させていただきますね。




  陸上部であった娘さんの800メートル競技の始まる瞬間、娘さんと共にドキドキした体験を見事に表現されています。




  この作品はもう一人の息子さんのサッカー試合を応援しながら書かれたようです。







  千字文を漢字で、般若心経をハングルで書かれました。





  この書は最後の遺作3作のうちの一つです。右の写真はこの遺作のイメージを旦那様が写真で復元されました。




   この書は最後まで治療をしてくださったお医者様に感謝の心を込めて贈ろうと書かれた遺作です。





   この書は同じ病気で闘病生活を共にした親友のご主人を想い残された遺作です。この書を受け取られご本人はとても勇気づけられたようです。残念ながらしばらくして、この書を受け取ったご本人もお亡くなりになりました。この二つの書は今回の展示会のためお医者様と故人の親友の好意で展示させていただいたようです。












  写真はあくまでも遠方のご友人たちが見ることができるようにとアップしましたが、私が写した拙い写真では到底寅順さんの素晴らしい書の世界をお伝えすることはできません、近畿にお住いの方は明日午後3時には終了するので是非じかにご覧になってください。

  人間はこの世に生を受けた以上、いかに生きるべきか、最後の日をどのように迎えるべきかをしっかり教えてくださったように思えました。寅順さん、本当に有難うございます。あなたは本当に強い方でしたね。ご子息たちはあなたの背中を見て育ち、立派に成長されましたよ。













  一人娘のヒスクさんが送ってくれました。

  悲しみを通り越し勇気と感動を戴いて展示場を後にしました。


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